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第14部 恋の障害
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そして、もちろん警察署でも、同じようなやりとりか見られる…。
捜査一課二課合同調査が始まるので、合同の会議が一時間前から執り行われている。が、なかなか進まない。ここ数ヶ月で、連続殺人事件が起きている。最初は群馬の事件だったが、犯人は東京に潜伏しているらしいという情報があった。それが台東区、千代田区、墨田区辺りだという。
長い会議を終えて、やっと解放されると、俺は袴田と外にある喫煙所に向かった。松林は禁煙者で、タバコはやめてしまった。やめられるなら、いいことだと思う。
喫煙所に行くと、邑田が志村とタバコを吸っていて、他にも会議に出ていた数人がいた。この中でも、邑田は1番爽やかな雰囲気を醸し出している。クライスメイトだったとしても、きっと俺と邑田は敵対していただろう。
「あ、坂井さん。今度雪子ちゃんの同僚の子たちと合コンするんですよ。雪子ちゃんも参加してもらっていいですか?」
「馬鹿か?いいよって俺が言うとでも思ってんのかよ。めでたい奴だな」
俺はそう言ってタバコを口にくわえて、ライターで火をつけた。
捜査一課二課合同調査が始まるので、合同の会議が一時間前から執り行われている。が、なかなか進まない。ここ数ヶ月で、連続殺人事件が起きている。最初は群馬の事件だったが、犯人は東京に潜伏しているらしいという情報があった。それが台東区、千代田区、墨田区辺りだという。
長い会議を終えて、やっと解放されると、俺は袴田と外にある喫煙所に向かった。松林は禁煙者で、タバコはやめてしまった。やめられるなら、いいことだと思う。
喫煙所に行くと、邑田が志村とタバコを吸っていて、他にも会議に出ていた数人がいた。この中でも、邑田は1番爽やかな雰囲気を醸し出している。クライスメイトだったとしても、きっと俺と邑田は敵対していただろう。
「あ、坂井さん。今度雪子ちゃんの同僚の子たちと合コンするんですよ。雪子ちゃんも参加してもらっていいですか?」
「馬鹿か?いいよって俺が言うとでも思ってんのかよ。めでたい奴だな」
俺はそう言ってタバコを口にくわえて、ライターで火をつけた。
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