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第10部 恋に落ちる前から好きでした
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「おじさん、離してください」
「あんたのためを思って言ってんだ!やめとけ!」
「そもそも、使う前にぶっ壊れたって言葉、おかしいですよね。ほんとは一回だけ使ったんじゃないんですか?で、説明書とかろくに見ずに使ったせいで、壊れたんですよね?言いがかりです。この店の営業妨害です。そして、離してください」
私はため息まじりにそう言うと、おじさんは私に向かって拳を振り上げて来た。
「!!」
*
俺は松林と一緒に秋葉原にある警察署に駆け込んだ。ここにはあまり知り合いはいないが、松林が警察官になりたての時は、この部署にいたらしい。
「雪子!!」
と二階に駆け上がると、雪子が頭に包帯を巻いて警察官2人と事務所を出て来た。
「あ、理」
雪子が俺を見て少し目を丸くすると、俺は雪子に駆け寄って肩を抱き寄せた。
「お前に怪我させたおっさんどこだ!!!」
「お、おちついて、理」
「ボッコボコにして火祭りに上げてやる!」
「あなたも警察官…」
雪子は疑いの細い眼差しで言うと、俺は雪子の肩をきつく抱きよせると、雪子と現れた警察官の1人が俺に敬礼して、
「家電製品店の店主と暴力を起こした男性は、今生活安全課の方にいます。どうしますか?渡部さんが話しますか?」
と言うと、俺は真顔になって頭を左右に振った。
「あんたのためを思って言ってんだ!やめとけ!」
「そもそも、使う前にぶっ壊れたって言葉、おかしいですよね。ほんとは一回だけ使ったんじゃないんですか?で、説明書とかろくに見ずに使ったせいで、壊れたんですよね?言いがかりです。この店の営業妨害です。そして、離してください」
私はため息まじりにそう言うと、おじさんは私に向かって拳を振り上げて来た。
「!!」
*
俺は松林と一緒に秋葉原にある警察署に駆け込んだ。ここにはあまり知り合いはいないが、松林が警察官になりたての時は、この部署にいたらしい。
「雪子!!」
と二階に駆け上がると、雪子が頭に包帯を巻いて警察官2人と事務所を出て来た。
「あ、理」
雪子が俺を見て少し目を丸くすると、俺は雪子に駆け寄って肩を抱き寄せた。
「お前に怪我させたおっさんどこだ!!!」
「お、おちついて、理」
「ボッコボコにして火祭りに上げてやる!」
「あなたも警察官…」
雪子は疑いの細い眼差しで言うと、俺は雪子の肩をきつく抱きよせると、雪子と現れた警察官の1人が俺に敬礼して、
「家電製品店の店主と暴力を起こした男性は、今生活安全課の方にいます。どうしますか?渡部さんが話しますか?」
と言うと、俺は真顔になって頭を左右に振った。
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