続・君につづく道

第21部 嵐の前の温泉旅行 後編

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なんか、いつもと同じようで、ちょっと違う今夜のエッチは、それでもやっぱり濃厚だ。

気持ち良さは毎回、前回を上回る。俺たちに、いつかセックスレスとか訪れるのだろうか。いや、そうなったら、むしろ終わりだ。←何が？

世間では、同棲カップルも夫婦も、そんなにエッチしていないと聞くけど、俺には…俺たちには無理だ。しない日の方が、少ない。

しかも、一回だけでは、終わらない。

「二回戦は、温泉でやろう」

「え？！」

雪子は驚いて、上半身を起こして俺を見つめた。俺は腕時計を見て、1時ちょっと前だと思うと、むっくりと起き上がり、浴衣を拾って雪子の肩にかけた。

「下着つけなくていいから、いこ」

「え？！へ、変態っ」

「もう。今更今更」

俺も自分の浴衣を拾い上げて羽織ると、帯を取って腰に巻いた。雪子もゆっくりと立ち上がると、俺は振り向いて雪子の前に立ち、雪子が裸の上に羽織った浴衣の前を閉じて、帯を巻いてあげた。

「中に何も着てないって、…いいね。エロくて」

「顔が、ヤラシイ」

「ははっ」

俺が吹き出すと、雪子も笑っている。そうして、いざ、男湯改め「混浴風呂』へと向かうことにした。