続・君につづく道

びぅむ

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第9部 イケメン刑事はエキストラ

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そう。南崎まりあは、高校の同級生。高校生の時、少しだけ付き合った。それからというもの、友達付き合いは長い。同級生同士、他にも何人か繋がっているから、南崎だけでもないけど。ただ、こいつはずっと好きな人がいて、海外からそいつが帰ってくることを何年も待っている健気なやつなんだ。

「今度、彼女会わせてよ。昔の坂井の話、たくさんしてあげるから」

「やだよ。お前にだけは絶対やだね。じゃな!ちょっとあいつ、絞めてくるから」

俺はそう言って事務所を飛び出した。

さっき届いた写メは、二課の邑田からだった。なんで俺の番号知ってんだ?しかも、ランチで遭遇ってタイトルで、微笑んでる雪子の写真。

なんであいつと一緒にいて、笑ってるんだ?

ランチ…?!

後ろから松林も急いで追いかけてきた。

「置いてかないでください!!坂井さん!」

知らん。それどころじゃないんだ!!


俺と松林が署に戻ってくると、邑田と志村が出かけるとこだったのか階段ですれ違った。俺は邑田を睨みつけると、邑田は何故か得意げにニヤリと笑っている。なんだ?こいつのこの余裕顔。ムカつく。

「坂井さん。メール見ました?雪子ちゃんとランチしたんですよ。可愛かった」
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