続・君につづく道

第18部 真夏の北国 ②

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ボロボロに傷ついた雪子を、北海道に行け、と背中を押したのは祐と滋だった。そして、榊原さんの奥さんであるさゆりさんも、雪子の相談に乗ってくれていたんだ。

雪子をこんな目に合わせるなんて。

絶対許さない…！！

俺はタバコを吸いながら、窓際の椅子に腰を下ろして、携帯電話を取り出した。

フルカウンターだ。

絶対にそいつに仕返ししてやるからな！！暴力なんかじゃなく。社会的に、抹殺してやる。


＊

朝。雪子は俺の腕の中で目を覚ました。

「お、理…？」

雪子が俺の肩に手をかけて言うと、俺は少し離して、雪子の顔を見つめた。

「お、目ぇ、覚めたか？」

「う、うん。理、眠れた？」

「眠れない。雪子が目の前にいるのに、眠れるわけないじゃん」

俺は思わずにっこり微笑んで言うと、雪子は頬を赤く染めて少しだけ目を伏せた。

「今日も仕事でしょ？寝ないと、体力持たないよ。運転とかするの？余計に危な…」

と言いかけたところで、俺は雪子の唇を塞いだ。唇を唇でなぞり、舌でなぞっていくと、雪子も舌を出した。もちろん雪子の舌をそのまま何度も絡めていくと、雪子は小さく喘いだ。