228 / 652
第15部 合コン大作戦 前編
3
しおりを挟む
思わず耳を彼女の言葉に傾けてしまう。
「そう。もういいわ。直接刑事に連絡します」
そう言って彼女が電話を切ると、少し振り向いて彼女を見ていた私と目が合った。
「あ、ごめんなさい。うるさかったですか?」
「いえ。大丈夫です」
「そう?ごめんなさいね?警察は勝手なのよ。本当にもう…」
それは、ひとりごと、だよね?
そうしてると、2組分進んで、次には私たちが中に入れることになった。すると、後ろの女性の携帯電話がまた鳴って、彼女はすぐに電話に出た。
「坂井。取りに来ないなら、これから持ってくわよ!」
ブッ!
今、坂井って言った?刑事、事件が立て続けに…って、そこで「坂井」の名前が出てくるのって、もう絶対に理のことだよね。
「またそんなこと言って。調子いいこと言ってんじゃないわよ。高校の時から全然変わらない。腹立つ。あの時、あんたと付き合ったのは気の迷いだったわ」
何の話?!え?高校のとき?同級生?で、付き合ってたの?この人と?それで、今も仕事で会ってる…?そんなこと、一言も言ってない。
私、聞いてないんだけど。
「そう。もういいわ。直接刑事に連絡します」
そう言って彼女が電話を切ると、少し振り向いて彼女を見ていた私と目が合った。
「あ、ごめんなさい。うるさかったですか?」
「いえ。大丈夫です」
「そう?ごめんなさいね?警察は勝手なのよ。本当にもう…」
それは、ひとりごと、だよね?
そうしてると、2組分進んで、次には私たちが中に入れることになった。すると、後ろの女性の携帯電話がまた鳴って、彼女はすぐに電話に出た。
「坂井。取りに来ないなら、これから持ってくわよ!」
ブッ!
今、坂井って言った?刑事、事件が立て続けに…って、そこで「坂井」の名前が出てくるのって、もう絶対に理のことだよね。
「またそんなこと言って。調子いいこと言ってんじゃないわよ。高校の時から全然変わらない。腹立つ。あの時、あんたと付き合ったのは気の迷いだったわ」
何の話?!え?高校のとき?同級生?で、付き合ってたの?この人と?それで、今も仕事で会ってる…?そんなこと、一言も言ってない。
私、聞いてないんだけど。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる