続・君につづく道

びぅむ

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第30部 キケンな歓迎会

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私の会社の人たちは驚いて私を見て、

「きゃあ!」

「え?!もしかして、その人が?!」

「噂の彼氏!?すっごい年上の!」

とみんなが騒いでいる。私はドン引きしてみんなを見るけれど、理のそばに座れるのは嬉しかった。芳沢さんは私の向かいの刑事さんをどかしながら、

「はい、ずれてずれて!2人ここに揃ったから、はい、ポン酒。新しいの頼んだから熱いよ。こうしてみんなで飲めるなんて珍しいから、いいね!新鮮で」

と相変わらずマイペースにお酒を勧めてきた。私は目の前のお猪口を持って、芳沢さんが注いでくれると、クイッと飲み干した。

「お前、さっきからずっとその飲み方…」

隣で理もためいきをつく。私の隣の刑事さんも、私に熱燗を注いでくれると、理も芳沢さんに注がれて日本酒を一口飲んだ。

「坂井。その染みったれた飲み方、なに?女子?これくらい、飲み干せ。雪子を見習え!」

「だめ。理はそんな飲み方しちゃ駄目だよ。私が飲むから」

余裕の笑顔で私は言って、また日本酒をクイッと飲み干した。理が隣にいてくれてると思うと、それだけで安心して、ちょっと無茶な飲み方もしてしまう。
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