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第14部 恋の障害
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「あ、やべ。これオフレコ」
「ここまで言ったなら話してよ」
「い、いやぁ」
滋が困って横を向いていると、その隙に圭太は食べ終わって、
「雪ねぇ。…お替わり、なんてないよねぇ。メッチャうまい」
と笑って言うと、私は立ち上がって圭太のお皿を取った。
「あるわよ。盛ってくるね。どれくらい?軽く?」
「うん!カレー、うまいっ!!大好き!範子おばさんもよく作ってくれたよね。その味に似てる」
圭太が嬉しそうに笑って言うと、私は頷いて、
「だって、範子おばちゃんに教わった味だもん」
と答えると、滋と圭太は顔を見合わせて笑った。そして滋も空になったお皿を私に突き出した。
「俺も!おかわり!」
子供か!
「滋は、さっきの話してくれたら」
「えぇ?!わかったよ。坂井さんに言うなよな」
と言って立ち上がり、キッチンにいる私にお皿を持って歩み寄ってきた。男の約束はカレーに負けたらしい。仕方なく2人分をお皿に盛って、滋はカレーのルーをたっぷり自分で盛って席に戻ると、私はため息をついてお皿を圭太に渡した。
「ここまで言ったなら話してよ」
「い、いやぁ」
滋が困って横を向いていると、その隙に圭太は食べ終わって、
「雪ねぇ。…お替わり、なんてないよねぇ。メッチャうまい」
と笑って言うと、私は立ち上がって圭太のお皿を取った。
「あるわよ。盛ってくるね。どれくらい?軽く?」
「うん!カレー、うまいっ!!大好き!範子おばさんもよく作ってくれたよね。その味に似てる」
圭太が嬉しそうに笑って言うと、私は頷いて、
「だって、範子おばちゃんに教わった味だもん」
と答えると、滋と圭太は顔を見合わせて笑った。そして滋も空になったお皿を私に突き出した。
「俺も!おかわり!」
子供か!
「滋は、さっきの話してくれたら」
「えぇ?!わかったよ。坂井さんに言うなよな」
と言って立ち上がり、キッチンにいる私にお皿を持って歩み寄ってきた。男の約束はカレーに負けたらしい。仕方なく2人分をお皿に盛って、滋はカレーのルーをたっぷり自分で盛って席に戻ると、私はため息をついてお皿を圭太に渡した。
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