172 / 652
第12部 泡沫の夢
10
しおりを挟む
「喉乾いたね。まだ時間あるけど、売店寄ってもいい?ここにいる?先に部屋に戻る?」
微笑んで雪子が訊ねると、俺は立ち上がって雪子の肩を抱き寄せた。
「一緒に行く」
「うん。じゃ、いこ。ごめんね。お待たせしちゃったね。ついついいいお風呂だったから」
無邪気にそう言って雪子は微笑む。これ、スッピンだよな。なのに、こんなに色っぽいって、すげぇな。若さか?!モトがいいのか。
俺と雪子はフロントの横にある売店に立ち寄った。雪子は少し離れて、チョコレートを見に行った。俺も雑誌コーナーを横目で見て歩いていると、そこに若い男が2人入ってきて、
「うわ。あの子、可愛い!」
「スッピンだよね、あれ。なのにあんなに綺麗って…」
「胸元、やばいな」
「1人か?」
とコソコソ話して雪子の正面の方から歩み寄ろうとする。俺は逆に雪子の後ろにスタスタと早足で歩み寄ると、男たちが雪子に話しかける前に雪子の手を繋いだ。
「え?どうしたの?」
雪子は振り向いて俺を見上げると、俺はにっこりと笑って、
「ガード」
と答えると、雪子は首を傾げた。すると、さっきの男たち2人は俺の顔を驚いて見ていたので、俺はギロッと2人を睨みつけた。
微笑んで雪子が訊ねると、俺は立ち上がって雪子の肩を抱き寄せた。
「一緒に行く」
「うん。じゃ、いこ。ごめんね。お待たせしちゃったね。ついついいいお風呂だったから」
無邪気にそう言って雪子は微笑む。これ、スッピンだよな。なのに、こんなに色っぽいって、すげぇな。若さか?!モトがいいのか。
俺と雪子はフロントの横にある売店に立ち寄った。雪子は少し離れて、チョコレートを見に行った。俺も雑誌コーナーを横目で見て歩いていると、そこに若い男が2人入ってきて、
「うわ。あの子、可愛い!」
「スッピンだよね、あれ。なのにあんなに綺麗って…」
「胸元、やばいな」
「1人か?」
とコソコソ話して雪子の正面の方から歩み寄ろうとする。俺は逆に雪子の後ろにスタスタと早足で歩み寄ると、男たちが雪子に話しかける前に雪子の手を繋いだ。
「え?どうしたの?」
雪子は振り向いて俺を見上げると、俺はにっこりと笑って、
「ガード」
と答えると、雪子は首を傾げた。すると、さっきの男たち2人は俺の顔を驚いて見ていたので、俺はギロッと2人を睨みつけた。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる