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第25部 理の反撃
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「いやじゃないよ…」
雪子はそう言って、嬉しそうに頬を赤く染めて俯いた。
もう。そういうとこが可愛くて仕方ないんだけど。
俺は雪子を見て、ニンマリと頬が緩んでしまう。
「お前、今日は何してんの?」
「午後に弁護士事務所に行くわ。そこで全部終わりになるって。…暇なら、理も行く?」
「ん?」
雪子はこっそりと俺の顔を伺っている。俺は立ち上がって雪子の空のコーヒーカップを持ち、キッチンに行ってコーヒーのおかわりを注ぎ、またテーブルに戻った。
「一緒に行って欲しい?」
「えっ?べ、別に嫌なら、いいけど」
素直に一緒にいこって言えばいいのに。
「ちょっと行くところあるから、一緒には行けない」
「そ、そうなんだ」
「でも、終わる頃、迎えに行く」
俺がそう言うと、雪子は笑顔になって顔を上げて俺を見た。俺はそのタイミングを見計らって、雪子の唇を塞いだ。
「だから。食べ終わって洗濯したら、ランチまでまたベッドでね」
「え?!!」
雪子は頬を真っ赤に染めて驚いた。俺は自分の上唇をペロリと舐めて、また向かい側の席に腰を下ろした。雪子はコーヒーカップを両手で持ちながら、
「ドスケベが延長されてる…」
と頬を染めながら、呟いていた。
雪子はそう言って、嬉しそうに頬を赤く染めて俯いた。
もう。そういうとこが可愛くて仕方ないんだけど。
俺は雪子を見て、ニンマリと頬が緩んでしまう。
「お前、今日は何してんの?」
「午後に弁護士事務所に行くわ。そこで全部終わりになるって。…暇なら、理も行く?」
「ん?」
雪子はこっそりと俺の顔を伺っている。俺は立ち上がって雪子の空のコーヒーカップを持ち、キッチンに行ってコーヒーのおかわりを注ぎ、またテーブルに戻った。
「一緒に行って欲しい?」
「えっ?べ、別に嫌なら、いいけど」
素直に一緒にいこって言えばいいのに。
「ちょっと行くところあるから、一緒には行けない」
「そ、そうなんだ」
「でも、終わる頃、迎えに行く」
俺がそう言うと、雪子は笑顔になって顔を上げて俺を見た。俺はそのタイミングを見計らって、雪子の唇を塞いだ。
「だから。食べ終わって洗濯したら、ランチまでまたベッドでね」
「え?!!」
雪子は頬を真っ赤に染めて驚いた。俺は自分の上唇をペロリと舐めて、また向かい側の席に腰を下ろした。雪子はコーヒーカップを両手で持ちながら、
「ドスケベが延長されてる…」
と頬を染めながら、呟いていた。
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