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緑竜の夢
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遥か古代から、永遠とも思える時と共にこの大地の営みを垣間見てきた。
地下に生きる微生物でさえ、この星に還元し自然とともに生きているというのに、地表に現れるのはどれもこれも自己愛に溢れ、他者を蔑ろにし敵対するものばかりで、破壊のかぎりを尽くしていく。醜く不浄なる者たち。
神の姿を与えられながらも、獣の心を持つ醜い姿をした、中途半端な生き物。魂は卑小で救う価値すらないような者達。生を全うすることもできず死を自ら呼び込み、かと言って潔く感謝の念を込めて星に還元される事すら恐れ、醜く足掻いては傷口を広げていく。
「そろそろ潮時か」
破壊された大地から溢れる憎しみが、己が付けた傷口から溢れていることすら気が付かない愚かな生物どもは、その膿に自ら冒されていく。各地に現れた瘴気が強い土地ほど、大地が汚されているということに気がつかないものか。己の行動を顧みるものはいないものなのか。
時折現れる高潔な者達が、慰めとばかりに膿から生まれた瘴気を浄化していくが、それも長くは持たず命ある者は瞬きの間に消えていく。我が力を僅かばかりだが貸してやったのに、その力に溺れ驕りやはりその者達も塵となって消えた。
ああ、退屈だ。
いっその事、地表を薙ぎ払い初めからやり直してみようか。
そんなことを考えていたが、ある日真っ黒に染まった大地に現れた白い点を見つけた。小さなごま粒より小さな点ではあったが、次第に大きく力強くなっていく。ほんの少しの好奇心と、わずかばかりの期待から近づいてみようと気まぐれに思い、竜の姿を借りて地表に降りてみた。
久々に持った体は重く、汚れた大地と空気に気分が悪くなる。それでもなんとか胡麻粒を潰さぬよう、近くに降り立った。全く、こんな中で生き続ける人間と呼ばれる不憫な者達は、抗体でも出来ているのか、やけにしぶとい。地を這うように蠢きながらもなんとか生きながらえているようだ。
降り立った場所は、僅かながら瘴気が薄い。かろうじて息ができる程度ではあるが。これは、人間どもがいないせいだろうか。この森はどうやら人間からは隔離されているらしく、木々は大きく育ち守られているようだ。ここなら暫くは滞在できるか。
早速、胡麻粒が我の存在に気がついたと見える。
さあ、その姿を見せてくれ。粒によっては力を貸すのも一興だ。もしつまらない者ならば、やはり地表は一掃して、今度は穢らわしい人間などが生きられない場所にしてしまおうか。意識を胡麻粒に集中していたが、森の中から穢れを纏った醜いものが這い出てきた。
これはなんだ。
禍々しい中に空洞がある。これが人間というものだろうか。いや、確か瘴気が作り出した魔物の中にゴブリンとかいうものがいたはずだ。それにしては、魔法の結界に護られている。では、人間が飼い慣らしたゴブリンか。なんと惨いことをするのか。さっさと死なせてやればいいものを、何故ここに引き留めるのだ。大罪を犯した者なのか、それとも単なる気紛れの道具か。
ちょっと鼻息をかければ吹き飛んでしまいそうな存在ではあるが、護られているのであれば我が手を加えてはきっと問題になるであろう。しかし、汚らわしい。キーキー騒いでいるが、言葉がわからない。
どうしようか考えあぐねている間に、森が歓喜に震えた。ほう。これは祝福か。気がいっそう軽くなり、我も石のように丸めていた体を少し伸ばした。こんなことができる人間がまだ居たか。すでに全て死に絶えたかと思っていたが、ああ。わかった。これが例の胡麻粒だ。一つだと思ったが二つあったか。こちらに向かってくる。よしよし。我が見極めてやるとしよう。
目の前の穢れがパタリと倒れて動かなくなった。ふむ。浄化されたならばそれでよし。見苦しいハエはうっかり叩いてしまうからな。現れた胡麻粒は、思っていた以上に大きい豆粒だった。特別白いわけではなかったのは残念だったが、ここまで瘴気に溢れた大地でこれ程の力を保ち、放てるのであれば、まあ、この時代においては大物になれる器を持っているのであろうな。横にいる胡麻粒はまだまだ小さいが、豆粒から派生したのか。こうやって分離体を作れるのであれば、まだこの大地には見込みがあるということか。
面白そうだ。暫くの余興にはちょうど良いかもしれん。
仮の姿であるこの身に我の意識を預けるには縛りつけが必要だ。この豆粒から名を貰えば、豆粒が生きている限りこの体に束縛される。ほんの瞬きの間だが、とくと楽しませてもらうとするか。
さあ、我に名を。
豆粒の名はエヴァン。ああ、魔力をもらって初めて気がついた。これは森の主と地の主の血を分けた者だった。なるほど、息絶えたと思った種族はこうして細々と繋いでおったのか。これは良い。近づかねば見えぬほどの小さきものだ。天上からでは見落としておったわ。
そして、その番となったのはアルヴィーナ。こちらはエヴァンの魔力に溢れ、何重にも守られておるから、その愛情の下でのみ力が発揮できるわけか。考えたものよの。
健気にも蕾をつけようと互いに支え合う姿は愛らしい。そうだ、元々はこの愛らしい生命を愛でようと眺めていたのだが、いつの間にか増えすぎたのだ。互いを支え合うどころか、互いを締め付け傷つけ蕾をつけることもなく枯れていったのだ。
どうか、この二つの小さな生物が蕾をつけ花を咲かせられるよう、我の加護をほんの少しだけ与えよう。我が生を少しだけ楽しませてもらえるよう、それから息苦しいこの瘴気を払えるよう、力も貸してやろう。
この二つの生き物がこの地表に生きる生物の生死を分ける分岐点になるのだから、しかと観察させてもらうぞ。せいぜい足掻いて、我を楽しませてくれ。
地下に生きる微生物でさえ、この星に還元し自然とともに生きているというのに、地表に現れるのはどれもこれも自己愛に溢れ、他者を蔑ろにし敵対するものばかりで、破壊のかぎりを尽くしていく。醜く不浄なる者たち。
神の姿を与えられながらも、獣の心を持つ醜い姿をした、中途半端な生き物。魂は卑小で救う価値すらないような者達。生を全うすることもできず死を自ら呼び込み、かと言って潔く感謝の念を込めて星に還元される事すら恐れ、醜く足掻いては傷口を広げていく。
「そろそろ潮時か」
破壊された大地から溢れる憎しみが、己が付けた傷口から溢れていることすら気が付かない愚かな生物どもは、その膿に自ら冒されていく。各地に現れた瘴気が強い土地ほど、大地が汚されているということに気がつかないものか。己の行動を顧みるものはいないものなのか。
時折現れる高潔な者達が、慰めとばかりに膿から生まれた瘴気を浄化していくが、それも長くは持たず命ある者は瞬きの間に消えていく。我が力を僅かばかりだが貸してやったのに、その力に溺れ驕りやはりその者達も塵となって消えた。
ああ、退屈だ。
いっその事、地表を薙ぎ払い初めからやり直してみようか。
そんなことを考えていたが、ある日真っ黒に染まった大地に現れた白い点を見つけた。小さなごま粒より小さな点ではあったが、次第に大きく力強くなっていく。ほんの少しの好奇心と、わずかばかりの期待から近づいてみようと気まぐれに思い、竜の姿を借りて地表に降りてみた。
久々に持った体は重く、汚れた大地と空気に気分が悪くなる。それでもなんとか胡麻粒を潰さぬよう、近くに降り立った。全く、こんな中で生き続ける人間と呼ばれる不憫な者達は、抗体でも出来ているのか、やけにしぶとい。地を這うように蠢きながらもなんとか生きながらえているようだ。
降り立った場所は、僅かながら瘴気が薄い。かろうじて息ができる程度ではあるが。これは、人間どもがいないせいだろうか。この森はどうやら人間からは隔離されているらしく、木々は大きく育ち守られているようだ。ここなら暫くは滞在できるか。
早速、胡麻粒が我の存在に気がついたと見える。
さあ、その姿を見せてくれ。粒によっては力を貸すのも一興だ。もしつまらない者ならば、やはり地表は一掃して、今度は穢らわしい人間などが生きられない場所にしてしまおうか。意識を胡麻粒に集中していたが、森の中から穢れを纏った醜いものが這い出てきた。
これはなんだ。
禍々しい中に空洞がある。これが人間というものだろうか。いや、確か瘴気が作り出した魔物の中にゴブリンとかいうものがいたはずだ。それにしては、魔法の結界に護られている。では、人間が飼い慣らしたゴブリンか。なんと惨いことをするのか。さっさと死なせてやればいいものを、何故ここに引き留めるのだ。大罪を犯した者なのか、それとも単なる気紛れの道具か。
ちょっと鼻息をかければ吹き飛んでしまいそうな存在ではあるが、護られているのであれば我が手を加えてはきっと問題になるであろう。しかし、汚らわしい。キーキー騒いでいるが、言葉がわからない。
どうしようか考えあぐねている間に、森が歓喜に震えた。ほう。これは祝福か。気がいっそう軽くなり、我も石のように丸めていた体を少し伸ばした。こんなことができる人間がまだ居たか。すでに全て死に絶えたかと思っていたが、ああ。わかった。これが例の胡麻粒だ。一つだと思ったが二つあったか。こちらに向かってくる。よしよし。我が見極めてやるとしよう。
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面白そうだ。暫くの余興にはちょうど良いかもしれん。
仮の姿であるこの身に我の意識を預けるには縛りつけが必要だ。この豆粒から名を貰えば、豆粒が生きている限りこの体に束縛される。ほんの瞬きの間だが、とくと楽しませてもらうとするか。
さあ、我に名を。
豆粒の名はエヴァン。ああ、魔力をもらって初めて気がついた。これは森の主と地の主の血を分けた者だった。なるほど、息絶えたと思った種族はこうして細々と繋いでおったのか。これは良い。近づかねば見えぬほどの小さきものだ。天上からでは見落としておったわ。
そして、その番となったのはアルヴィーナ。こちらはエヴァンの魔力に溢れ、何重にも守られておるから、その愛情の下でのみ力が発揮できるわけか。考えたものよの。
健気にも蕾をつけようと互いに支え合う姿は愛らしい。そうだ、元々はこの愛らしい生命を愛でようと眺めていたのだが、いつの間にか増えすぎたのだ。互いを支え合うどころか、互いを締め付け傷つけ蕾をつけることもなく枯れていったのだ。
どうか、この二つの小さな生物が蕾をつけ花を咲かせられるよう、我の加護をほんの少しだけ与えよう。我が生を少しだけ楽しませてもらえるよう、それから息苦しいこの瘴気を払えるよう、力も貸してやろう。
この二つの生き物がこの地表に生きる生物の生死を分ける分岐点になるのだから、しかと観察させてもらうぞ。せいぜい足掻いて、我を楽しませてくれ。
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