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第23部 大人は余裕な顔で嫉妬する
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「任せて。弱ってる時はお互い様だ。冷蔵庫あるんでしょ?あとでまたたくさん持ってくから、とりあえず一回分、ね!」
彼はそう言ってドアを開けて、すぐに自分の部屋に入っていった。部屋の中から、氷をザックザック掘りわけるような音が聞こえる。
思ったよりいい人で良かった。やっぱり、警察官だよね。国民を守る仕事の人だもん。さすがだよ。私はそう思って感動していた。少しすると、彼は出て来て、氷をいっぱい詰め込んだ氷枕を渡してくれた。
「山盛り突っ込んだから、坂井さんとこの冷凍庫に半分移して、次の分として取っておくといいよ」
気遣いも100%だ!
「ありがとうございます!あの、お名前は…」
私は氷枕を抱きしめながら訊ねると、彼は微笑んで、
「江藤です。何かあったら、いつでも声をかけてくださいね。真夜中でも構いませんから」
と言ってくれて、私は大きく頷いた。
「あ、因みに私が看病してるのは、内緒で」
「え?」
私はニッコリと微笑みを返して、理の部屋に戻った。
江藤さんのおかげで、数回分の氷をもらい、氷枕のことはもう大丈夫だ。首の後ろの熱さましのシートはやっぱりすぐに取れてしまったけれど、氷枕がある。
彼はそう言ってドアを開けて、すぐに自分の部屋に入っていった。部屋の中から、氷をザックザック掘りわけるような音が聞こえる。
思ったよりいい人で良かった。やっぱり、警察官だよね。国民を守る仕事の人だもん。さすがだよ。私はそう思って感動していた。少しすると、彼は出て来て、氷をいっぱい詰め込んだ氷枕を渡してくれた。
「山盛り突っ込んだから、坂井さんとこの冷凍庫に半分移して、次の分として取っておくといいよ」
気遣いも100%だ!
「ありがとうございます!あの、お名前は…」
私は氷枕を抱きしめながら訊ねると、彼は微笑んで、
「江藤です。何かあったら、いつでも声をかけてくださいね。真夜中でも構いませんから」
と言ってくれて、私は大きく頷いた。
「あ、因みに私が看病してるのは、内緒で」
「え?」
私はニッコリと微笑みを返して、理の部屋に戻った。
江藤さんのおかげで、数回分の氷をもらい、氷枕のことはもう大丈夫だ。首の後ろの熱さましのシートはやっぱりすぐに取れてしまったけれど、氷枕がある。
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