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第19部 真夏の北国 ③
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俺は急いで警察署に戻ってきて、応接室に飛び込んだ。が、そこに雪子の姿は無かった。
「あれ?」
俺はキョロキョロ見回してみた。一課を覗いたが、そこにも見えない。3、4人が事務所で固まって話し込んでいる。と、俺はそこに歩み寄り、
「彼女見なかったか?」
と訊ねると、3人は顔を上げて顔を見合わせた。
「いや、見てませんよ。ここには来てませんが」
男たちが言うと、俺は榊原さんを探した。榊原さんは、ついさっき帰ったらしい。一緒に帰るなら、何か書き置きかメールがあってもいいが、何も残されてはいない。
そこに、メールが届いた。一ノ瀬からだ。
「雪子ちゃん、ゲット!札幌の街を案内してきまーす!何故か平田さんもついてきちゃったから、3人です。夕方には帰すので、お部屋で待っててくださいね」
あの馬鹿…!!
道理で、一足先に戻りますとか言って、急いで署に戻ったから、何かおかしいなとは思ったけど。これが目的か!
あいつら…!雪子に何かしたら、ただじゃおかないぞ…!!
「あれ?」
俺はキョロキョロ見回してみた。一課を覗いたが、そこにも見えない。3、4人が事務所で固まって話し込んでいる。と、俺はそこに歩み寄り、
「彼女見なかったか?」
と訊ねると、3人は顔を上げて顔を見合わせた。
「いや、見てませんよ。ここには来てませんが」
男たちが言うと、俺は榊原さんを探した。榊原さんは、ついさっき帰ったらしい。一緒に帰るなら、何か書き置きかメールがあってもいいが、何も残されてはいない。
そこに、メールが届いた。一ノ瀬からだ。
「雪子ちゃん、ゲット!札幌の街を案内してきまーす!何故か平田さんもついてきちゃったから、3人です。夕方には帰すので、お部屋で待っててくださいね」
あの馬鹿…!!
道理で、一足先に戻りますとか言って、急いで署に戻ったから、何かおかしいなとは思ったけど。これが目的か!
あいつら…!雪子に何かしたら、ただじゃおかないぞ…!!
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