30 / 652
第3部 今日も元気に変態です
1
しおりを挟む
私は、台東区にある警察署に向かってバスに乗っている。
先週の土曜、理さんと買い物をしている最中に呼び出しがあって、一緒に警察署に行った。前に萌梨萌梨のことがあって、みんなでその警察署に行ったことはあったけど、プライベートとして行くのは初めてだった。その日は初めてのことばかりだった。
初めての理さんの職場は、楽しかった。理さんの同僚たちはみんな面白くて、いきなり囲み取材みたいに質問攻め。理さんが彼女を連れてきたのは、初めてだったみたい。本当に、新鮮。理さんも困ってて、端っこに追いやられている姿も珍しくて、楽しくて私はずっと笑ってた。
その日は結局一緒に帰れなくて、とりあえず私を家に送ってくれて、その後すぐにまた理さんは署に戻っていった。事件が、動き始めたんだ。
浅草にある大手企業の会社のバックに暴力団がいて、会社の社長と暴力団員が揉めて紛争となってしまった。が、社長は暴力団員から逃れて逃亡。暴力団員は社長を追っている。浅草から上野、本郷、春日方面に逃走したらしい。そんなに広域ではないから、発見するのは時間の問題だと理さんは言うけど。
先週の土曜、理さんと買い物をしている最中に呼び出しがあって、一緒に警察署に行った。前に萌梨萌梨のことがあって、みんなでその警察署に行ったことはあったけど、プライベートとして行くのは初めてだった。その日は初めてのことばかりだった。
初めての理さんの職場は、楽しかった。理さんの同僚たちはみんな面白くて、いきなり囲み取材みたいに質問攻め。理さんが彼女を連れてきたのは、初めてだったみたい。本当に、新鮮。理さんも困ってて、端っこに追いやられている姿も珍しくて、楽しくて私はずっと笑ってた。
その日は結局一緒に帰れなくて、とりあえず私を家に送ってくれて、その後すぐにまた理さんは署に戻っていった。事件が、動き始めたんだ。
浅草にある大手企業の会社のバックに暴力団がいて、会社の社長と暴力団員が揉めて紛争となってしまった。が、社長は暴力団員から逃れて逃亡。暴力団員は社長を追っている。浅草から上野、本郷、春日方面に逃走したらしい。そんなに広域ではないから、発見するのは時間の問題だと理さんは言うけど。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
7
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる