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第12部 泡沫の夢
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男2人はそそくさと売店を出ていくと、俺はふうっとため息を吐き出した。雪子の浴衣の胸元を見ると、確かに少し開いている。ノーブラだし。そう思って、胸元を少し整えて、
「もっと、ここは閉じろ」
と言うと、雪子はまだ不思議そうに俺を見上げている。
「もしかして、さっきの人たち、ナンパしようとしてた?」
「そう。ここ、見てた」
「そうなの?馬鹿だね。あんなの私1人でも軽く追っ払えるわよ」
「エロい目で見てたからな。ちょっと許せなくて」
俺がそう言って雪子の肩を抱くと、雪子はプッと吹き出して、
「1番エロいのは、理だけどね」
と呟くと、俺はにっこりと笑った。
「俺は許されるからいいんだよ」
「いや、許してないけど」
「え?!」
「お部屋、戻ろうか」
雪子は微笑んで俺の顔を見上げて言うと、俺は大きく頷いた。
「早く戻ろう!」
「だから、ナニする気なのよ」
俺たちは何も買わずに売店を出ていくと、部屋まで少し急ぎ足で歩いて行った。
「もっと、ここは閉じろ」
と言うと、雪子はまだ不思議そうに俺を見上げている。
「もしかして、さっきの人たち、ナンパしようとしてた?」
「そう。ここ、見てた」
「そうなの?馬鹿だね。あんなの私1人でも軽く追っ払えるわよ」
「エロい目で見てたからな。ちょっと許せなくて」
俺がそう言って雪子の肩を抱くと、雪子はプッと吹き出して、
「1番エロいのは、理だけどね」
と呟くと、俺はにっこりと笑った。
「俺は許されるからいいんだよ」
「いや、許してないけど」
「え?!」
「お部屋、戻ろうか」
雪子は微笑んで俺の顔を見上げて言うと、俺は大きく頷いた。
「早く戻ろう!」
「だから、ナニする気なのよ」
俺たちは何も買わずに売店を出ていくと、部屋まで少し急ぎ足で歩いて行った。
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