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第4部 初めてキスした日
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「触ッタラ、キケン」
知ってるよ、そんなこと…!
「舐メテモ、ダメ?」
…一口だけでも……。
そんな葛藤に、身悶える。 すでに犯罪に近い…。
そんな感じで一人で「うーんうーん」と身悶えていると、気がつくと雪子がジーッと俺を見つめていて、
「馬鹿なの?」
と冷たい一言で、俺は理性を取り戻す。頭から冷水をバシャッとかけられた気分だ。
「お前な…、年上の男の部屋に、のこのこ来るんじゃねぇぞ。何かされたらどうするんだよ」
注訳:『俺に触られたり舐められたりしたら、なにがあっても責任取らないぞ。』
だが雪子はキョトンとして、俺を見つめる。そして雪子はプッと吹き出して、「まさか」と言うと、俺は眉をひそめてしまった。
「こんな13も年下の女子高生に手を出すほど、落ちぶれてませんよねぇ。一応刑事だし。大人、ですよね。曲がりなりにも」
俺の邪な妄想を読まれたのか、完全に斬鉄剣でバッサリ切り落とされた気分になった。
じゃ、早く大人になって、こっち側に来いよ。
俺はそう思ってから我に返り、漫画誌を顔の上に乗せて、眠るフリをすることにした。
あっぶねーー。
あやうく、触ってしまいそうになっちゃったじゃねーかよ。
知ってるよ、そんなこと…!
「舐メテモ、ダメ?」
…一口だけでも……。
そんな葛藤に、身悶える。 すでに犯罪に近い…。
そんな感じで一人で「うーんうーん」と身悶えていると、気がつくと雪子がジーッと俺を見つめていて、
「馬鹿なの?」
と冷たい一言で、俺は理性を取り戻す。頭から冷水をバシャッとかけられた気分だ。
「お前な…、年上の男の部屋に、のこのこ来るんじゃねぇぞ。何かされたらどうするんだよ」
注訳:『俺に触られたり舐められたりしたら、なにがあっても責任取らないぞ。』
だが雪子はキョトンとして、俺を見つめる。そして雪子はプッと吹き出して、「まさか」と言うと、俺は眉をひそめてしまった。
「こんな13も年下の女子高生に手を出すほど、落ちぶれてませんよねぇ。一応刑事だし。大人、ですよね。曲がりなりにも」
俺の邪な妄想を読まれたのか、完全に斬鉄剣でバッサリ切り落とされた気分になった。
じゃ、早く大人になって、こっち側に来いよ。
俺はそう思ってから我に返り、漫画誌を顔の上に乗せて、眠るフリをすることにした。
あっぶねーー。
あやうく、触ってしまいそうになっちゃったじゃねーかよ。
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