続・君につづく道

びぅむ

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第25部 理の反撃

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「寝かせないっつったのに、3時間も寝ちゃったじゃねぇかよ」

俺はムッとしたまま、朝食のトーストにかじりついた。雪子は黙ってコーヒーを飲んでいる。

「知りません。私は今日も出かけるんです。一睡も寝ないで出かけられません」

「えぇ?!だってさ、雪子、足りた?」

「えっ」

俺はテーブルに肘をついて、身を乗り出して雪子の顔を覗き込んだ。雪子は目を丸くして、そんな俺を見つめている。

「全然たりてないでしょ?エッチしたいでしょ?」

「ば、馬鹿なこと言わないでよ」

「いやいや…」

「満足したもん。チャージ完了だもん」

雪子はそう言って、澄ました顔でコーヒーを一気に飲み干した。俺は頬杖をつきながら食べかけのトーストにまたかじりついて、スクランブルエッグをフォークで救い、口元に運んで食べた。

「えぇ?俺、まだまだ、足りない…」

「もう朝なの。今日、仕事は?」

「俺、北海道でぜんっぜん休んでなかったから、その分の代休も含めてまとめて連休。しばらく休むんだ」

そう言ってニッコリ笑うと、雪子は驚いて俺を見つめた。

「ねぇ。もう、北海道には戻らないの?」

「うん。終わったから」

「ずっと、一緒にいられるの?」

「いやってほど」
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