続・君につづく道

びぅむ

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第18部 真夏の北国 ②

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「ねぇ、やっぱり、忙しいでしょ?私」

「聞かない」

「え?」

「そんな言い訳聞かない。俺が、雪子を帰したくないから」

俺はそう言って一課の斜め前にある応接室に入ると、その途端雪子の唇を塞いで壁際に押し付けた。雪子はそんな俺のキスを受け入れながら、肩に腕を回して抱きついてくる。

「仕事行きたくない…」

俺はそう呟いて雪子を抱きしめると、雪子は微笑んで俺の頬にも口づけてくれた。

「いってらっしゃい。ここで、待ってるから。そしたらまた…いっぱいキスしよ」

「雪子…」

俺は雪子の唇をまた塞ぐと、押し倒したいのは山々だが、仕方なく応接室を出ていった。

はぁ。

俺、まだまだ元気なんだけどなぁ。

すると、階段を上がってきた女性警察官の平田が俺を見て、

「あ、坂井さん!おはようございます!」

と言って嬉しそうに笑って近寄ってきた。

げ?!こいつのこと、忘れてた。

「こんなとこでなにしてるんですか?!応接室?!お客さんですか?!」

と言いながら俺の腕にしがみついてくる。

「離れろ。くっつくな」

「教えてくださいよー。応接室、お客さんですか?!私、お茶もってきますか?!」
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