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魅了使い
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しばしの沈黙の後、公爵令嬢がかつんと前に出て、王太子の隣に並んだ。
「わたくしというものがありながら、恥ずかしい限りでございますわね、殿下」
「あ、アデル。それは私ではない!ガーラント侯爵令嬢が見た悪夢だ。私がそなたに婚約破棄など告げるわけがないだろう!私が愛しているのはそなただけだと、」
「まあ、殿下。この期に及んで、まだ彼女の言い分が信じられないと?少しお黙りになって?」
チラリと王太子を横目で見据え、王太子は開きかけた口をパクンと閉じた。
「ジャクリーンさん、ガーラント侯爵令嬢とお話をされていかがでしたか?」
「はい、正義感が強く愛国心に溢れ、魔術にも魔法陣にも理解が深いようで優秀な魔導師になれるお方かと。機転が利き、対応も早い。魔力量も度胸も口攻撃も満点だと思われます」
あら?そんなに攻撃的だったかしら、とメリアンは視線を下げて冷や汗を流した。王子がダメダメだったら国捨てようとか思っていたのだけど。
「では胆力、魔力、愛国心、頭脳どれをとっても及第点のようですわね。しかも女神様からの寵愛も受けていらっしゃる。この方の信心は神殿ではなく、ご自身の信念にあるようですわね」
「女神様の寵愛…ですか?」
メリアンは瞬きをしてウェントワース公爵令嬢を見た。ドキドキするのは興奮だろうか。アデルはにっこりと笑い、メリアンの手を握った。
「メリアン様、お名前で呼んでも構いませんか?」
「は、はい。光栄でございます」
「お、おい。なぜ顔を赤らめているのだ?」
王太子が焦って余計なことを口走ると、公爵令嬢がチラリと視線で黙らせる。
メリアンはキラキラした瞳でアデルを見上げる。人生でこんなに興奮したことはないとばかりに頬に血が昇る。
「お、お姉さま…っと呼んでもよろしいでしょうか?」
「お姉様!?わっ、私は許さんぞ!なんだ、その桃色吐息はっ?!」
殿下が後ろで喚いているが、誰も気に留めない。
「まあ、うふふ。可愛らしいわね。貴女、わたくしの言う事ならなんでも聞いてくださる?わたくしの奴隷になれるかしら?」
ほわぁ、と舞踊りたくなる気持ちが抑えられなくなり、まさに頷かんとしたところで、ジャックがパンと手を叩いた。
途端に興が覚め、メリアンはキョトンとした。握りしめられた手を見て、ぞくりとする。
もしかして、今。
「わたくし、魅了魔法にかかっていた?」
「だな。どっぷり」
アデルはメリアンの手を離し、パンッと扇子を広げて口元を隠して目を弓形にして王太子を見た。
「さあ、殿下。魅了魔法がどれほど恐ろしいか、わかっていただけましたか?」
「あ、ああ。恐ろしかった。我が婚約者が私を捨てて女性に移ろったのかと思ったよ」
まさかの公爵令嬢が魅了使いだった。
「御免なさいね、メリアン様。わたくしのことはどうぞアデルと名前で呼んでちょうだい。二度と貴女に魅了魔法は使わないと誓うわ」
「ヒェ…イエ、も、もったいなきお言葉、ありがとうございます」
(うわ、こっわ!なにこの人、めっちゃこっわ!さすが次期王妃!)
思わず後ずさりたくなるのを必死で耐えるメリアンだったが、アデルはうふふと笑い、本当に妹でもいいのだけど『ガーラント侯爵の秘めた真珠姫』じゃ無理ね、と残念そうに眉を落としながら、シンプルな銀製の指輪を中指につけた。
「真珠姫?」
「社交界では有名よ。ガーラント侯爵夫妻が絶対表に出さない愛娘であるあなたのことよ」
「ああ……」
メリアンは眉を顰めた。絶対表に出さないのは「悪魔付き」で「傷物令嬢」であることを隠すためだから。両親はメリアンのことなど神殿への貢物ぐらいにしか思っていない。
「アデル様、その指輪は?」
「これは魅了防止の指輪。ふふ。魅了を使わせないための指輪よ。許可なしに外せないのですけれど、今日は特別にお許しをいただいたの。ねえ、ジャック?」
アデルがいう。
(え?ジャック?あの指輪、まさかジャックが作ったの?)
メリアンがギギギ、と顔をジャックに向けると、ジャックが黒い顔で微笑み返してきた。
「極秘なんですけど、わたくし闇魔法と魅了魔法を得意としますの。とはいえ、王族に魅了を使ったことは誓ってありません。ですから国を乗っ取ろうとか、そんな物騒なことを考えているわけではありませんの。ただ、王家としては、わたくしを野放しにはできないということで、殿下の婚約者になったのですわ。公爵令嬢でなければ、今頃神殿によって殺されていたでしょうね」
闇魔法の使い手。
どちらかといえば、アデルは楚々とした聖女のような風貌で、ティアレアの方が闇魔法の使い手というのに相応しいのではないかと思うほどだ。魔法に関しては、見掛けで人を判断してはならないと心に刻んだメリアンだった。
「それで。天女の魅了魔法はよほど強力なのでしょうね。わたくしが気を失ったのは、もしかするとその方と闇魔法で争って負けたからかも知れませんわね。殿下との婚約破棄がショックで、なんてあり得ませんから」
「アデル……っ」
ルイが泣きそうな顔で縋り付く。この王太子、実はポンコツだろうかとメリアンは片眉を上げた。それをさらりとかわし、アデルは続ける。
「聞いたところ、精神異常状態無効化の指輪をつけていらっしゃるはずの殿下のお人柄が全く変わっていらっしゃったようですし、ジャックまでもが絡め取られたという事は、悠長に構えてはいられないように思われます。ジャクリーンさん、ライアット団長、何か手は考えていらっしゃるのかしら?」
精神状態無効化の指輪を持ってしても叶わなかったとは。もしかして防ぎようがないのではないだろうか。メリアンは表情を曇らせた。何度死んでも無駄なんじゃないだろうかとさえ思えてくる。
「今のところはまだ。まずはあの人物を調べた上、魔力のほどと魅了の有無、ここまで来た軌跡も調べなければなりませんし、そもそも誰が召喚したわけでもなくここへ現れたのだとしたら、どんな意味を持ってきたのか探らねば」
「神殿が呼び寄せた、とか?」
「神を呼ぶつもりで悪魔でも呼んだか」
「メリーの話では神殿は絡んでいないように思う」
それぞれが意見をする中、メリアンはなぜ自分が不死の命を受け取ったのかを考えた。なにかしら、役目があってこその命なのは間違いないと思い、口を開いた。
「わたくしは、女神から『正しい道を選べ』と言われました。ですから、恐らくわたくしがなにかしら行動に出なければならないのだと思います。
一度目の様子では、神殿が彼女を召喚したとは考えにくいと思います。慌てた教皇の独断で彼女を聖女に認定し、神殿で取り込みたかった様ですが、ティアレアは教皇を避け、神殿に近づくのも嫌だったように見受けられました。その半年後には教皇は敗退しその座を退いていましたし、求心力を失った神殿もあっけなく瓦解しましたから。あの腹黒く欲深い教皇がそんなリスクを負うとは思えません。国を混乱に陥れ、異端信教を持ち込むのが目的ならばわからないでもありませんが、この時代、歴史を紐解いても敵対する国は周辺にはございません。
今回、わたくしの生き返りが常にティアレアの降臨場面から始まることと言い、ジャックも関わりのあることから、女神がわたくしに進んで欲しい選択は、ティアレアと関係が深いはず。
神々の雷を放ったティアレアは間違いに気づき、焦っていたようでした。口では慈愛の雨と言いながら、全く違うものが出てきたわけですから。
つまり、どこかで学んだ魔法陣と言葉が、想像したものと一致していなかったのではないかと。彼女は神殿を嫌っていましたから、神殿で覚えた魔法ではないと思うのです」
「なるほど。となると、魔法を覚えたのは、王宮か学園、もしくは――」
「――魔導士宮、か」
王太子殿下の呟くような台詞に皆がジャックを見た。
ぎゅっと唇を噛み締めたジャックが頷く。
「一番可能性が高いのは、俺が篭絡されてそいつに教えたということだろうな」
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メリアンは瞬きをしてウェントワース公爵令嬢を見た。ドキドキするのは興奮だろうか。アデルはにっこりと笑い、メリアンの手を握った。
「メリアン様、お名前で呼んでも構いませんか?」
「は、はい。光栄でございます」
「お、おい。なぜ顔を赤らめているのだ?」
王太子が焦って余計なことを口走ると、公爵令嬢がチラリと視線で黙らせる。
メリアンはキラキラした瞳でアデルを見上げる。人生でこんなに興奮したことはないとばかりに頬に血が昇る。
「お、お姉さま…っと呼んでもよろしいでしょうか?」
「お姉様!?わっ、私は許さんぞ!なんだ、その桃色吐息はっ?!」
殿下が後ろで喚いているが、誰も気に留めない。
「まあ、うふふ。可愛らしいわね。貴女、わたくしの言う事ならなんでも聞いてくださる?わたくしの奴隷になれるかしら?」
ほわぁ、と舞踊りたくなる気持ちが抑えられなくなり、まさに頷かんとしたところで、ジャックがパンと手を叩いた。
途端に興が覚め、メリアンはキョトンとした。握りしめられた手を見て、ぞくりとする。
もしかして、今。
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「だな。どっぷり」
アデルはメリアンの手を離し、パンッと扇子を広げて口元を隠して目を弓形にして王太子を見た。
「さあ、殿下。魅了魔法がどれほど恐ろしいか、わかっていただけましたか?」
「あ、ああ。恐ろしかった。我が婚約者が私を捨てて女性に移ろったのかと思ったよ」
まさかの公爵令嬢が魅了使いだった。
「御免なさいね、メリアン様。わたくしのことはどうぞアデルと名前で呼んでちょうだい。二度と貴女に魅了魔法は使わないと誓うわ」
「ヒェ…イエ、も、もったいなきお言葉、ありがとうございます」
(うわ、こっわ!なにこの人、めっちゃこっわ!さすが次期王妃!)
思わず後ずさりたくなるのを必死で耐えるメリアンだったが、アデルはうふふと笑い、本当に妹でもいいのだけど『ガーラント侯爵の秘めた真珠姫』じゃ無理ね、と残念そうに眉を落としながら、シンプルな銀製の指輪を中指につけた。
「真珠姫?」
「社交界では有名よ。ガーラント侯爵夫妻が絶対表に出さない愛娘であるあなたのことよ」
「ああ……」
メリアンは眉を顰めた。絶対表に出さないのは「悪魔付き」で「傷物令嬢」であることを隠すためだから。両親はメリアンのことなど神殿への貢物ぐらいにしか思っていない。
「アデル様、その指輪は?」
「これは魅了防止の指輪。ふふ。魅了を使わせないための指輪よ。許可なしに外せないのですけれど、今日は特別にお許しをいただいたの。ねえ、ジャック?」
アデルがいう。
(え?ジャック?あの指輪、まさかジャックが作ったの?)
メリアンがギギギ、と顔をジャックに向けると、ジャックが黒い顔で微笑み返してきた。
「極秘なんですけど、わたくし闇魔法と魅了魔法を得意としますの。とはいえ、王族に魅了を使ったことは誓ってありません。ですから国を乗っ取ろうとか、そんな物騒なことを考えているわけではありませんの。ただ、王家としては、わたくしを野放しにはできないということで、殿下の婚約者になったのですわ。公爵令嬢でなければ、今頃神殿によって殺されていたでしょうね」
闇魔法の使い手。
どちらかといえば、アデルは楚々とした聖女のような風貌で、ティアレアの方が闇魔法の使い手というのに相応しいのではないかと思うほどだ。魔法に関しては、見掛けで人を判断してはならないと心に刻んだメリアンだった。
「それで。天女の魅了魔法はよほど強力なのでしょうね。わたくしが気を失ったのは、もしかするとその方と闇魔法で争って負けたからかも知れませんわね。殿下との婚約破棄がショックで、なんてあり得ませんから」
「アデル……っ」
ルイが泣きそうな顔で縋り付く。この王太子、実はポンコツだろうかとメリアンは片眉を上げた。それをさらりとかわし、アデルは続ける。
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今回、わたくしの生き返りが常にティアレアの降臨場面から始まることと言い、ジャックも関わりのあることから、女神がわたくしに進んで欲しい選択は、ティアレアと関係が深いはず。
神々の雷を放ったティアレアは間違いに気づき、焦っていたようでした。口では慈愛の雨と言いながら、全く違うものが出てきたわけですから。
つまり、どこかで学んだ魔法陣と言葉が、想像したものと一致していなかったのではないかと。彼女は神殿を嫌っていましたから、神殿で覚えた魔法ではないと思うのです」
「なるほど。となると、魔法を覚えたのは、王宮か学園、もしくは――」
「――魔導士宮、か」
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