続・君につづく道

びぅむ

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第9部 イケメン刑事はエキストラ

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「了解です!」

と答えると、コーヒーカップを置いてすぐに携帯電話を取り出して電話をかけると、俺の携帯電話がブルブルと鳴った。

「うん?メールか」

俺は携帯電話を取り出して開くと、写真が出てきた。

「!!」

ガタッと慌ただしく立ち上がると、南崎は驚いて俺を見上げた。

「どうしたの?坂井」

「…あの野郎…!まじでぶっ殺す!」

俺がそう言って携帯電話をソファに放り投げると、南崎が立ち上がって俺の携帯電話を取り上げて画面を見た。するとニヤッと笑って、

「ふぅん。これが、彼女?」

と訊ねると、俺は携帯電話を奪ってポケットに入れた。

「見るな!」

「えー?綺麗な子。一回り以上下って言ってた割には、そんなに幼っぽくないじゃん」

「下ってだけで、子供じゃないからな」

「顔、赤いよ」

「うるせー!」

思わず南崎から目を逸らすと、南崎はニヤニヤ笑って俺を見つめてくる。

「そんなに好きなんだぁ。可愛いじゃん」

「見るなっ」

「坂井がねぇ。本当にそんな時が来たんだ。長かったねぇ」

南崎がニッコリと笑って言うと、俺はまた頭をかいて、

「まぁ、な。じゃなくて!ほっとけ」

と俺はそっぽを向くと、南崎はウンウンと頷いた。

「高校のみんなにその顔見せたい!!絶対みんな大笑いするよね!」
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