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第20部 嵐の前の温泉旅行 前編
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2人が俺を睨むと、俺の後ろから雪子が顔を出して、
「あ、同じ警察の方?こんにちわ」
と言って穏やかに微笑むと、若い男2人は前のめりになってズボンの前を押さえた。思春期の童貞野郎かよ。
「もしかして、聞こえ…」
「いいえ聞いてませんよぉ!!」
咄嗟に2人が声を上げると、俺は思わずククッと笑いを堪えた。
「なんか悪いから、これから出て、明日の夜まで帰らないからな」
と言って雪子の肩を抱いて階段の方へ向かって歩き出した。
「ううっ。あんな綺麗な子だったのかぁ」
「羨ましい。羨まし過ぎるっ」
「人生で一度くらいは、あんな綺麗な子としてみたい」
「SMかぁ…。どエロい」
「濃厚過ぎる…」
男2人はそう言ってまた前のめりになると、スマホで何かを検索し始めた。低価格のデリヘルか、ピンサロか、ソープか…。
「どれにする?」
「どれなら、このムラムラ、開放出来るかな」
お互いにそう言って、肩を落としている。
「そこらのAV見ても、さっきのが頭から離れないからなぁ」
そして、二人同時に深いため息をついた。
*
小樽までは、車を飛ばせば1時間もしないで着ける。小樽にある露天風呂のある旅館を予約して、一泊することにした。部屋には露天風呂はついていないけれど、大浴場と露天風呂がこの辺りでは人気の宿だ。
「あ、同じ警察の方?こんにちわ」
と言って穏やかに微笑むと、若い男2人は前のめりになってズボンの前を押さえた。思春期の童貞野郎かよ。
「もしかして、聞こえ…」
「いいえ聞いてませんよぉ!!」
咄嗟に2人が声を上げると、俺は思わずククッと笑いを堪えた。
「なんか悪いから、これから出て、明日の夜まで帰らないからな」
と言って雪子の肩を抱いて階段の方へ向かって歩き出した。
「ううっ。あんな綺麗な子だったのかぁ」
「羨ましい。羨まし過ぎるっ」
「人生で一度くらいは、あんな綺麗な子としてみたい」
「SMかぁ…。どエロい」
「濃厚過ぎる…」
男2人はそう言ってまた前のめりになると、スマホで何かを検索し始めた。低価格のデリヘルか、ピンサロか、ソープか…。
「どれにする?」
「どれなら、このムラムラ、開放出来るかな」
お互いにそう言って、肩を落としている。
「そこらのAV見ても、さっきのが頭から離れないからなぁ」
そして、二人同時に深いため息をついた。
*
小樽までは、車を飛ばせば1時間もしないで着ける。小樽にある露天風呂のある旅館を予約して、一泊することにした。部屋には露天風呂はついていないけれど、大浴場と露天風呂がこの辺りでは人気の宿だ。
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