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第30部 キケンな歓迎会
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「このひと、うちでクダまきそうなんだけど」
と私が言うと、理は頭をかいて芳沢さんの腕を掴んで立ち上がらせた。
「おい、芳沢」
「まだ全然飲んでないのよ。少しは飲ませてから戻させろ」
芳沢さんはギロッと理を睨みつけた。
飲んでないくせに、なんでキレてんの?
私は呆れて芳沢さんを見ると、ふと理は私の前に置いてあるワインのボトルを見て、
「ボトル…空けたな?」
と言って眉をひそめて私を見ると、私は唇を尖らせて横を向いた。
とりあえず、理は芳沢さんを連れて刑事側の壁側の席にいってしまった。理は周りの刑事たちと笑い合って、早速ビールを飲んでいる。疲れてるのに、楽しそうだ。私はそんな理を見つめていると、
「え?もしかして、あの中に渡部さんの彼氏がいるの?」
「え?どこ?」
「だれ?」
みんなが向こうにいる男性を端から品定めを始めた。
やめて。恥ずかしいから。どうせ「オッサン」とか言うんだもん。全然オッサンじゃないのに。寧ろ中身は十代だよ、タフなとことか。
私は残りのワインを自分のグラスに注いでいくと、
「ちょっと!ワイン終わった?次、日本酒ね!すみませーん!店員さーん!」
と叫びながら芳沢さんがまた私たちの席に急いでやってきて、私の向かい側に座り込んだ。
と私が言うと、理は頭をかいて芳沢さんの腕を掴んで立ち上がらせた。
「おい、芳沢」
「まだ全然飲んでないのよ。少しは飲ませてから戻させろ」
芳沢さんはギロッと理を睨みつけた。
飲んでないくせに、なんでキレてんの?
私は呆れて芳沢さんを見ると、ふと理は私の前に置いてあるワインのボトルを見て、
「ボトル…空けたな?」
と言って眉をひそめて私を見ると、私は唇を尖らせて横を向いた。
とりあえず、理は芳沢さんを連れて刑事側の壁側の席にいってしまった。理は周りの刑事たちと笑い合って、早速ビールを飲んでいる。疲れてるのに、楽しそうだ。私はそんな理を見つめていると、
「え?もしかして、あの中に渡部さんの彼氏がいるの?」
「え?どこ?」
「だれ?」
みんなが向こうにいる男性を端から品定めを始めた。
やめて。恥ずかしいから。どうせ「オッサン」とか言うんだもん。全然オッサンじゃないのに。寧ろ中身は十代だよ、タフなとことか。
私は残りのワインを自分のグラスに注いでいくと、
「ちょっと!ワイン終わった?次、日本酒ね!すみませーん!店員さーん!」
と叫びながら芳沢さんがまた私たちの席に急いでやってきて、私の向かい側に座り込んだ。
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