続・君につづく道

第6部 酔っ払いには要注意

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なんとか寝室に連れて行って、ワイシャツとズボンを脱がしていくと、その時点で既に息切れものだ。

誰よ。こいつにこんなにお酒飲ませたのは。
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最後に一緒に温燗飲んだのは雪子。

ベッドの上で仰向けで、ンガーとか、ングーとかいびきをかいている。私はなんだかおかしくて微笑んでしまうと、コートを脱いでハンガーにかけた。理のトレーナーをタンスから出して、上半身裸の理に着せてあげた。下もジャージのズボンを履かせると、布団をかけてあげて、私はまた額の汗を拭った。

ほんと、酔っ払い相手って、疲れる…。

ヨレヨレになりながらバスルームに向かい、少し熱めのシャワーを浴びて、頭を洗い、体をボディーソープで洗っていった。すると、そこにバタバタと足音が聞こえてきて、私はシャワーを浴びながら顔を上げた。

「うん？理、起きたのかな？」

私はシャワーのお湯を止めてバスタオルで軽く体を拭いてからバスルームを出て、リビングに来てみた。真っ暗だ。気のせい？トイレで吐いてるのかな。そう思ってトイレも覗いてみた。けど、いない。寝室のドアを開けると、理が掛け布団の上にうつ伏せになっている。さっきは掛け布団の下にいたはずなのに。