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第11部 旅行先では溜めときましょう
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「なんだ?…あぁ、今、群馬の温泉に来てる。…もちろん。一泊。…うん。……え?は?!…なんで?…いや、待て。駄目だ。やだ!おい!こら!!」
理の声がどんどん大きくなると、激しく動揺を始めた。私は振り向いて理に歩み寄ると、理は携帯電話を切ったところだったみたいだ。
「どうしたの?トラブル?東京に帰るの?」
「いや。なんか…マツたちが、こっちにくるって」
「え?」
「あいつらも、泊まるって…。これから、来るらしい」
「えぇ?!」
さすがに私も驚いて声を上げた。理は面白くなそうにギリギリと歯軋りをしている。
「まぁ…そうは言っても、同じ旅館は…。あ、宿情報、話しちゃった?」
と私が訊ねると、理はパッと笑顔になって私を見た。
「お前頭いいな!そうだ!旅館の名前は言ってないから、同じ宿に泊まるとは限らないだろう!」
「そうよ。邪魔されないわよ。大丈夫大丈夫」
同僚って、どこまでの人?何人いるんだろ。松林さんからの電話だから、松林さんはいるとして。まさか芳沢さんは、いないわよね。
理の声がどんどん大きくなると、激しく動揺を始めた。私は振り向いて理に歩み寄ると、理は携帯電話を切ったところだったみたいだ。
「どうしたの?トラブル?東京に帰るの?」
「いや。なんか…マツたちが、こっちにくるって」
「え?」
「あいつらも、泊まるって…。これから、来るらしい」
「えぇ?!」
さすがに私も驚いて声を上げた。理は面白くなそうにギリギリと歯軋りをしている。
「まぁ…そうは言っても、同じ旅館は…。あ、宿情報、話しちゃった?」
と私が訊ねると、理はパッと笑顔になって私を見た。
「お前頭いいな!そうだ!旅館の名前は言ってないから、同じ宿に泊まるとは限らないだろう!」
「そうよ。邪魔されないわよ。大丈夫大丈夫」
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