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第16部 合コン大作戦 後編
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ブリッコ!まだ今の時代にも、ブリッコは健在だった!女だけで先に会って話してた時とは、声のトーンが明らかにちがう。千春さんが私の向かい側から、
「雪子さん。大丈夫?」
と小声で言うと、私は顔を上げて千春さんを見た。
「な、なにが」
「顔、怖いから」
ハッ。
そうか。いわれるまで気づかなかった。
すると、隣に移動してきた邑田さんは私を見て頬杖をついている。
「雪子ちゃんはさ、どんな人がタイプなの?」
「は?」
何言ってんだろ、この人。ほんとに、この人、掴めない…。私が呆れていると、千春さんの隣にいる男も身を乗り出してきた。
「そうそう。イケメン派?ワイルド派?草食系もいるんだっけ」
「興味ないです」
「でも、警察署に夜食の差し入れするなんて、いいお嫁さんになりそうだよね」
「確かに!」
男2人と邑田さんが声を上げて笑っている。理側の席にいる女子1人が、ふとこっちの会話に入ってきてビールを飲みながら、
「女子力あるって、いいわね。私、ないわ。綺麗で、女子力あって、モテて。羨ましい」
とため息混じりに言い出した。今度はネガティブ女子?!
私はめんどくさくなって、ワインのボトルを掴むと、邑田さんはボトルを私の手から奪って、私のグラスに注いだ。
「雪子さん。大丈夫?」
と小声で言うと、私は顔を上げて千春さんを見た。
「な、なにが」
「顔、怖いから」
ハッ。
そうか。いわれるまで気づかなかった。
すると、隣に移動してきた邑田さんは私を見て頬杖をついている。
「雪子ちゃんはさ、どんな人がタイプなの?」
「は?」
何言ってんだろ、この人。ほんとに、この人、掴めない…。私が呆れていると、千春さんの隣にいる男も身を乗り出してきた。
「そうそう。イケメン派?ワイルド派?草食系もいるんだっけ」
「興味ないです」
「でも、警察署に夜食の差し入れするなんて、いいお嫁さんになりそうだよね」
「確かに!」
男2人と邑田さんが声を上げて笑っている。理側の席にいる女子1人が、ふとこっちの会話に入ってきてビールを飲みながら、
「女子力あるって、いいわね。私、ないわ。綺麗で、女子力あって、モテて。羨ましい」
とため息混じりに言い出した。今度はネガティブ女子?!
私はめんどくさくなって、ワインのボトルを掴むと、邑田さんはボトルを私の手から奪って、私のグラスに注いだ。
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