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報告書その1
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「そうか、そうか。殿下にワイバーンを調教できる力があるとは分からなんだな」
「ええ。最近は庭の散歩より、空中遊泳を好んでおります」
宰相は王子にワイバーンの専用騎獣ができたことをいたく喜んだ。ワイバーンは忘れっぽく気性が荒いので調教が難しく、なかなか契約を結べないせいもある。
まさかフェロモンだけで手懐けたとは思っていないのだろうが、まあ、問題ない。アレと契約を結んだら、今度は王子の婚約者になる人間が危ないと思うんだけど。アルヴィーナなら大丈夫だろうが、ワイバーに勝てる令嬢っているのかな。
青いワイバーン(♀)はスカイという愛称をもらって、シンファエル王子にデレデレ状態だ。やっぱ魅了とか持ってるんじゃないかな、あの王子。女なら誰でもいいとかありそうで怖い。俺は名前はワイコにしたらと薦めたんだがセンスがない!と白い目で見られた。
余談だが、人間の男に負けた雄の2頭はすっかり仲良しこよしになって、お互い慰め合っているようである。ちょっとばかりやさぐれてる感じもするので、そのうちお見合い相手を見つけてきてやるべきか。伯爵領《ウチ》の騎獣養成所に女の子のワイバーンが数頭いた筈。
「初めて飛んだ時は、笑いながらお漏らしをして空中で失神したんで、一時どうなることかと思いましたが、スカイがしっかり咥えて地上に降りてくれたので事なきを得ました」
「そ、そうか…」
「今のところ、王宮の上空のみ飛んでいますが、慣れたら少し遠乗りもしてみようと思います。慣れたところでハイベック伯爵領に視察ついでに行ってみようと思いますが、どうですかね?」
「ハイベック領か。ワイバーンでどのくらいかかる?」
「30分もあれば大丈夫だと思いますが。なんでしたら転移でもいけますけど」
「いや、あれに余計な魔法は覚えさせんでくれ。あちこちに転移陣を作られても敵わん」
確かに。あっちの領、こっちの領で女性宅に上がられたら収拾がつかなくなるしな。まあ、その前に魔力が全然足りないと思うけど。
「最近スカイは王子からしか餌を食べないんで、朝は5時起きになりました。りんごや野菜に魔力を込めてもらって殿下手ずから餌付けているようです」
「ほほう。それは良いことだ。魔獣とはいえ責任感が増すだろう」
スカイにとっては夫に甘えてる状態でもあるんだがな。ま、いいか。余計なことを言うと取り上げられてしまうかも知れないし。魔力は使えば使うだけ量も増える。元々楽器を鳴らせる程度の魔力しかなかった王子だが、今はまあその倍くらいになっている。
「それと最近は剣と護身術の練習も始めました。で、騎士団も同じ訓練をしたいと言ってるんですが、どうしましょうか」
「殿下と同じ訓練を?それは、こう言ってはなんだが簡単すぎないか?」
「俺…私もそう言ったんですがね」
「殿下の体力づくりのメニューは?」
「こちらにあります」
俺は予め用意してあった月のトレーニングメニューを書き記したものを宰相に手渡した。
簡単すぎて怒られるかもしれないが、何せ今まで何もしていない肉体だからな。
「どれ…。修練場のランニング、え?30周?懸垂100回?腕立て300回、腹筋300回、槍飛び100回……?この槍飛びというのはなんだ?」
「ああ。私が殿下に向けて投げた槍を飛びながら躱す、瞬発力と脚力を高める運動ですね」
「殿下に向かって、や、槍を投げる……?」
「刺さっても治すんで、万全ですよ」
「いやいや!刺さっても治すって、刺さるの!?」
「まあ、避けなければ刺さりますね、普通」
「いやいやいやいや!ダメだろう!それは!?」
「えっでも、アルヴィーナは6歳の頃に習得しましたよ」
「えっ!?」
宰相は目をまん丸にして俺を見た。そんなに驚くことか?
「ああ、そうだ。身体強化の魔法は教えたので、うまく使えていれば刺さっても全然大丈夫ですけどね」
これを言い忘れてたら驚きもするか。失敗、失敗。
「身体強化の魔法…?それ、属性はなんだ?」
「えーと。無属性じゃないすかね。生活魔法の一端なので誰でも使えると思いますが」
「生活魔法…?庶民の技か。誰でも使えるものではないと思うが…」
宰相は狼狽えて、また手元のメニューに視線を落とした。
あれ?貴族って生活魔法使えないのか?まあ、メイドやら下働きが全部やるから、ってことか?使えれば楽なのにな。勿体無い。
「……槍飛び100回、腿上げ100回、縄跳び300回、スクワット100回…?あ~…。ちなみにこれは全部、一週間のメニューなのか?」
「まあ、今月はそれくらいですね。慣れてきたら回数を増やして、あと、剣に慣れてきたらアクスに変えて、丸太切りを増やそうかと」
「ま、丸太切り?それはアレか?その、木こりの仕事では無いのか?」
「ああ、そこまでの量は切りませんよ流石に。丸太10本ぐらいに抑えようかと思います」
「待て待て待て待て!それは通常の人間の1日の仕事量じゃ無いだろう!?」
「えっ?伯爵領では一人100本くらい1日切ってますけど?」
「どこにそんな資材があるんだ!?」
「もちろん、魔法を使って成長促進を図っていますから自然破壊にはなっていません。林業は伯爵領の特産の一つでもありますし」
「いや、もういい。その丸太切りは専門に任せてくれ。うちの殿下が猿からゴリラになったらどうしてくれるんだ」
「……そこまで考えていませんでした。申し訳ありません」
ああ。可能性は無きにしも非ずだった。ゴリラ化してフェロモン振りまくってたら、魔獣も寄ってくるかもしれないな。危ない危ない。丸太切りはナシ、と。
「ええ。最近は庭の散歩より、空中遊泳を好んでおります」
宰相は王子にワイバーンの専用騎獣ができたことをいたく喜んだ。ワイバーンは忘れっぽく気性が荒いので調教が難しく、なかなか契約を結べないせいもある。
まさかフェロモンだけで手懐けたとは思っていないのだろうが、まあ、問題ない。アレと契約を結んだら、今度は王子の婚約者になる人間が危ないと思うんだけど。アルヴィーナなら大丈夫だろうが、ワイバーに勝てる令嬢っているのかな。
青いワイバーン(♀)はスカイという愛称をもらって、シンファエル王子にデレデレ状態だ。やっぱ魅了とか持ってるんじゃないかな、あの王子。女なら誰でもいいとかありそうで怖い。俺は名前はワイコにしたらと薦めたんだがセンスがない!と白い目で見られた。
余談だが、人間の男に負けた雄の2頭はすっかり仲良しこよしになって、お互い慰め合っているようである。ちょっとばかりやさぐれてる感じもするので、そのうちお見合い相手を見つけてきてやるべきか。伯爵領《ウチ》の騎獣養成所に女の子のワイバーンが数頭いた筈。
「初めて飛んだ時は、笑いながらお漏らしをして空中で失神したんで、一時どうなることかと思いましたが、スカイがしっかり咥えて地上に降りてくれたので事なきを得ました」
「そ、そうか…」
「今のところ、王宮の上空のみ飛んでいますが、慣れたら少し遠乗りもしてみようと思います。慣れたところでハイベック伯爵領に視察ついでに行ってみようと思いますが、どうですかね?」
「ハイベック領か。ワイバーンでどのくらいかかる?」
「30分もあれば大丈夫だと思いますが。なんでしたら転移でもいけますけど」
「いや、あれに余計な魔法は覚えさせんでくれ。あちこちに転移陣を作られても敵わん」
確かに。あっちの領、こっちの領で女性宅に上がられたら収拾がつかなくなるしな。まあ、その前に魔力が全然足りないと思うけど。
「最近スカイは王子からしか餌を食べないんで、朝は5時起きになりました。りんごや野菜に魔力を込めてもらって殿下手ずから餌付けているようです」
「ほほう。それは良いことだ。魔獣とはいえ責任感が増すだろう」
スカイにとっては夫に甘えてる状態でもあるんだがな。ま、いいか。余計なことを言うと取り上げられてしまうかも知れないし。魔力は使えば使うだけ量も増える。元々楽器を鳴らせる程度の魔力しかなかった王子だが、今はまあその倍くらいになっている。
「それと最近は剣と護身術の練習も始めました。で、騎士団も同じ訓練をしたいと言ってるんですが、どうしましょうか」
「殿下と同じ訓練を?それは、こう言ってはなんだが簡単すぎないか?」
「俺…私もそう言ったんですがね」
「殿下の体力づくりのメニューは?」
「こちらにあります」
俺は予め用意してあった月のトレーニングメニューを書き記したものを宰相に手渡した。
簡単すぎて怒られるかもしれないが、何せ今まで何もしていない肉体だからな。
「どれ…。修練場のランニング、え?30周?懸垂100回?腕立て300回、腹筋300回、槍飛び100回……?この槍飛びというのはなんだ?」
「ああ。私が殿下に向けて投げた槍を飛びながら躱す、瞬発力と脚力を高める運動ですね」
「殿下に向かって、や、槍を投げる……?」
「刺さっても治すんで、万全ですよ」
「いやいや!刺さっても治すって、刺さるの!?」
「まあ、避けなければ刺さりますね、普通」
「いやいやいやいや!ダメだろう!それは!?」
「えっでも、アルヴィーナは6歳の頃に習得しましたよ」
「えっ!?」
宰相は目をまん丸にして俺を見た。そんなに驚くことか?
「ああ、そうだ。身体強化の魔法は教えたので、うまく使えていれば刺さっても全然大丈夫ですけどね」
これを言い忘れてたら驚きもするか。失敗、失敗。
「身体強化の魔法…?それ、属性はなんだ?」
「えーと。無属性じゃないすかね。生活魔法の一端なので誰でも使えると思いますが」
「生活魔法…?庶民の技か。誰でも使えるものではないと思うが…」
宰相は狼狽えて、また手元のメニューに視線を落とした。
あれ?貴族って生活魔法使えないのか?まあ、メイドやら下働きが全部やるから、ってことか?使えれば楽なのにな。勿体無い。
「……槍飛び100回、腿上げ100回、縄跳び300回、スクワット100回…?あ~…。ちなみにこれは全部、一週間のメニューなのか?」
「まあ、今月はそれくらいですね。慣れてきたら回数を増やして、あと、剣に慣れてきたらアクスに変えて、丸太切りを増やそうかと」
「ま、丸太切り?それはアレか?その、木こりの仕事では無いのか?」
「ああ、そこまでの量は切りませんよ流石に。丸太10本ぐらいに抑えようかと思います」
「待て待て待て待て!それは通常の人間の1日の仕事量じゃ無いだろう!?」
「えっ?伯爵領では一人100本くらい1日切ってますけど?」
「どこにそんな資材があるんだ!?」
「もちろん、魔法を使って成長促進を図っていますから自然破壊にはなっていません。林業は伯爵領の特産の一つでもありますし」
「いや、もういい。その丸太切りは専門に任せてくれ。うちの殿下が猿からゴリラになったらどうしてくれるんだ」
「……そこまで考えていませんでした。申し訳ありません」
ああ。可能性は無きにしも非ずだった。ゴリラ化してフェロモン振りまくってたら、魔獣も寄ってくるかもしれないな。危ない危ない。丸太切りはナシ、と。
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