僕の過保護なセンパイとコーハイ

るて

文字の大きさ
上 下
2 / 2

໒꒱· ゚朝ちゅちゅ

しおりを挟む
るーくんは腰が抜けた僕を置いて朝ご飯を作りに行っちゃった……
去り際に頭ポンポンしてくから、またキュンとしちゃった
僕はるーくんに甘いらしい。。。

『世界一可愛い俺の天使』

るーくんがボソリと呟いたその言葉が頭の中をとろけさせる
思い出しただけで体が火照ってくる

……って、だめだめ
気を取り直して、もう1人の寝ボスケさんを起こしに行かなきゃねぇ

*⑅︎୨୧┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎┈┈︎┈︎┈︎┈︎┈︎୨୧⑅︎*

コンコン、ガチャ

「そーくん~、起こしに来たよぉ」

そーくんこと、爽世そよくんのベッドに近づく
こっちもカタツムリみたいに布団にくるまってる

「そーーくーーんーー!朝だよぉ!!」

ぐい、ぐいぐい、ぐいーーーー

「はぁ……はぁ」

駄目だ、そーくんの力が強すぎて布団が剥がせない!
どしよ、このままだと僕のお腹メーターが0になっちゃう

ぐうぅ……

「ぴゃ!お腹がぁぁ……」

そーくん早く起きてよォ
何で僕より力が強いの!!?あ、それはそうか
そーくん、僕より10センチくらい身長高いしね
筋肉とか僕より断然とありそうだし

って!早く起こさなきゃあぁ

「そーくん!僕と学校行けなくても良いの!?」

そう言った瞬間、布団が浮いた……
じゃなくて、全力で引っ張ってて、急にそーくんが力を緩めたから、僕が布団と一緒に倒れた

って思ったけど、あれ?痛くない?
いつまで待っても衝撃が来ない
ビックリして反射的に閉じていた瞼をそっと開ける
と、目の前にそーくんの顔が

I K E M E N ✩.*˚

「っと、危ないよ、良那」

「もおおぉ!ビックリした!いきなり離すなんて酷いよおぉ」

驚いて体が硬直して、僕は1本の棒になってたよ!

「ごめん、良那と学校に行けないのは嫌だなって思って……ごめんなさい」

んぐぅ……
そーくん、その顔は反則だよォ
そのうるうるの目をコッチに向けないでぇー!
僕のハートにどストライクだからさぁ

「そーくん天使」

「?、それを言うなら良那の方だよね?今触ってるだけでボク、ギリなんだけど」

ぎり?……っあ、あぁ~
察したよ、そーくん

そーくんの下腹部を見ると、ズボン越しからでも分かるくらいにアレしてた
アレだよ、アレ
そーくんのそーくんが、ピョッて

見なかったことにしよ~

「あ、目ぇ逸らしたでしょ。良那、ちょっと僕限界だわ」

え、嘘でしょ
立ったままだった僕の体が、そーくんに引き寄せられた事によって、そーくんの腕の中に収まる
待って、待って、朝からヤる気じゃないよね

「くす、期待してる?」

「みにゃっ!!?ちっ、違う!!」

「かーわい……大丈夫、朝はヤらないから。でも、ちょっとだけ良那が欲しいなぁ」

んぐっ、またそのワンコ属性出してくる……

「きっ、キスだけ、なら……ゆるsんむ!?」

キスの許可を出した瞬間、柔らかいものが唇に触れる
本日2度目の朝ちゅだよォ

「ん、ふ……んむ……ん」

くちゅ ぴちゃ

「ん、んん!……ふ」

くち ぐちゅ

そーくんは、歯とか、横の柔らかいとこを撫でてくるタイプ
結構激しい……

「……らな、飲んで」

「んっ……んく……」

とろっとしたものが口内に流れ込んでくる
そーくんも……甘い

「うん、よく出来ました」

ぽんぽん

そーくんが僕を抱きしめて、頭を撫でて来る
僕はこんなに甘やかされて良いのだろうか……
幸せすぎるよォ

「そーくんのばか!」

ぽす

軽く殴ってみる

「ふふ、朝から天使を見れてボクは幸せ者だなぁ」

それは、こっちのセリフ……

「ほら、お腹減ってるんでしょ、先に行きな?」

「う、うん……そーくんは?」

「ボクは後で行くから、先に食べてて」

「分かった」

最初、疑問に思ったけど、僕は気づいてしまった
そーくんのそーくんが、また元気になってしまっている事を!
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

異世界転生して病んじゃったコの話

るて
BL
突然ですが、僕、異世界転生しちゃったみたいです。 これからどうしよう… あれ、僕嫌われてる…? あ、れ…? もう、わかんないや。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 異世界転生して、病んじゃったコの話 嫌われ→総愛され 性癖バンバン入れるので、ごちゃごちゃするかも…

異世界に召喚されて失明したけど幸せです。

るて
BL
僕はシノ。 なんでか異世界に召喚されたみたいです! でも、声は聴こえるのに目の前が真っ暗なんだろう あ、失明したらしいっす うん。まー、別にいーや。 なんかチヤホヤしてもらえて嬉しい! あと、めっちゃ耳が良くなってたよ( ˘꒳˘) 目が見えなくても僕は戦えます(`✧ω✧´)

目が覚めたら囲まれてました

るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。 燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。 そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。 チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。 不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で! 独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。

弟が生まれて両親に売られたけど、売られた先で溺愛されました

にがり
BL
貴族の家に生まれたが、弟が生まれたことによって両親に売られた少年が、自分を溺愛している人と出会う話です

表情筋が死んでいる

白鳩 唯斗
BL
無表情な主人公

ヤクザと捨て子

幕間ささめ
BL
執着溺愛ヤクザ幹部×箱入り義理息子 ヤクザの事務所前に捨てられた子どもを自分好みに育てるヤクザ幹部とそんな保護者に育てられてる箱入り男子のお話。 ヤクザは頭の切れる爽やかな風貌の腹黒紳士。息子は細身の美男子の空回り全力少年。

6回殺された第二王子がさらにループして報われるための話

あめ
BL
何度も殺されては人生のやり直しをする第二王子がボロボロの状態で今までと大きく変わった7回目の人生を過ごす話 基本シリアス多めで第二王子(受け)が可哀想 からの周りに愛されまくってのハッピーエンド予定

真冬の痛悔

白鳩 唯斗
BL
 闇を抱えた王道学園の生徒会長、東雲真冬は、完璧王子と呼ばれ、真面目に日々を送っていた。  ある日、王道転校生が訪れ、真冬の生活は狂っていく。  主人公嫌われでも無ければ、生徒会に裏切られる様な話でもありません。  むしろその逆と言いますか·····逆王道?的な感じです。

処理中です...