続・君につづく道

第13部 雪子vsセフレ

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「芳沢さん。5本目、もうすぐ終わりますよ。最後にくいっと飲みますか」

と言って、雪子と芳沢のグラスに5本目最後のワインを波々に注いだ。まだ結構入っている。が、芳沢のグラスはグラスの縁まで注がれているが、雪子のグラスには底の方にしか入っていない。比率おかしいぞ。いや、それはバレるだろ！

「はい、かんぱーい」

雪子はニコニコ微笑んでグラスを掲げて言うと、芳沢も笑ってグラスを持ち、

「かんぱーい！！」

と声を上げるが、溢れそうなので「やばいやばい」とか言ってすぐにグラスに口をつけて、ゴクゴクと喉を鳴らして飲み干した。

ワインを一気飲み…！何者だ、こいつは。酒の化け物か。

「どうせ敵わないんだよ！私より大人な子供のあんたに、勝てないんだよ！悔しい！なんだよ！寂しいじゃんかよ！子供に、会いたいんだよ！子供だけは、取られたくなかったんだよぉ！！寂しいよぉ！」

そう叫んで、ポロポロと泣き出してしまった。俺と立原と袴田は驚いてそんな芳沢見つめると、雪子はワインをゆっくり飲みながら、

「いつか、また会えるよう、頑張ってみたらどうですか？それから、また恋愛すればいいんですよ。