続・君につづく道

第13部 雪子vsセフレ

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「雪子！構うなよ！」

理が慌てて叫んで立ち上がろうとすると、

「こないで、理！」

と思わず叫んだ。みんなが驚いて私を見つめている。私は芳沢さんを見つめたまま、

「いつかはハッキリさせなきゃいけないことなの。勝負、受けて立つわ」

と言うと、芳沢さんはニヤリと微笑んで頬杖をつき、

「出たよ。余裕。大人ぶってんの？子供なら子供らしくしてなさい」

と小馬鹿にするように言うと、私はふふっと微笑んで見せた。

「芳沢さんもおばさんならおばさんらしく、しおらしくしていたほうがいいですよ。シワが戻らなくなるとか聞きますからね。アメニティコーナー見てみました？いい保湿化粧水ありましたよ。お肌、大事にしてくださいね」

「は？！どこがおばさんなのよ！どこに目つけてんの？」

「あぁ、飲み過ぎで目をやられたんですね。温めるといいそうです。お酒はほどほどに」

「やる気か！やる気なのか！？こう見えても喧嘩は強いんだからね！」

芳沢さんは勢いよく立ち上がり、浴衣の袖をまくり上げると、立原さんが慌てて芳沢さんの肩を掴んで下に押し込むように座らせた。