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しゅわしゅわと泡立っていた泉が、次第に聖子だったイモリの姿を隠していく。ブクブクと泡だらけになり、沈んで行くイモリの体をアダムは思わず手を伸ばして掬い上げたくなったが、精霊に止められる。
『浄化の最中に止めると、ゾンビになるよ!』
と言われれば、びくりと手を止めるしかない。
「でも、沈んでしまったら…っ」
「ここは聖子の泉でしょ。イモリを信じなさい」
ハーナも泉の周りを歩きながら付け加える。
二人に止められたアダムはぎゅっと口を引き締め、じっと聖子を見守った。時折聞こえるグラハムの体を引きずる音が耳障りだが、今彼の方を向いてしまったらきっと、おそらくアダムは怒りを彼にぶつけて消し炭にしてしまうだろう。そう思い、ぐっと堪える。
「あの男もなかなか生き残ってるわねえ。もう片腕溶けてるのに、どこまでしぶといのかしら」
無情である。
『あら、あの人って研究室の人よね?王家の人間でしょ』
「王家の?」
『知らないの?血の濃さはすっごく薄いけど、王族の匂いがするよ』
そう言われてハーナはふうん、というようにグラハムを見た。
「アダム。今の王家ってフローレンスと血の繋がりはあるのかしら?」
「おい。ハーナの方が良く分かってるんじゃないのか?フローレンスとハーナの間にできた子は私だけなのだろう?フローレンスが他に妻を娶っていたならいざ知らず、そうでないのなら血の繋がりがあるか無いか、わかるだろうが」
それどころでは無いアダムは、おざなりに答えた。
「フローレンスに限ってそれは無いわね。アタシにゾッコンだったんだもの」
『どうでもいいけど、ゾッコンっていつの時代の言葉?』
「うっ、うるさいわね!ここ百年ばかり人と会話らしい会話をしていないんだから、仕方ないでしょ!すぐに新しい言葉くらい覚えるわよ!」
キィっとヒステリックに声をあげ、ハーナはふんとそっぽを向いた。くびったけよりは新しい言葉よ!メロメロとか一途とかそういう意味らしいわよ!と言い訳がましく言い募る。
「ともかく、それなら今の王家はただの人間ってことね。竜人はもういないはずだし、竜族には空と海を与えたんだもの」
『どうでもいいけど、人族に手を出すと、また女神が暴れるからやめてね』
「……わかってるわよ。どうせ人間たちは自分たちの首の締め合いしかしてないけど?」
全く馬鹿な子ほど可愛いというのは神にも値するのね、とハーナは嘯いた。
「全く瘴気がなくなったら、あの人たちどうするのかしら」
『そうそう。さっきの衝撃で、ここいら一帯の瘴気が消え失せたんだったわ。それでついでにハーナの結界も完全に消失しちゃったんでびっくりして確認に出てたんだけど、気づいてないみたいよ』
戻ってきてみたら、こっちはこっちで惨状でびっくりしたわ、とセナがぼやいた。
「えっそうなの?」
『うん。でも外から見たら丸わかりなのよ。今まで結界に囲まれてぼやけていた境界がはっきり見渡せるようになったからね。境界近くで戦っていた騎士たちは気づいたみたいだけど』
「あら、それじゃあ外界から攻めてくる可能性もあるってこと?」
『それほど戦争がしたけりゃね』
「……面白そうねぇ」
そんな会話を小耳に挟みながら、どんどん泡が大きくなる泉を見てアダムは不安に駆られた。もう聖子の体は視覚化できないでいるが、泡があるからには浄化の作業が進んでいるのだろうかとも思う。だが、もしこれが浄化ではなくグラハムのように溶けていっているのだとしたら。
「頼む……聖子さんを私に返してくれ……唯一心を通わせた存在なんだ。神よ…私に慈悲を」
神の使命の通り、竜人を一掃した。仲の良かった仲間もいた。世話になった人もいたが、有無を言わさず狩り出した。血で血を洗い、魔王になったかのように振る舞い、竜人を殲滅した。あんな思いは二度としたく無い。心が壊れる寸前で、記憶を手放したのだ。母であるハーナを捉え贄にして、大地の浄化のために繋ぎ止めた。ハーナにとっても長い年月だっただろう。贖罪のため神殿に仕え、長い年月をかけて闇魔法を葬り去った。だが、体は覚えている。このまま聖子を失って仕舞えば、私は闇に落ちる。今も、この時も。グラハムを視界に入れてしまったら。
ぎゅっと拳を握り締め祈るように額に当てる。
「私の唯一を……」
返してくれ。
そう口に出そうとした時、ボコリと一際大きな泡が立ち、泉が静かになった。
「……っ!」
静まり返った水面に、聖子の姿はない。
「……そんな……」
顔色をなくしたアダムだったが、次の瞬間泉の水が真っ赤に染まり、沸騰した。
『うっわ!?』
「きゃっ!?」
ゴッと吹き出したのは、もはや水ではなくマグマのような熱塊。ハーナが慌てて結界をはりアダムは飛び上がり聖魔法を放とうとしたところで、ぼとりとその熱塊から何かが地面に落ちた。
のそり、と蠢いたそれは。
「神様!!またバイトの内容聞いてない!」
と叫び声を上げた。
マグマはとうとうと泉から流れ、やがて冷えて固まった。その上に二本足で立ち上がったそれは、相変わらずキョロリとした黒い瞳を持ち周囲を見渡し愕然としているアダムと目があった。
「アダム!」
聞き慣れた愛らしい声は、まさに聖子のものだった。
「せ、……聖子、さん?」
「ハイっ!ただいま!帰りました!」
「その、姿は……?」
アダムに指を刺され、えっ?と見下ろすとイモリだった体の数十倍の大きさをした、吸盤付きの指を持った大トカゲだった。
「……えっ?ま、またイモリ……?」
「いえ、違いますよ、聖子さん!あなた、火竜じゃないですか!!」
そう。
水属性だったイモリから進化した聖子は、火と闇属性を持ったサラマンダーになったのだ。
「うそ~ん………」
「大丈夫ですよ、聖子さん。とても可愛らしいお姿です」
「冗談でも言わないでちょうだい」
あれから、結界のなくなったファンブール国はあっという間に侵略されて、隣国に吸収されてしまった。ヌクヌクと結界に守られていたため騎士以外の戦闘要員はおらず、防壁なども全くと言っていいほど疎かにしていた。敵はたまに入り込んでくる魔獣くらいしかいなかったため、外界についても全く疎かったせいもある。
隣国は共和制、民主制をとっており魔法や科学も発展していたため、大きく遅れをとったファンブール国は植民地となり、現在施しを受けている。
だが聖子が作り出した万能薬をたっぷり吸い込んだ薬草畑は聖地として祀られ、精霊の森として守られることになった。セナは嬉々としてその地の精霊王となり、時折万能薬を求めてやってくる人々に万能薬を分け与えたりしてる。もちろん心の黒い人々は森で迷わせ、グラハムに襲わせている。
そうそう、グラハムはサラマンダーとなって現れた聖子に命を助けられた。ただし失った右手と目は取り返すことができず、人間に戻ることも魔獣になることもできない半端な生き物になった。というのは、彼の下半身はトカゲのような姿になり、上半身は毛むくじゃらの人間、頭は人のそれよりも小さく目がないため、鼻と口が異様に大きく変化した。研究好きな性格だけがその体に残り、森の中を歩き回り、珍しいものを見つけると器用に分解するのだが、それが何になるか、という考えまで至らず全て口に含んでしまうのだが。その鼻は悪意を嗅ぎつけ、黒い魂に引き寄せられるという。そのせいもあって、森に悪影響を与える人間や動物が入り込むと、即座にグラハムは動き出す。
可哀想な生き物となったグラハムだったが、精霊の言葉はわかるらしく、大人しく森に住まわせてもらえるようになった。その姿を見た人間は恐れをなして逃げ出し、森の番人として語り継がれるようになった。
聖子の体長は今や1.5メートル。人間だった頃と変わらない大きさである。肩乗りイモリなんて可愛い時代もあった。今やコモドドラゴン顔負けの大きさである。
「やっぱりあの時ダイエットしとけばよかった」
「私はどんな聖子さんでも好きですから」
「身長と体長の違いってなんか悲しいのよ、アダム」
「それでも聖子さんは聖子さんだし、まだ私より小さいじゃないですか」
最近になって方のあたりが痒いと思っていたら、どうやら羽が生えてきたらしい。ハイエルフ・ドラゴンのアダムには羽はないが、自在に飛ぶことができることが判明した。忘れていた魔法を思い出し、新たな魔法を覚え、アダムと聖子は聖地をでた。自由に生きたいと願ったアダムについて、今度はハーナのいる竜の国へ行ってみようと計画を立てたのだ。
ハーナは聖子が戻ってきてからダイエットに励んでいたものの、人間からは相手にされず、1世紀前の言葉遣いをするところから「おばば様」と呼ばれたのを機に、人間なんか大嫌いよっ!と叫んで竜の国へと帰ってしまったのだ。
「それに私があなたを抱えて飛ぶことだって軽々できますよ」
「うう、アダム。一生あなたについていくわ」
「聖子さん!私も一生聖子さんと共に生きます」
なんだか結婚を誓う夫婦のような言葉だが、意味合いはかなり違う気がする、と聖子は思う。
「そのうち歌って踊れる聖女になってみせるからね」
「楽しみにしています」
~~Fin~~
=====================
あっという間の最終回でした!ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
楽しんでいただけたら嬉しいです。
『浄化の最中に止めると、ゾンビになるよ!』
と言われれば、びくりと手を止めるしかない。
「でも、沈んでしまったら…っ」
「ここは聖子の泉でしょ。イモリを信じなさい」
ハーナも泉の周りを歩きながら付け加える。
二人に止められたアダムはぎゅっと口を引き締め、じっと聖子を見守った。時折聞こえるグラハムの体を引きずる音が耳障りだが、今彼の方を向いてしまったらきっと、おそらくアダムは怒りを彼にぶつけて消し炭にしてしまうだろう。そう思い、ぐっと堪える。
「あの男もなかなか生き残ってるわねえ。もう片腕溶けてるのに、どこまでしぶといのかしら」
無情である。
『あら、あの人って研究室の人よね?王家の人間でしょ』
「王家の?」
『知らないの?血の濃さはすっごく薄いけど、王族の匂いがするよ』
そう言われてハーナはふうん、というようにグラハムを見た。
「アダム。今の王家ってフローレンスと血の繋がりはあるのかしら?」
「おい。ハーナの方が良く分かってるんじゃないのか?フローレンスとハーナの間にできた子は私だけなのだろう?フローレンスが他に妻を娶っていたならいざ知らず、そうでないのなら血の繋がりがあるか無いか、わかるだろうが」
それどころでは無いアダムは、おざなりに答えた。
「フローレンスに限ってそれは無いわね。アタシにゾッコンだったんだもの」
『どうでもいいけど、ゾッコンっていつの時代の言葉?』
「うっ、うるさいわね!ここ百年ばかり人と会話らしい会話をしていないんだから、仕方ないでしょ!すぐに新しい言葉くらい覚えるわよ!」
キィっとヒステリックに声をあげ、ハーナはふんとそっぽを向いた。くびったけよりは新しい言葉よ!メロメロとか一途とかそういう意味らしいわよ!と言い訳がましく言い募る。
「ともかく、それなら今の王家はただの人間ってことね。竜人はもういないはずだし、竜族には空と海を与えたんだもの」
『どうでもいいけど、人族に手を出すと、また女神が暴れるからやめてね』
「……わかってるわよ。どうせ人間たちは自分たちの首の締め合いしかしてないけど?」
全く馬鹿な子ほど可愛いというのは神にも値するのね、とハーナは嘯いた。
「全く瘴気がなくなったら、あの人たちどうするのかしら」
『そうそう。さっきの衝撃で、ここいら一帯の瘴気が消え失せたんだったわ。それでついでにハーナの結界も完全に消失しちゃったんでびっくりして確認に出てたんだけど、気づいてないみたいよ』
戻ってきてみたら、こっちはこっちで惨状でびっくりしたわ、とセナがぼやいた。
「えっそうなの?」
『うん。でも外から見たら丸わかりなのよ。今まで結界に囲まれてぼやけていた境界がはっきり見渡せるようになったからね。境界近くで戦っていた騎士たちは気づいたみたいだけど』
「あら、それじゃあ外界から攻めてくる可能性もあるってこと?」
『それほど戦争がしたけりゃね』
「……面白そうねぇ」
そんな会話を小耳に挟みながら、どんどん泡が大きくなる泉を見てアダムは不安に駆られた。もう聖子の体は視覚化できないでいるが、泡があるからには浄化の作業が進んでいるのだろうかとも思う。だが、もしこれが浄化ではなくグラハムのように溶けていっているのだとしたら。
「頼む……聖子さんを私に返してくれ……唯一心を通わせた存在なんだ。神よ…私に慈悲を」
神の使命の通り、竜人を一掃した。仲の良かった仲間もいた。世話になった人もいたが、有無を言わさず狩り出した。血で血を洗い、魔王になったかのように振る舞い、竜人を殲滅した。あんな思いは二度としたく無い。心が壊れる寸前で、記憶を手放したのだ。母であるハーナを捉え贄にして、大地の浄化のために繋ぎ止めた。ハーナにとっても長い年月だっただろう。贖罪のため神殿に仕え、長い年月をかけて闇魔法を葬り去った。だが、体は覚えている。このまま聖子を失って仕舞えば、私は闇に落ちる。今も、この時も。グラハムを視界に入れてしまったら。
ぎゅっと拳を握り締め祈るように額に当てる。
「私の唯一を……」
返してくれ。
そう口に出そうとした時、ボコリと一際大きな泡が立ち、泉が静かになった。
「……っ!」
静まり返った水面に、聖子の姿はない。
「……そんな……」
顔色をなくしたアダムだったが、次の瞬間泉の水が真っ赤に染まり、沸騰した。
『うっわ!?』
「きゃっ!?」
ゴッと吹き出したのは、もはや水ではなくマグマのような熱塊。ハーナが慌てて結界をはりアダムは飛び上がり聖魔法を放とうとしたところで、ぼとりとその熱塊から何かが地面に落ちた。
のそり、と蠢いたそれは。
「神様!!またバイトの内容聞いてない!」
と叫び声を上げた。
マグマはとうとうと泉から流れ、やがて冷えて固まった。その上に二本足で立ち上がったそれは、相変わらずキョロリとした黒い瞳を持ち周囲を見渡し愕然としているアダムと目があった。
「アダム!」
聞き慣れた愛らしい声は、まさに聖子のものだった。
「せ、……聖子、さん?」
「ハイっ!ただいま!帰りました!」
「その、姿は……?」
アダムに指を刺され、えっ?と見下ろすとイモリだった体の数十倍の大きさをした、吸盤付きの指を持った大トカゲだった。
「……えっ?ま、またイモリ……?」
「いえ、違いますよ、聖子さん!あなた、火竜じゃないですか!!」
そう。
水属性だったイモリから進化した聖子は、火と闇属性を持ったサラマンダーになったのだ。
「うそ~ん………」
「大丈夫ですよ、聖子さん。とても可愛らしいお姿です」
「冗談でも言わないでちょうだい」
あれから、結界のなくなったファンブール国はあっという間に侵略されて、隣国に吸収されてしまった。ヌクヌクと結界に守られていたため騎士以外の戦闘要員はおらず、防壁なども全くと言っていいほど疎かにしていた。敵はたまに入り込んでくる魔獣くらいしかいなかったため、外界についても全く疎かったせいもある。
隣国は共和制、民主制をとっており魔法や科学も発展していたため、大きく遅れをとったファンブール国は植民地となり、現在施しを受けている。
だが聖子が作り出した万能薬をたっぷり吸い込んだ薬草畑は聖地として祀られ、精霊の森として守られることになった。セナは嬉々としてその地の精霊王となり、時折万能薬を求めてやってくる人々に万能薬を分け与えたりしてる。もちろん心の黒い人々は森で迷わせ、グラハムに襲わせている。
そうそう、グラハムはサラマンダーとなって現れた聖子に命を助けられた。ただし失った右手と目は取り返すことができず、人間に戻ることも魔獣になることもできない半端な生き物になった。というのは、彼の下半身はトカゲのような姿になり、上半身は毛むくじゃらの人間、頭は人のそれよりも小さく目がないため、鼻と口が異様に大きく変化した。研究好きな性格だけがその体に残り、森の中を歩き回り、珍しいものを見つけると器用に分解するのだが、それが何になるか、という考えまで至らず全て口に含んでしまうのだが。その鼻は悪意を嗅ぎつけ、黒い魂に引き寄せられるという。そのせいもあって、森に悪影響を与える人間や動物が入り込むと、即座にグラハムは動き出す。
可哀想な生き物となったグラハムだったが、精霊の言葉はわかるらしく、大人しく森に住まわせてもらえるようになった。その姿を見た人間は恐れをなして逃げ出し、森の番人として語り継がれるようになった。
聖子の体長は今や1.5メートル。人間だった頃と変わらない大きさである。肩乗りイモリなんて可愛い時代もあった。今やコモドドラゴン顔負けの大きさである。
「やっぱりあの時ダイエットしとけばよかった」
「私はどんな聖子さんでも好きですから」
「身長と体長の違いってなんか悲しいのよ、アダム」
「それでも聖子さんは聖子さんだし、まだ私より小さいじゃないですか」
最近になって方のあたりが痒いと思っていたら、どうやら羽が生えてきたらしい。ハイエルフ・ドラゴンのアダムには羽はないが、自在に飛ぶことができることが判明した。忘れていた魔法を思い出し、新たな魔法を覚え、アダムと聖子は聖地をでた。自由に生きたいと願ったアダムについて、今度はハーナのいる竜の国へ行ってみようと計画を立てたのだ。
ハーナは聖子が戻ってきてからダイエットに励んでいたものの、人間からは相手にされず、1世紀前の言葉遣いをするところから「おばば様」と呼ばれたのを機に、人間なんか大嫌いよっ!と叫んで竜の国へと帰ってしまったのだ。
「それに私があなたを抱えて飛ぶことだって軽々できますよ」
「うう、アダム。一生あなたについていくわ」
「聖子さん!私も一生聖子さんと共に生きます」
なんだか結婚を誓う夫婦のような言葉だが、意味合いはかなり違う気がする、と聖子は思う。
「そのうち歌って踊れる聖女になってみせるからね」
「楽しみにしています」
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