続・君につづく道

第9部 イケメン刑事はエキストラ

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確かに…。

じゃなかったら、昔、萌梨のこと、萌梨の両親の事故のこと、あんなに追求してなかったかもしれない。何年も経って、やっとただの事故を事件として挙げられて、解決するために、動き回ってたのを知ってる。あの時の理がカッコ良かったから、私…。

私はキュッと唇を噛むと、突然カシャリと音が聞こえて私は顔を上げた。すると、邑田さんが携帯電話で私の姿の写真を撮っていた。私は驚いて邑田さんを見て、

「な、何してるんですか？」

と言って思わず睨みつけると、邑田さんは微笑んで携帯電話をポケットにしまった。

「雪子ちゃんの笑顔、ゲット！じゃあね」

邑田さんはそう言って背中を向けて歩いていくと、私はギリッと唇を噛んで、

「盗撮…！」

と呟くと、邑田さんの背中はギクッと一瞬固まったけれど、知らんぷりして歩いて行ってしまった。仕方ない。

そうして、私と千春さんはまた会社に戻る道を歩き始めた。

「猛烈なアタックでしたね。邑田さん。一体昨夜仮眠室で何があったんですか？おしえて。教えてよぉ。触りだけでも！」

千春さんはまだ諦めてなかった。私ははあっとため息をつくと、千春さんの耳元に手を当てた。

「仮眠室でお仕置きプレイ」

「きゃあっ！！」