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第28部 ファーストキス
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「泣いちゃう?嘘ばっかり。でも理は、なんでそんなに元気なんだろう?」
「ふふふ。自覚がないのが、厄介だな」
「なにが?」
雪子はまだ不思議そうな目で俺を見つめるが、俺は何食わぬ顔で雪子の髪を静かに撫でた。
今すぐ抱きしめてキスしたいのに。テーブルに押し倒して、すぐにその中に入りたいのに。
今は、おあずけだ。
そこに、メインディッシュが運ばれてきて、雪子のテンションが上がり始めた。瞳がキラキラしてる。
「ハンバーグよ!」
可愛いやつ。単純だな。
*
レストランでは昔の話を色々してて、全然料理を食べた気になっていなくて、妙に腹が減っている。
「なんか食材、買いに行こうか」
「今から?」
「なんか、食べた気がしない」
俺は運転しながらそう言うと、雪子は微笑んで頷いた。
「分かる。私も」
コテージの近くのスーパーは23時まで開いてある。俺はスーパーの駐車場に車を止めて、買い出しを決めた。
「冷凍庫もあるし、数日分買いだめよう」
「必要な分だけね」
「はいはい」
俺はカートを出して買い物カゴを乗せると、雪子は微笑んで俺の隣にピッタリくっついて一緒に歩き出した。
「明日の朝は、なに食べる?」
「ご飯。和食系」
白いご飯と味噌汁は定番だ。
「ふふふ。自覚がないのが、厄介だな」
「なにが?」
雪子はまだ不思議そうな目で俺を見つめるが、俺は何食わぬ顔で雪子の髪を静かに撫でた。
今すぐ抱きしめてキスしたいのに。テーブルに押し倒して、すぐにその中に入りたいのに。
今は、おあずけだ。
そこに、メインディッシュが運ばれてきて、雪子のテンションが上がり始めた。瞳がキラキラしてる。
「ハンバーグよ!」
可愛いやつ。単純だな。
*
レストランでは昔の話を色々してて、全然料理を食べた気になっていなくて、妙に腹が減っている。
「なんか食材、買いに行こうか」
「今から?」
「なんか、食べた気がしない」
俺は運転しながらそう言うと、雪子は微笑んで頷いた。
「分かる。私も」
コテージの近くのスーパーは23時まで開いてある。俺はスーパーの駐車場に車を止めて、買い出しを決めた。
「冷凍庫もあるし、数日分買いだめよう」
「必要な分だけね」
「はいはい」
俺はカートを出して買い物カゴを乗せると、雪子は微笑んで俺の隣にピッタリくっついて一緒に歩き出した。
「明日の朝は、なに食べる?」
「ご飯。和食系」
白いご飯と味噌汁は定番だ。
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