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第7部 雪子と2人の恋のライバル
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なんで芳沢さんに「ごめん」て言われなきゃならないの?上から目線なの?
そう思いながら唇を噛んでいると、事務所から榊原さんが顔を出して、
「雪子ちゃん。来てたの?どうした?そんなとこで立ち尽くして」
と優しく話しかけてくれて、私は我に返った。
「理たちが今出てったから…。でも、皆さんでどうぞ。またおにぎりで申し訳ないけど」
「いつも悪いな。ありがとう。良かったらコーヒー飲む?こっちおいで」
榊原さんは紳士的な大人だ。優しくエスコートしてくれる。私が持ってきたおにぎりとおかずのタッパを渡して、嬉しそうに微笑みながら受け取ってくれると、事務所の中に入って行った。私はそんな榊原さんの後をついていくと、
「あ、さゆり先生、お元気ですか?」
と訊ねると、そこに事務所に残っていた3人くらいの刑事たちが駆け寄ってきた。
「あ、雪子ちゃん!」
「もしかして、夜食?!」
「天使だ!天使がきた!!」
と喜んで集まってくれた。榊原さんはため息まじりでタッパをそのうちの一人に渡すと、
「ほら。向こうで食えよ。みんなの分も残さないと、後で(坂井が)怖いからな。雪子ちゃんのお手製なんだから」
と言うと、3人はピシッと背筋を伸ばして立ち、手を額の横につけて敬礼した。
「はっ!」
そう思いながら唇を噛んでいると、事務所から榊原さんが顔を出して、
「雪子ちゃん。来てたの?どうした?そんなとこで立ち尽くして」
と優しく話しかけてくれて、私は我に返った。
「理たちが今出てったから…。でも、皆さんでどうぞ。またおにぎりで申し訳ないけど」
「いつも悪いな。ありがとう。良かったらコーヒー飲む?こっちおいで」
榊原さんは紳士的な大人だ。優しくエスコートしてくれる。私が持ってきたおにぎりとおかずのタッパを渡して、嬉しそうに微笑みながら受け取ってくれると、事務所の中に入って行った。私はそんな榊原さんの後をついていくと、
「あ、さゆり先生、お元気ですか?」
と訊ねると、そこに事務所に残っていた3人くらいの刑事たちが駆け寄ってきた。
「あ、雪子ちゃん!」
「もしかして、夜食?!」
「天使だ!天使がきた!!」
と喜んで集まってくれた。榊原さんはため息まじりでタッパをそのうちの一人に渡すと、
「ほら。向こうで食えよ。みんなの分も残さないと、後で(坂井が)怖いからな。雪子ちゃんのお手製なんだから」
と言うと、3人はピシッと背筋を伸ばして立ち、手を額の横につけて敬礼した。
「はっ!」
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