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第30部 キケンな歓迎会
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女子たちが声を上げると、今度は別の席にいた同じチームの男子がもう1人やってきた。私より一つ下らしい。名前…名前…もう覚えてない。
「じゃ、俺も。渡部さんと飲みたかった!佐久間さん、独り占めはダメですよ」
そう言うと、みんなは笑い合っている。
うざいから、…みんな、潰すか…!
徳田さんは私の横顔を見て、
「あれ?なんか、怒ってる?渡部さん、怒ってる??」
と心配そうに聞いてくるけど、シカトした。そこにすぐにワインがボトルで運ばれてきて、
「誰だー!勝手にボトル頼んだやつー!」
と課長が向こうで怒っている。徳田さんが笑いながら、
「すみませーん」
と明るく笑って誤魔化した。
そうして、私を含む6人でワインを飲んでいた。6人じゃボトルなんてあっという間に空けちゃうんだけど。
そこに、隣の空いてる宴会席の団体がきた。
「なんだよー。個室じゃないじゃんかー!」
「えぇ?!出禁にならないように、みんな静かに飲めよー」
「おーー!」
「そういう芳沢さんが一番危険だろうが!」
めっちゃ聞き覚えのある声が次々と聞こえてくると、私は顔を上げて彼らを見た。
松林さん。袴田さん。芳沢さん。他にも知っている顔が続々現れる。
「ゆ、雪子ちゃん?!なんだぁ!雪子ちゃんたちもここで飲んでたんだね!」
「じゃ、俺も。渡部さんと飲みたかった!佐久間さん、独り占めはダメですよ」
そう言うと、みんなは笑い合っている。
うざいから、…みんな、潰すか…!
徳田さんは私の横顔を見て、
「あれ?なんか、怒ってる?渡部さん、怒ってる??」
と心配そうに聞いてくるけど、シカトした。そこにすぐにワインがボトルで運ばれてきて、
「誰だー!勝手にボトル頼んだやつー!」
と課長が向こうで怒っている。徳田さんが笑いながら、
「すみませーん」
と明るく笑って誤魔化した。
そうして、私を含む6人でワインを飲んでいた。6人じゃボトルなんてあっという間に空けちゃうんだけど。
そこに、隣の空いてる宴会席の団体がきた。
「なんだよー。個室じゃないじゃんかー!」
「えぇ?!出禁にならないように、みんな静かに飲めよー」
「おーー!」
「そういう芳沢さんが一番危険だろうが!」
めっちゃ聞き覚えのある声が次々と聞こえてくると、私は顔を上げて彼らを見た。
松林さん。袴田さん。芳沢さん。他にも知っている顔が続々現れる。
「ゆ、雪子ちゃん?!なんだぁ!雪子ちゃんたちもここで飲んでたんだね!」
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