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第30部 キケンな歓迎会
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「ところで、お二人は友達ですか?!」
佐久間さんが訊ねると、芳沢さんは微笑んで徳利を持って私のお猪口に日本酒を注いだ。ついでに自分の分も注いでいる。
「雪子ちゃんの彼氏が私の元セフレだったの」
「は?!」
みんなが驚いて声を上げる。そりゃ驚くでしょ。てか、やめて。そういうこと言うの。
「芳沢さん…!」
「ほんとのことだもーん。勝てる思ったのに、酒で負けた…!」
「そこ?!」
もちろん、みんなのツッコミどころ、よく分かる…。私は日本酒を一気に飲んで、佐久間さんが隣でまた私の日本酒を注いでくれる。で、私はまた飲む。
「なので、今のところまだ勝ちがないのよね。いつか潰すわ。」
「私のこと嫌いなの?芳沢さん…。寂しがりやのくせに」
私が眉根を寄せて言うと、芳沢さんは眉間にシワを寄せて、
「は?!な、なに言ってるかな?!そんなわけないじゃん!」
強がってるくせにね。芳沢さんはまた日本酒を飲んで、私を睨みつけた。
「あ、芳沢さん。向こうでみんな、呼んでますよ。日本酒飲みたいんじゃない?」
と私が言うと、「まじ?」と言って芳沢さんは立ち上がり、刑事さんたちの席に徳利とお猪口を持って移動した。
あー、静かになった。
佐久間さんが訊ねると、芳沢さんは微笑んで徳利を持って私のお猪口に日本酒を注いだ。ついでに自分の分も注いでいる。
「雪子ちゃんの彼氏が私の元セフレだったの」
「は?!」
みんなが驚いて声を上げる。そりゃ驚くでしょ。てか、やめて。そういうこと言うの。
「芳沢さん…!」
「ほんとのことだもーん。勝てる思ったのに、酒で負けた…!」
「そこ?!」
もちろん、みんなのツッコミどころ、よく分かる…。私は日本酒を一気に飲んで、佐久間さんが隣でまた私の日本酒を注いでくれる。で、私はまた飲む。
「なので、今のところまだ勝ちがないのよね。いつか潰すわ。」
「私のこと嫌いなの?芳沢さん…。寂しがりやのくせに」
私が眉根を寄せて言うと、芳沢さんは眉間にシワを寄せて、
「は?!な、なに言ってるかな?!そんなわけないじゃん!」
強がってるくせにね。芳沢さんはまた日本酒を飲んで、私を睨みつけた。
「あ、芳沢さん。向こうでみんな、呼んでますよ。日本酒飲みたいんじゃない?」
と私が言うと、「まじ?」と言って芳沢さんは立ち上がり、刑事さんたちの席に徳利とお猪口を持って移動した。
あー、静かになった。
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