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第24部 泣き虫なデザート
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私は明け方、始発の電車の時間を調べて、理のマンションを出た。理の熱は36度8分まで下がった。もう、大丈夫だ。
ホッとして、微笑んだ。
すると、前から一ノ瀬さんと平田さんがやってきた。二人は何処からか帰ってきた。なんでこんな時間に?この2人って…。
私が驚いて2人を見つめていると、平田さんは私に詰め寄って、
「ここで何してるのよ!!」
と怒鳴った。私は平田さんを見ると、
「…平田さんは、何がしたいの?理のこと、本当に好きなの?」
と問いかけた。平田さんは少し目を丸くしていると、一ノ瀬さんも私をまっすぐ見つめていた。
「理は、あなたには渡せない。もう、勝手に部屋に入らないで。彼の部屋に入っていいのは、あなたじゃない」
私がはっきりと言うと、平田さんは右手を振り上げて私に殴りかかった。すると、隣にいる一ノ瀬さんが平田さんの右手を掴んで止めると、
「もう、やめなって」
と優しく言うと、私と平田さんは同時に一ノ瀬さんを見つめた。
「なんで止めるのよ!一ノ瀬くん!」
「この時間まで、坂井さんの看病してたんだろ?雪子ちゃん」
「え?」
一ノ瀬さんの言葉に驚いた平田さんは、私の顔を見つめて眉根を寄せた。
「昼間見たでしょ?裸の坂井さんと私が抱き合ってたのを」
「あんなもの、なんでもない」
「なんでもない?!」
平田さんは首を捻って私に詰め寄ってきた。
「そうよ。一瞬でも疑った自分が馬鹿みたい。あんな具合の悪い理を放って、あなたは何してたの?何してきたの?」
私は明け方、始発の電車の時間を調べて、理のマンションを出た。理の熱は36度8分まで下がった。もう、大丈夫だ。
ホッとして、微笑んだ。
すると、前から一ノ瀬さんと平田さんがやってきた。二人は何処からか帰ってきた。なんでこんな時間に?この2人って…。
私が驚いて2人を見つめていると、平田さんは私に詰め寄って、
「ここで何してるのよ!!」
と怒鳴った。私は平田さんを見ると、
「…平田さんは、何がしたいの?理のこと、本当に好きなの?」
と問いかけた。平田さんは少し目を丸くしていると、一ノ瀬さんも私をまっすぐ見つめていた。
「理は、あなたには渡せない。もう、勝手に部屋に入らないで。彼の部屋に入っていいのは、あなたじゃない」
私がはっきりと言うと、平田さんは右手を振り上げて私に殴りかかった。すると、隣にいる一ノ瀬さんが平田さんの右手を掴んで止めると、
「もう、やめなって」
と優しく言うと、私と平田さんは同時に一ノ瀬さんを見つめた。
「なんで止めるのよ!一ノ瀬くん!」
「この時間まで、坂井さんの看病してたんだろ?雪子ちゃん」
「え?」
一ノ瀬さんの言葉に驚いた平田さんは、私の顔を見つめて眉根を寄せた。
「昼間見たでしょ?裸の坂井さんと私が抱き合ってたのを」
「あんなもの、なんでもない」
「なんでもない?!」
平田さんは首を捻って私に詰め寄ってきた。
「そうよ。一瞬でも疑った自分が馬鹿みたい。あんな具合の悪い理を放って、あなたは何してたの?何してきたの?」
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