20 / 24
20:あれ?私、死にました?
しおりを挟む
引き続きちょっとグロテスクです。ごめんなさい。
====================
「ちょっ、ちょっと待ってグラハムさん!まずは万能薬!ねっ?体調万全じゃないとうっかりまちがえちゃうこともあるでしょっ?」
ひとまず、聖子は自分を落ち着かせるためにも、平常心を持ってことに当たった。まずは万能薬。このスプラッタ・ゾンビ・ホラーは苦手とする分野だ。
健全な肉体に宿る健全な精神!ほんと、マジ、これ大事!
「フハハ。万能薬なんかなくてもいいんだよ!僕の体は不老不死だ!魔力さえ循環していればこの体が朽ちることはないのだから!」
「えええぇ。不老不死!?そうなの!?」
「そうさ!これについてもまだまだ調べなければいけないけれどね!きっとハーナの唾液の成分が関係しているんだと思う。ああ、そういえば、大神官様も、ハーナのミルクを飲んでいるんだったねえ!ぐあぁぁあ、ぐ、ぐふ。ぼ、僕の脳、ががが、さい、再生、されて、ああああ」
脳みそが溶けて再生されて、言葉がうまく発せなくなってしまったようだ。グラハムの体も再生と腐乱を繰り返しながら、おかしな形に変わっていく。頭が小さくなって、目の窪みがだんだん小さくなって目玉がころりと転がっていった。代わりに片方の肩が盛り上がり首と繋がっていき、もう片方は上腕が異常に長くなっていく。内臓が見えて、胃のあたりに大きな塊ができた。それが脈打つようにドクン、ドクンと動きどんどん大きくなっていく。
ただれて落ちた肉塊はシュウシュウと音を立てて蒸発していく。周囲の芝も一緒に焼け爛れ、ひどい匂いが漂う。一体、グラハムはどうなってしまったのか。まさか聖子が進化する時もこんな風になるんじゃないだろうな、とふと不安になる。
神様。私、脱皮ぐらいまでなら我慢します。だからこれはやめて!
これが不老不死だと言うのなら、私は不老不死じゃない方がいいです。アダムが不老不死なのかと思ったけど、あれはどういうの!?ただの長寿なの?時間の流れが違うとか、聖魔法がそうさせるとかそんなヤツ?加護とかついてんの?
留まる事なく、そんなことを小さな脳みそで高速で考える聖子だったが、次第に肉がこぼれ落ち、骨だけになってきたグラハムの手は流石に体長30センチのぽっちゃりイモリを握りしめているのに無理が出てきたようで、聖子の脇に骨が食い込んだ。ついでにイモリの体は滑りやすい。ツルツルしている上に自分の血肉でヌルヌルになった手は、聖子が万歳のポーズを取ることで、するりと取り逃してしまったのだ。
割れガラスで受けた脇の傷の痛みにかまっている暇ではない。そいやっとばかりに聖子は二足歩行で走り、泉に飛び込み深く深く潜りながら、万能薬になれ!と祈った。
聖子の必死の祈りのおかげか、泉の水は一気に泡立ち、泉の底には占い師の水晶玉サイズの聖結晶がゴロゴロと生まれ泡立った水は噴水となって吹き出した。
「ぎゃああああああぁああぁぁぁ!!!!」
再生途中だったグラハムの体に万能薬が飛び散った。
水の底でほとんど気を失いかけていた聖子は、慌てて浮上し、顔を水面に出し状況を確認しようとして、目を見開いた。
万能薬を体に浴びたグラハムは、一部が赤黒くただれ、一部が元々の人間の体へと戻り、じゅうじゅうと音を立てて蒸気を上げていたのだ。その間も体の細胞は再生と破壊を繰り返して、その姿はこの世のものとは思えないほどだった。
「聖子さん!」
呆然とその姿を目に焼き付けていると後方から自分を呼ぶ声がした。
「アダム!!」
我に戻った聖子は、水面から顔を出しできる限り伸びをして手を振り上げた。
アダムが来てくれた!
解剖されずに済む!
この惨事を自分だけで解決しなくても済む!
涙が出そうだった。こんな非現実的なファンタジーは、聖子の頭では理解できないのだ。許容範囲をすっかり超えていた。自分が一度死んだのは、理解した。イモリになったのも理解した。ここで何かしらの手助けをしてアダムを救わなければならない。でも、そこまでだ。アダムのためなら頑張ろうと思った。自分の息子のようなものだ。一人で寂しく長い時を生きてきたのだ。
こんなゾンビを相手にしろなんて聞いていない。歌って踊れる聖女を目指すのに、なぜゾンビが必要になるのか。避けて通れない試練なのか。
すっかり変質してしまったグラハムを挟んで、アダムとでぶったおばさんが目に入った。
ーーあらやだ。私以上のぽっちゃりがいたわ。
狂い泣きそうになっていた聖子だったが、その姿を見てすん、と我に帰った。だが、その視線に見覚えがある。あの人を見下した視線といい、にやけた笑いといい。
「もしかして……ハーナ?」
「やっだ、聖子、やっぱり生きてたわねぇ!そーよぉ、あんたのマブダチの愛しのハーナよぉ!」
「ええぇ…。人間になったの…?」
ってかいつの間にマブダチになったの?マブダチって最近の若い子、使わないんじゃないかしら。こっちでは流行ってんの?
それで、ハーナは人間になって、グラハムは化け物になった。唾液交換とかで人間と竜が入れ替わったとか、そんな映画どこかで見なかったかしら。
とはいえ、今は現実放棄している場合ではなかった。
「アダムっ!それグラハムさんの成れの果て!!ハーナのミルクでこうなったのか、自分の持った毒でこうなったのか分からないけど!不老不死だって言ってた!」
「聖子さんは無事ですか!?」
「私は大丈夫。万能薬の泉に浸かってるから!あ、それとグラハムさんの今の体に万能薬かけると一部人間の体に戻ったけど、細胞が活性化してて再生と破壊を繰り返してるの」
「よ、よくわかりませんが……。グラハムはもう人間ではありません。魔獣に変化しています!泉から出ないでください!わかりましたね?」
「う、うん。わかった、でも、アダムは」
言われなくても泉から飛び出す予定はないが、その魔獣に変化したグラハムはどうするのかと聞きただす前に、グラハムがパチンと弾け飛んだ。ボチョンと泉に落ちた肉塊は、ジュッと溶けて消え去ってしまった。
だが、地面に落ちた肉の塊とボロボロに折れた骨がマグネットのように引き合い、別な物体を作り上げていく。人間の体ではなく、もっと大きな不気味な何か。
「こ、こでハ、ぼ、僕ノ物ダ……あ、ああアダ、アダムに渡さナイ、僕の、ボ、グ、グフ、グフフ」
それは牛のツノのようなものを頭から生やし、恐竜のように背中にとげがあった。指だった手の先は鷲の爪のように凶暴で魚の鱗のようなものが体にびっしり生え始めていた。
「あらまあ、アタシの魔力の影響かしら?」
「醜いな」
「ちょっと!アタシが醜いってこと!?」
「……他にあるとすれば、おそらく自身で試していたのかもしれん」
アダムはハーナから視線を外し、言葉を濁した。
グラハムは研究熱心だった。国を守り、魔獣と戦う騎士たちのために様々な薬品を作り上げていたのだ。当然、効果的なものを作るには検証をしなければならない。一殺多生を自身を持って検証していたのかもしれない。様々な薬品を試し、すでにグラハムの体は取り返しのつかないところまで来ていたのだ。そこへハーナの魔力が混じり合い負へと働いた、と考えられるのではないか。
変身の早い地点だったのなら万能薬も働いたのかもしれないが、今となっては万能薬はグラハムにとって猛毒になってしまった。
グラハムは魔力を溜め、アダムに向かって口から火を噴いた。
「きゃあっ!?」
それを見て聖子は飛び上がる。
「ゴ◯ラ!?ゴジ◯なの!?」
ファンタジーかと思ったら特撮だった!?アダムは、と思って首を伸ばせば、二人とも軽々と避けたらしく、少し離れた場所で水魔法で防いでいた。そうか。水魔法なら火炎放射とかも消すことができるんだ。それならば、と聖子は泉に潜り込んだ。
今のグラハムは危険だ。特撮怪獣に変身してしまったのだ。火を吹くなんてとんでもない。胃の辺りで脈打っていたのは核反応袋か何かか?
グラハムに万能薬が降り掛かった時、ひどく痛がっていたけれど、一部人間の体に戻っていた。たくさんかければ、人間の体に戻ってくれるのかもしれない。
そう思った聖子は、先ほどと同じように万能薬に変えた水を飛ばしてみようと考えた。少しだけだとまた魔獣に戻ってしまうから、たくさんたくさん。噴水よりも、消防車の放水ポンプのように。
「でもどうすればいいのかわかんないわ……イメージして、なんとかなるもの?」
泉の水を万能薬に変えたみたいに?
聖子は一か八かの賭けに出て、放水ポンプをイメージした。
果たして、泉の水は水柱になって沸き上がり、グラハム目指して落下した。だが、考えていなかったのは、自分自身まで鉄砲水に打たれてシュポーンッと吹き上がったことだった。
当然、吹き上がった水は落下する。そして聖子も。
あっ、やっば。私もしかして詰んだ?
====================
「ちょっ、ちょっと待ってグラハムさん!まずは万能薬!ねっ?体調万全じゃないとうっかりまちがえちゃうこともあるでしょっ?」
ひとまず、聖子は自分を落ち着かせるためにも、平常心を持ってことに当たった。まずは万能薬。このスプラッタ・ゾンビ・ホラーは苦手とする分野だ。
健全な肉体に宿る健全な精神!ほんと、マジ、これ大事!
「フハハ。万能薬なんかなくてもいいんだよ!僕の体は不老不死だ!魔力さえ循環していればこの体が朽ちることはないのだから!」
「えええぇ。不老不死!?そうなの!?」
「そうさ!これについてもまだまだ調べなければいけないけれどね!きっとハーナの唾液の成分が関係しているんだと思う。ああ、そういえば、大神官様も、ハーナのミルクを飲んでいるんだったねえ!ぐあぁぁあ、ぐ、ぐふ。ぼ、僕の脳、ががが、さい、再生、されて、ああああ」
脳みそが溶けて再生されて、言葉がうまく発せなくなってしまったようだ。グラハムの体も再生と腐乱を繰り返しながら、おかしな形に変わっていく。頭が小さくなって、目の窪みがだんだん小さくなって目玉がころりと転がっていった。代わりに片方の肩が盛り上がり首と繋がっていき、もう片方は上腕が異常に長くなっていく。内臓が見えて、胃のあたりに大きな塊ができた。それが脈打つようにドクン、ドクンと動きどんどん大きくなっていく。
ただれて落ちた肉塊はシュウシュウと音を立てて蒸発していく。周囲の芝も一緒に焼け爛れ、ひどい匂いが漂う。一体、グラハムはどうなってしまったのか。まさか聖子が進化する時もこんな風になるんじゃないだろうな、とふと不安になる。
神様。私、脱皮ぐらいまでなら我慢します。だからこれはやめて!
これが不老不死だと言うのなら、私は不老不死じゃない方がいいです。アダムが不老不死なのかと思ったけど、あれはどういうの!?ただの長寿なの?時間の流れが違うとか、聖魔法がそうさせるとかそんなヤツ?加護とかついてんの?
留まる事なく、そんなことを小さな脳みそで高速で考える聖子だったが、次第に肉がこぼれ落ち、骨だけになってきたグラハムの手は流石に体長30センチのぽっちゃりイモリを握りしめているのに無理が出てきたようで、聖子の脇に骨が食い込んだ。ついでにイモリの体は滑りやすい。ツルツルしている上に自分の血肉でヌルヌルになった手は、聖子が万歳のポーズを取ることで、するりと取り逃してしまったのだ。
割れガラスで受けた脇の傷の痛みにかまっている暇ではない。そいやっとばかりに聖子は二足歩行で走り、泉に飛び込み深く深く潜りながら、万能薬になれ!と祈った。
聖子の必死の祈りのおかげか、泉の水は一気に泡立ち、泉の底には占い師の水晶玉サイズの聖結晶がゴロゴロと生まれ泡立った水は噴水となって吹き出した。
「ぎゃああああああぁああぁぁぁ!!!!」
再生途中だったグラハムの体に万能薬が飛び散った。
水の底でほとんど気を失いかけていた聖子は、慌てて浮上し、顔を水面に出し状況を確認しようとして、目を見開いた。
万能薬を体に浴びたグラハムは、一部が赤黒くただれ、一部が元々の人間の体へと戻り、じゅうじゅうと音を立てて蒸気を上げていたのだ。その間も体の細胞は再生と破壊を繰り返して、その姿はこの世のものとは思えないほどだった。
「聖子さん!」
呆然とその姿を目に焼き付けていると後方から自分を呼ぶ声がした。
「アダム!!」
我に戻った聖子は、水面から顔を出しできる限り伸びをして手を振り上げた。
アダムが来てくれた!
解剖されずに済む!
この惨事を自分だけで解決しなくても済む!
涙が出そうだった。こんな非現実的なファンタジーは、聖子の頭では理解できないのだ。許容範囲をすっかり超えていた。自分が一度死んだのは、理解した。イモリになったのも理解した。ここで何かしらの手助けをしてアダムを救わなければならない。でも、そこまでだ。アダムのためなら頑張ろうと思った。自分の息子のようなものだ。一人で寂しく長い時を生きてきたのだ。
こんなゾンビを相手にしろなんて聞いていない。歌って踊れる聖女を目指すのに、なぜゾンビが必要になるのか。避けて通れない試練なのか。
すっかり変質してしまったグラハムを挟んで、アダムとでぶったおばさんが目に入った。
ーーあらやだ。私以上のぽっちゃりがいたわ。
狂い泣きそうになっていた聖子だったが、その姿を見てすん、と我に帰った。だが、その視線に見覚えがある。あの人を見下した視線といい、にやけた笑いといい。
「もしかして……ハーナ?」
「やっだ、聖子、やっぱり生きてたわねぇ!そーよぉ、あんたのマブダチの愛しのハーナよぉ!」
「ええぇ…。人間になったの…?」
ってかいつの間にマブダチになったの?マブダチって最近の若い子、使わないんじゃないかしら。こっちでは流行ってんの?
それで、ハーナは人間になって、グラハムは化け物になった。唾液交換とかで人間と竜が入れ替わったとか、そんな映画どこかで見なかったかしら。
とはいえ、今は現実放棄している場合ではなかった。
「アダムっ!それグラハムさんの成れの果て!!ハーナのミルクでこうなったのか、自分の持った毒でこうなったのか分からないけど!不老不死だって言ってた!」
「聖子さんは無事ですか!?」
「私は大丈夫。万能薬の泉に浸かってるから!あ、それとグラハムさんの今の体に万能薬かけると一部人間の体に戻ったけど、細胞が活性化してて再生と破壊を繰り返してるの」
「よ、よくわかりませんが……。グラハムはもう人間ではありません。魔獣に変化しています!泉から出ないでください!わかりましたね?」
「う、うん。わかった、でも、アダムは」
言われなくても泉から飛び出す予定はないが、その魔獣に変化したグラハムはどうするのかと聞きただす前に、グラハムがパチンと弾け飛んだ。ボチョンと泉に落ちた肉塊は、ジュッと溶けて消え去ってしまった。
だが、地面に落ちた肉の塊とボロボロに折れた骨がマグネットのように引き合い、別な物体を作り上げていく。人間の体ではなく、もっと大きな不気味な何か。
「こ、こでハ、ぼ、僕ノ物ダ……あ、ああアダ、アダムに渡さナイ、僕の、ボ、グ、グフ、グフフ」
それは牛のツノのようなものを頭から生やし、恐竜のように背中にとげがあった。指だった手の先は鷲の爪のように凶暴で魚の鱗のようなものが体にびっしり生え始めていた。
「あらまあ、アタシの魔力の影響かしら?」
「醜いな」
「ちょっと!アタシが醜いってこと!?」
「……他にあるとすれば、おそらく自身で試していたのかもしれん」
アダムはハーナから視線を外し、言葉を濁した。
グラハムは研究熱心だった。国を守り、魔獣と戦う騎士たちのために様々な薬品を作り上げていたのだ。当然、効果的なものを作るには検証をしなければならない。一殺多生を自身を持って検証していたのかもしれない。様々な薬品を試し、すでにグラハムの体は取り返しのつかないところまで来ていたのだ。そこへハーナの魔力が混じり合い負へと働いた、と考えられるのではないか。
変身の早い地点だったのなら万能薬も働いたのかもしれないが、今となっては万能薬はグラハムにとって猛毒になってしまった。
グラハムは魔力を溜め、アダムに向かって口から火を噴いた。
「きゃあっ!?」
それを見て聖子は飛び上がる。
「ゴ◯ラ!?ゴジ◯なの!?」
ファンタジーかと思ったら特撮だった!?アダムは、と思って首を伸ばせば、二人とも軽々と避けたらしく、少し離れた場所で水魔法で防いでいた。そうか。水魔法なら火炎放射とかも消すことができるんだ。それならば、と聖子は泉に潜り込んだ。
今のグラハムは危険だ。特撮怪獣に変身してしまったのだ。火を吹くなんてとんでもない。胃の辺りで脈打っていたのは核反応袋か何かか?
グラハムに万能薬が降り掛かった時、ひどく痛がっていたけれど、一部人間の体に戻っていた。たくさんかければ、人間の体に戻ってくれるのかもしれない。
そう思った聖子は、先ほどと同じように万能薬に変えた水を飛ばしてみようと考えた。少しだけだとまた魔獣に戻ってしまうから、たくさんたくさん。噴水よりも、消防車の放水ポンプのように。
「でもどうすればいいのかわかんないわ……イメージして、なんとかなるもの?」
泉の水を万能薬に変えたみたいに?
聖子は一か八かの賭けに出て、放水ポンプをイメージした。
果たして、泉の水は水柱になって沸き上がり、グラハム目指して落下した。だが、考えていなかったのは、自分自身まで鉄砲水に打たれてシュポーンッと吹き上がったことだった。
当然、吹き上がった水は落下する。そして聖子も。
あっ、やっば。私もしかして詰んだ?
10
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

【完結】番である私の旦那様
桜もふ
恋愛
異世界であるミーストの世界最強なのが黒竜族!
黒竜族の第一皇子、オパール・ブラック・オニキス(愛称:オール)の番をミースト神が異世界転移させた、それが『私』だ。
バールナ公爵の元へ養女として出向く事になるのだが、1人娘であった義妹が最後まで『自分』が黒竜族の番だと思い込み、魅了の力を使って男性を味方に付け、なにかと嫌味や嫌がらせをして来る。
オールは政務が忙しい身ではあるが、溺愛している私の送り迎えだけは必須事項みたい。
気が抜けるほど甘々なのに、義妹に邪魔されっぱなし。
でも神様からは特別なチートを貰い、世界最強の黒竜族の番に相応しい子になろうと頑張るのだが、なぜかディロ-ルの侯爵子息に学園主催の舞踏会で「お前との婚約を破棄する!」なんて訳の分からない事を言われるし、義妹は最後の最後まで頭お花畑状態で、オールを手に入れようと男の元を転々としながら、絡んで来ます!(鬱陶しいくらい来ます!)
大好きな乙女ゲームや異世界の漫画に出てくる「私がヒロインよ!」な頭の変な……じゃなかった、変わった義妹もいるし、何と言っても、この世界の料理はマズイ、不味すぎるのです!
神様から貰った、特別なスキルを使って異世界の皆と地球へ行き来したり、地球での家族と異世界へ行き来しながら、日本で得た知識や得意な家事(食事)などを、この世界でオールと一緒に自由にのんびりと生きて行こうと思います。
前半は転移する前の私生活から始まります。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。

疲れきった退職前女教師がある日突然、異世界のどうしようもない貴族令嬢に転生。こっちの世界でも子供たちの幸せは第一優先です!
ミミリン
恋愛
小学校教師として長年勤めた独身の皐月(さつき)。
退職間近で突然異世界に転生してしまった。転生先では醜いどうしようもない貴族令嬢リリア・アルバになっていた!
私を陥れようとする兄から逃れ、
不器用な大人たちに助けられ、少しずつ現世とのギャップを埋め合わせる。
逃れた先で出会った訳ありの美青年は何かとからかってくるけど、気がついたら成長して私を支えてくれる大切な男性になっていた。こ、これは恋?
異世界で繰り広げられるそれぞれの奮闘ストーリー。
この世界で新たに自分の人生を切り開けるか!?

私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる