続・君につづく道

第11部 旅行先では溜めときましょう

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まぁ、確かに理がジェットコースターとかに乗る姿は想像できないけど。



「運転、疲れない？」

「電車よりずっとマシ。疲れたらラブホ行けばいいし」

「ラブホ…。行ったよね。静岡で」

「いろんなプレイできる部屋があったよな。SMやら、分娩ベッドとか」

理は思い出しながらニヤニヤしている。本当に変態なんだから…。

「でも、ラブホってあの時初めて入ったけど、色々設備が整ってびっくり。結構広いし。お風呂とかも綺麗だったよね」

「あぁ。あれな。地方のラブホは広いけど、都内にあるラブホは狭いしあんまり綺麗じゃない。ほんとにヤリにいくだけ、みたいな」

理が一気にそう言うと、私は理をじっと見つめていた。理もやっとハッと息を飲んで、

「あ、いや。これは…昔な！10代とか20代の頃の話だぞ。お前と会う前のな！！」

と慌てて言い訳をしている。私は窓枠に肘を掛けて、

「そうでしょうね。まぁ、昔のことなんだろうけど…。理って、いったい何人くらいの人と、そういう関係、あったの？」

と問いかけると、理はまた動揺してこっちを見ようとしなくなってきた。