485 / 652
第29部 優しいうたがきこえる
10
しおりを挟む
滋と理はダイニングでビールを飲み続けている。今日は二人ともうちに泊まる。たまには私は美夜と語りながら寝たいから、客間で一緒に寝ることにした。
「え?付き合ってんなら同じ部屋でいいんじゃね?なに?声聞こえちゃうから遠慮?」
と理がお風呂あがりに言うと、思わず私は理を後ろから軽く蹴った。
「理のいう『つきあう』が、みんな当てはまるとは限らないのよ!」
「は?なんで?え?まだなの?ガキか!!」
デリカシーなさすぎる。ゼロじゃない。マイナスポイントだ。
客間で、私と美夜はセミダブルベッドに一緒に横になっていた。
「坂井さん、つきあう=エッチなわけ?」
と美夜が呆れて言うと、私は頷いた。
「彼はね、そうかもね。先にカラダなのかも」
「え?もしかして、雪ねぇも…、そうだったの?!」
「え?!」
まさか、美夜とそんな会話をする時が来るなんて…。
「…ねぇ。坂井さんと実際付き合って、どれくらいなの?」
美夜はうつ伏せになって頬杖をつくと、私は目を丸くして美夜を見た。
「…正式に付き合ったのは…二十歳過ぎてから、かな」
「そうなんだ。きっかけは??」
「え?付き合ってんなら同じ部屋でいいんじゃね?なに?声聞こえちゃうから遠慮?」
と理がお風呂あがりに言うと、思わず私は理を後ろから軽く蹴った。
「理のいう『つきあう』が、みんな当てはまるとは限らないのよ!」
「は?なんで?え?まだなの?ガキか!!」
デリカシーなさすぎる。ゼロじゃない。マイナスポイントだ。
客間で、私と美夜はセミダブルベッドに一緒に横になっていた。
「坂井さん、つきあう=エッチなわけ?」
と美夜が呆れて言うと、私は頷いた。
「彼はね、そうかもね。先にカラダなのかも」
「え?もしかして、雪ねぇも…、そうだったの?!」
「え?!」
まさか、美夜とそんな会話をする時が来るなんて…。
「…ねぇ。坂井さんと実際付き合って、どれくらいなの?」
美夜はうつ伏せになって頬杖をつくと、私は目を丸くして美夜を見た。
「…正式に付き合ったのは…二十歳過ぎてから、かな」
「そうなんだ。きっかけは??」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる