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第13部 雪子vsセフレ
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悪魔の女が向こうで叫んでいると、私はピタリと立ち止まって、肩をプルプルと震わせた。他のお客さんたちも何事だ、というように私たちを見ていると、理はチッと大きく舌打ちをした。私は店内を見渡して、店の入り口のレジにいる店員に歩み寄り、
「すみません。ご迷惑をおかけしてしまうので、個室ありますか?できれば個室を使わせてもらいたいのですが。他の方のためにも!」
と丁寧に、怒りを押し殺して言うと、理は少し驚いて私を見つめた。店員は頷き、それからすぐに奥の個室に案内してくれて、松林さんたちも個室に移動してきた。
「雪子。部屋に戻ってもいいんだぞ。ここにいても…つまんないかも」
理が心配そうに言うと、私はため息をこぼして、
「どのみち、気になっちゃうでしょ。一緒に飲んで、……早く潰す…!」
と言って拳を固めた。理も同じようにため息をこぼしている。
こんな同僚を持って、ご愁傷様です。
「おい、そこの若さを引け散らかしている女!ここに来て、飲め。私の隣で、酒を注げ!」
「すみません。ご迷惑をおかけしてしまうので、個室ありますか?できれば個室を使わせてもらいたいのですが。他の方のためにも!」
と丁寧に、怒りを押し殺して言うと、理は少し驚いて私を見つめた。店員は頷き、それからすぐに奥の個室に案内してくれて、松林さんたちも個室に移動してきた。
「雪子。部屋に戻ってもいいんだぞ。ここにいても…つまんないかも」
理が心配そうに言うと、私はため息をこぼして、
「どのみち、気になっちゃうでしょ。一緒に飲んで、……早く潰す…!」
と言って拳を固めた。理も同じようにため息をこぼしている。
こんな同僚を持って、ご愁傷様です。
「おい、そこの若さを引け散らかしている女!ここに来て、飲め。私の隣で、酒を注げ!」
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