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僕の職場のサキュバスみたいなお姉さん1
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カタカタとキーボードが僕の指の動きに合わせて音を立てる。煌々と部屋の明かりは眩しく煌めくが、すでに外の景色は真っ暗で、明かりもなにもありはしない。
「あー、あと少しなのに終わんないっ!」
イライラとした口調で僕の向かいの机で荒々しく音を立てる女性がいた。先輩のアリミさんだ。
「ねぇー、そっち終わりそう?」
「あと少しです」
「つーかまた深夜まわってんだけど!最悪!」
たまりにたまったストレスをぶつけないとこの時間仕事をやるモチベーションを保てない。それは誰でも同じことだった。
我が社ブラック社は、名前の通りひどい職場で週に何度かこのような残業が発生し、ひどいときは帰ることもできず、会社の仮眠室、いやもともとはただの倉庫だったのだがあまりにひどい残業が続いたため、このように仮眠室に作りかえられてしまったあわれな倉庫に寝泊まりして、そのまま出勤をすることもある。
カターンと、大きな音を立て、その後椅子を引く音が響く。
「終わったー!!!」
僕とアリミさんしかいない2人の部屋に声が響いた。
アリミさん。入社5年目の先輩OLお姉さん。声が大きく裏表なくはっきりした性格の僕の先輩だ。
彼女はがたんと立ち上がり大きく伸びをする。バキバキと関節の各所が音を立てているのが聞こえてくる。
「そっちは終わるー?」
「もーすぐです」
様子を見に僕のパソコンを覗く。甘いような先輩の匂いが少しだけ届き、あの時のことを思い出してしまう。
外はねの金髪で、少し伸びたショートカット。それが頬にあたりくすぐったい。
「ほら止まってるよ」
わかっててやっている。
ちらりと先輩を横目で見る。会社の服飾規定はスーツ姿なのだが、彼女の豊満な胸のサイズを程よく強調するボディーラインに沿ったYシャツに目が止まる。綺麗な曲線を描く胸部。形が強引に変わっている程のサイズ感に僕は圧倒される。
「はやーくー」
「は、はい」
カタカタと指を動かす。けどやはり、目線は、彼女のもとへ……。
短いタイトスカートを好んで履くアリミさん。今日も例外なく灰色のタイトスカートを着用し、ストッキング越しの美脚が目に飛び込んでくる。お尻の形がはっきりするタイトスカートに、僕は思考を阻害される。
「つーか見すぎじゃない?」
「っ!」
僕は圧倒的集中力で一気に目の前の仕事を終わらせた。名前を付けて保存、バックアップ、最速で画面を閉じ、パソコンの電源を落とした。
「おー、はやいはやい。やればできるじゃん」
「ぜーぜー」
息が切れる。残業のしんどさもあるけど、隣の人が心臓に悪いせいだ。
でもこんなひどい残業でも、なんとか仕事を続けているのはこんな綺麗な人と一緒に仕事をできるからっていうのもある。
嘘だ。本当の本音は……先輩との……。
「か、帰りますか?」
「終電ないけど?」
「ですよね。タクシーを……」
「えー、いや、ないでしょ」
「いや呼べば来てくれると……」
「そうじゃなくて、こんだけストレス溜まってるのに、発散せず帰るのって無いでしょ?」
そう、アリミさんとの秘密の関係のお陰で僕は仕事を続けている。
彼女は溜まったストレスを、僕とのある行為によって解消するのだ。もちろん仕事終わりのこの時間から。
「するでしょ?もちろん。つーかしよ?もう限界」
ニヤリと笑う先輩の言葉に逆らえない。
僕と彼女は会社でセックスをするいびつな関係だ。
「あー、あと少しなのに終わんないっ!」
イライラとした口調で僕の向かいの机で荒々しく音を立てる女性がいた。先輩のアリミさんだ。
「ねぇー、そっち終わりそう?」
「あと少しです」
「つーかまた深夜まわってんだけど!最悪!」
たまりにたまったストレスをぶつけないとこの時間仕事をやるモチベーションを保てない。それは誰でも同じことだった。
我が社ブラック社は、名前の通りひどい職場で週に何度かこのような残業が発生し、ひどいときは帰ることもできず、会社の仮眠室、いやもともとはただの倉庫だったのだがあまりにひどい残業が続いたため、このように仮眠室に作りかえられてしまったあわれな倉庫に寝泊まりして、そのまま出勤をすることもある。
カターンと、大きな音を立て、その後椅子を引く音が響く。
「終わったー!!!」
僕とアリミさんしかいない2人の部屋に声が響いた。
アリミさん。入社5年目の先輩OLお姉さん。声が大きく裏表なくはっきりした性格の僕の先輩だ。
彼女はがたんと立ち上がり大きく伸びをする。バキバキと関節の各所が音を立てているのが聞こえてくる。
「そっちは終わるー?」
「もーすぐです」
様子を見に僕のパソコンを覗く。甘いような先輩の匂いが少しだけ届き、あの時のことを思い出してしまう。
外はねの金髪で、少し伸びたショートカット。それが頬にあたりくすぐったい。
「ほら止まってるよ」
わかっててやっている。
ちらりと先輩を横目で見る。会社の服飾規定はスーツ姿なのだが、彼女の豊満な胸のサイズを程よく強調するボディーラインに沿ったYシャツに目が止まる。綺麗な曲線を描く胸部。形が強引に変わっている程のサイズ感に僕は圧倒される。
「はやーくー」
「は、はい」
カタカタと指を動かす。けどやはり、目線は、彼女のもとへ……。
短いタイトスカートを好んで履くアリミさん。今日も例外なく灰色のタイトスカートを着用し、ストッキング越しの美脚が目に飛び込んでくる。お尻の形がはっきりするタイトスカートに、僕は思考を阻害される。
「つーか見すぎじゃない?」
「っ!」
僕は圧倒的集中力で一気に目の前の仕事を終わらせた。名前を付けて保存、バックアップ、最速で画面を閉じ、パソコンの電源を落とした。
「おー、はやいはやい。やればできるじゃん」
「ぜーぜー」
息が切れる。残業のしんどさもあるけど、隣の人が心臓に悪いせいだ。
でもこんなひどい残業でも、なんとか仕事を続けているのはこんな綺麗な人と一緒に仕事をできるからっていうのもある。
嘘だ。本当の本音は……先輩との……。
「か、帰りますか?」
「終電ないけど?」
「ですよね。タクシーを……」
「えー、いや、ないでしょ」
「いや呼べば来てくれると……」
「そうじゃなくて、こんだけストレス溜まってるのに、発散せず帰るのって無いでしょ?」
そう、アリミさんとの秘密の関係のお陰で僕は仕事を続けている。
彼女は溜まったストレスを、僕とのある行為によって解消するのだ。もちろん仕事終わりのこの時間から。
「するでしょ?もちろん。つーかしよ?もう限界」
ニヤリと笑う先輩の言葉に逆らえない。
僕と彼女は会社でセックスをするいびつな関係だ。
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