続・君につづく道

第4部 初めてキスした日

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今更だけど…。

俺は坂井理。

俺とよく似た名前のイケメン俳優がいるらしいが、俺にはそんなこと、知ったこっちゃない。イケメンでもないし、癒し系でもない。まぁ、普通のそこらへんにいる男と変わらない（と思う）。

こんな俺が、まさか13も年下の彼女ができるとは思わなかった。

俺は、ロリコンか？俺だけは、違うと思ってたのに。言っちゃなんだけど、俺の理想は大人で色っぽくてエロい女。スタイルよくて胸が大きくて、…そうそう、グラビア雑誌に出てくるような女…がタイプ、なんだけど。

いつから、好みが変わったんだろう。



初めて「雪子」と出会ったのは、俺が30歳くらいの時だったか。

雪子は当時、17歳。

17歳！（重要なので二度言ってみる）

さすがに、17の女子高生に手を出そうとは思っていなかったし、俺も一応警察側の人間だ。これでも、捜査一課殺人課の刑事だ。最低限の秩序くらい、守らなくてはいけない立場だ。

雪子とは、とある事件がきっかけで知り合って、それからは雪子を含めた何人かでちょくちょく会う関係になった。仲間、みたいな不思議な感覚。

この年になって、そんな仲間みたいな友達が出来るなんて思わなかった。みんな、俺より結構年下なのに。それでも、一緒にいて楽しくて、笑えて、すごく落ち着くんだ。

何故だろう。