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第24部 泣き虫なデザート
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「そ、それは…っ」
私の言葉に、平田さんと一ノ瀬さんは顔を見合わせていた。
「本当に理のことが好きなら、真剣にぶつかればいいのよ。なのに、あなたにはそれを感じられないの。恋愛ゲームみたいに、楽しんでるようにしか見えないわ。本気で好きだというなら、私に挑んでくればいいのよ」
「何よ!偉そうに!あなたに坂井さんの何が分かるの?!」
「少なくとも、平田さんよりは分かってるわ!私のことを大切にしてくれてる。仕事に関しては誰よりも真剣で、執念がある。そして、本当は誰よりも優しい人。凄く深くて熱い愛情がある。懐に入ると、毛布みたいに包んでくれる。あんなに愛情深い人、ほかにいないわ」
私は自分の胸に手を当てて言うと、平田さんは涙ぐんでギュッと拳を握りしめた。
「だ、だからなんなのよぉ?!あんただけが、愛されてるって言いたいの?!私じゃダメだって、バカにしてるの?!」
悔しそうに泣きながら平田さんが言うと、私は頭を横に振った。
「ごめんね。理は駄目。譲れないから。でも、あなたには他にいる。きっと、いるわ。そんな風に、愛してくれる人。辛いとき、悲しい時に、そばにいてくれる人…。だから、理のことは諦めて。これだけは、誰にも譲れないの。私は、彼を愛してるのよ。この気持ちが、自信になる。強く、生きていけるんだ。理も、きっとそんな風に私のことを思ってくれてるの」
私の言葉に、平田さんと一ノ瀬さんは顔を見合わせていた。
「本当に理のことが好きなら、真剣にぶつかればいいのよ。なのに、あなたにはそれを感じられないの。恋愛ゲームみたいに、楽しんでるようにしか見えないわ。本気で好きだというなら、私に挑んでくればいいのよ」
「何よ!偉そうに!あなたに坂井さんの何が分かるの?!」
「少なくとも、平田さんよりは分かってるわ!私のことを大切にしてくれてる。仕事に関しては誰よりも真剣で、執念がある。そして、本当は誰よりも優しい人。凄く深くて熱い愛情がある。懐に入ると、毛布みたいに包んでくれる。あんなに愛情深い人、ほかにいないわ」
私は自分の胸に手を当てて言うと、平田さんは涙ぐんでギュッと拳を握りしめた。
「だ、だからなんなのよぉ?!あんただけが、愛されてるって言いたいの?!私じゃダメだって、バカにしてるの?!」
悔しそうに泣きながら平田さんが言うと、私は頭を横に振った。
「ごめんね。理は駄目。譲れないから。でも、あなたには他にいる。きっと、いるわ。そんな風に、愛してくれる人。辛いとき、悲しい時に、そばにいてくれる人…。だから、理のことは諦めて。これだけは、誰にも譲れないの。私は、彼を愛してるのよ。この気持ちが、自信になる。強く、生きていけるんだ。理も、きっとそんな風に私のことを思ってくれてるの」
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