続・君につづく道

びぅむ

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第21部 嵐の前の温泉旅行 後編

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俺が言うと、また雪子は顔を真っ赤に染めて、

「なんか、やらしい」

と言って腰が引いている。

「今更何言ってんだか…」

日本酒、結構酔ったのか?何本飲んだっけ?いや、そういえば榊原さんもなんだかんだ注いでたな。もしかして、結構飲んだから、意外と酔ってんのか…。

榊原さん…、あいつ…わざとだな。

「や、やだ。私、後で」

「は?!何言ってんの」

「は、恥ずかしいっ。こんな明るくて広いお風呂…一緒なんて。やっぱ、無理」

何故か隅っこの扇風機にしがみついている。

俺はチッと舌打ちして真っ裸のまま雪子に歩み寄ると、雪子の肩を引き寄せて、帯の先端をつまみ、一気に腕を引いて解かせた。

「お、犯されるぅぅ!」

「なにおぉ?!」

「だって、理、マッパ!今、マッパ!!なんで?!ばか!」

何に動揺しているのか、もはや分からない。帯が解けて浴衣の前がはだけていくと、俺は浴衣を一気に脱がして腰を引き寄せて唇を重ねた。

「んんっ」

なんか、ほんとに犯してるみたいな気になってきた。

「お、理、まっ…」

まだ何か言おうとしてるので、さらに唇を塞いで舌で蓋をした。

「まったく。なんで急に照れるかな」

「ほんとに、だって、明るくて広くて…誰かに見られてたら、と思うと、もう……」
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