続・君につづく道

第16部 合コン大作戦 後編

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そこに他の男の人も2人私の周りに集まってきて、

「え？ワイン、ボトル？じゃみんなで飲もうか！」

と男の人たちが笑いながら言うと、私はチッと舌打ちした。男2人と邑田さんは、一瞬固まって、「あれ？今、舌打ち？」と言って首を傾げている。みんなで飲んだら、せっかくのボトルなのに分け前が減るんだけど。すると、

「おい、邑田！」

と向こうの壁に寄りかかって飲んでいる理が声を上げた。邑田さんは振り向いて理を見ると、

「ちょっと話がある。仕事のこと」

と言って立ち上がると、私は理を見つめた。理の隣にいた女はまだ理の腕を掴んでいて、

「えぇ？！行っちゃうの？帰らないわよね？」

と甘えた口調で言うと、理は彼女の頭をポンポンと叩き、

「真面目な話」

と言って人の背中を跨ぐようにドアの方まで出てくると、邑田さんは眉間にシワを寄せて立ち上がった。私はそんな理をじっと見上げると、理は少し屈んで顔を近づけて、

「それ、何杯目？」

と小声で聞いてきた。私は首を捻り、

「ビール、ハイボール、ワイン、ワイン、ワイン…ボトル。…これから2本目の、ボトル」

と思いつくまま答えると、邑田さんの方が驚いて私をみた。が、理は邑田さんの腕を掴んで出ていくと、ドアが開いたまま、今度は店員がやってきて注文したワインが届いた。