続・君につづく道

びぅむ

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第15部 合コン大作戦 前編

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「当たり前だろ。雪子使ってこんな飲み会企画しやがって。でもな。今日は、お前を助けるつもりで来たんだぜ」

小声で坂井が言うと、邑田は眉根を寄せて坂井を睨んだ。

「は?助ける?」

「まぁ、後で分かるよ。一応メンツのために、俺と雪子は付き合ってない設定で宜しく。雪子には話してないから、びっくりするだろうけど」

「は?!話しておけよ。どうなると思ってんだよ」

「大丈夫。雪子、空気読める女だから。さあ。乞うご期待」

坂井はニッコリと微笑み、邑田の肩をぐっと抱いた。邑田は舌打ちして、

「まぁ、いいさ。酔わせて、俺の方が断然いいって思ってくれれば、坂井さんが目の前にいようと関係ない」

と笑みを浮かべて言うと、坂井はうんうんと頷いた。仕方なく、邑田と坂井たちは店の中に入っていった。

女性軍は先に入っていると言う。狭い通路をくねくねと進み、奥の個室に案内されると、女子軍と対面することとなった。
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