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第14部 恋の障害
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「お、おい。雪子?」
そう。怖かった。
一瞬でも男の人が怖いと感じた。息が頬に触れて、怖くて動けなくなった…。
「怖くて…」
私がそう言いかけると、理は私の唇を唇で塞いだ。優しいキスで、慰めてくれてるようだ。唇だけを、何度も顔の向きを変えて重ねている。
そうして、一頻りキスをした後、唇がゆっくりと離れると、理は私をきつく抱きしめてくれて、
「ごめん。怖かったよな。そうだよな」
と優しく言うと、私は頷いて理の背中に腕を回して抱きしめた。
「泣くなよ」
「うん」
「お前を責めたわけじゃなくて、俺が勝手に妬いただけだ」
理は優しくそう言ってキツく抱きしめてくれると、私はこくりと頷いた。私、こんなか弱い女だった?あんなことくらいで泣くなんて…。
「ほんとに、目が離せないな」
「ごめん。…もう、大丈夫。落ち着いた。帰るよ。忙しいのに、ごめんね」
私はやっと涙も止まってそう言うと、理から離れて、
「帰るね。仕事、頑張って」
と言って歩き出そうとすると、理は私の腕を掴んでまた引き寄せると、その大きな車に押しつけて、
「このまま帰れると思うなよ」
と言うと、また唇を塞いできた。
そう。怖かった。
一瞬でも男の人が怖いと感じた。息が頬に触れて、怖くて動けなくなった…。
「怖くて…」
私がそう言いかけると、理は私の唇を唇で塞いだ。優しいキスで、慰めてくれてるようだ。唇だけを、何度も顔の向きを変えて重ねている。
そうして、一頻りキスをした後、唇がゆっくりと離れると、理は私をきつく抱きしめてくれて、
「ごめん。怖かったよな。そうだよな」
と優しく言うと、私は頷いて理の背中に腕を回して抱きしめた。
「泣くなよ」
「うん」
「お前を責めたわけじゃなくて、俺が勝手に妬いただけだ」
理は優しくそう言ってキツく抱きしめてくれると、私はこくりと頷いた。私、こんなか弱い女だった?あんなことくらいで泣くなんて…。
「ほんとに、目が離せないな」
「ごめん。…もう、大丈夫。落ち着いた。帰るよ。忙しいのに、ごめんね」
私はやっと涙も止まってそう言うと、理から離れて、
「帰るね。仕事、頑張って」
と言って歩き出そうとすると、理は私の腕を掴んでまた引き寄せると、その大きな車に押しつけて、
「このまま帰れると思うなよ」
と言うと、また唇を塞いできた。
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