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第1章:東の魔の森編
第30話:不在の存在ー淳の視点
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「まだ目覚めないのか」
淳は病院のベッドに横たわり死んだように眠るミヤコの顔を覗き込んだ。手の甲から入る点滴が痛々しい。モニターは心拍をゆっくり記している。
ミヤコの頬はまだ暖かい。それだけでも淳はほっと胸をなでおろした。
***
ミヤコが仕事に来ていないと養護施設から連絡があって、見に行ったらミヤコは畑の真ん中で立ったまま、動かなくなっていた。
意識がない。
どこにも問題はないのに、一向に目が覚めない。医者は一種のショック症状にあるといった。いったい何があって畑の真ん中に案山子みたいに突っ立ていたんだろう。なにがミヤコに起こったというんだ。
俺のせいだ。
ひどい事を言った。ミヤコの事は子供の頃から見ていて理解していたつもりだったのに。ミヤコの存在を否定するような事を言ったのだ。ミヤコからではなく周りから入ってきた状況に腹がたった、それだけのことで。
俺が信頼されてないような気がした。ミヤコから何も聞いていなかったから。クルトって誰だ。異世界ってなんだ、と。あの扉はどこにも繋がってないと確認したじゃないか。
赤毛の外人がミヤコの家を出入りしている。その人物がいつ出入りしているのか誰も見たことがないから、きっと一緒に暮らしているのだろうと、ミヤコはあばずれだと噂が広まった。留学中に引っ掛けたヒモを囲っているのだと。
誰も見たことがなくて、どうして噂が広まるんだ。
その噂の元があの鈴木俊則だった。正確にはあいつの家の酒屋からだが。周囲からは幼なじみで、一番ミヤコを理解している人物だと信頼を得ていたから、まさか振られた腹いせにそんな噂を飛ばすなんて思ってもみなかった。昔はそんなやつじゃなかったはずだ。
だけど俺はミヤコよりもあいつの流した噂を信じて、ミヤコに嫌味を言った。現実と非現実を見極めろ、と。どっちが現実を見ていなかったんだと、笑いがこみ上げてきた。あの物事に動じない親父がミヤコを心配して「異世界人の男がミヤコに言い寄っている。ミヤコは祖母に似ているから心配だ」とお袋に愚痴っているのをちょっと前に聞いた。お袋はとにかくミヤコと話をしようと、噂を鵜呑みにしてはいけないと言っていたが、俺は何を馬鹿なことを真剣に話し合っているのかと鼻で笑った。
俺はまず世間体を気にした。
ミヤコは自分で何と言おうと嫁入り前の女だ。ふざけた噂は消すべきだと思って、わかった気になって酒を飲んで偉そうに忠告した。その足で親父とお袋にも報告をした。
その場で俺は親父に殴られて、「ミヤコはお前を兄と慕って信じていたのに、お前はあの子より噂を信じるのか」と怒鳴られて、挙句「お前の祖父はその扉の向こうの世界から来た人間だというのに!」とまで言われた。俺は祖父さんを知らない。異世界人なんて冗談じゃなかったのか。信じられるわけないだろう!
祖母は昔から不思議な力を持っていて、祖母の育てた植物は必ず豊穣をもたらした。それがどんな大きな畑であっても果樹園であっても。そしてその加護はクローゼットの向こうから来た祖父からもたらされたモノだということ。
それをミヤコが引き継いだ。
ミヤコの父親がミヤコを捨てた時には、すでにミヤコにはそれなりの力が備わっていたらしい。そのせいだったのかもしれない。ミヤコの両親が彼女を引き取りたがらなかったのは。
ミヤコが「奇妙な力を持った子供」だったから。
俺にはミヤコの力なんてわからなかったし、関係なかった。ただの可愛い従妹だったから。だがその後で聞いた真実に俺は愕然とした。ミヤコの両親がもう既にこの世にいないこと。ミヤコが5歳から8歳までの記憶をすっぽりとなくして、違う記憶にすり替えられていること。祖母がその全責任を取ると言って、ミヤコを引き取ったこと。
祖母が死んでから、親父もお袋も何とかして異世界に行こうといろいろやっていたが結局道は通じなかったらしい。祖母はあの家をミヤコに譲り、ミヤコが引き継ぐまでは管理をして絶対に売ってくれるなと遺言にまで残した。何のためにあんな古い家をと俺は思っていたが、理由はそこにあったわけだ。
そして、どうやってかミヤコは道を開いた。
お袋たちも何が向こう側にあるのかなんて知らなかったから、ドアの向こうに男が住んでるなんて考えもしなかっただろう。しかも、食堂の経営者だと。ミヤコにお誂え向きじゃないか?どんな偶然なんだ?ミヤコはずっと自分の店が欲しいと頑張ってきた。
祖母の育てた畑もハーブもそのままそっくり整備し直して、ほんの数週間のうちに収穫が出来るまでの畑を作り上げた。それが向こうで効果的だとか、役に立つとか、まるでそのために育ててきたようなものだ。
ミヤコは本当は向こうで生きるべき人間と決められていたのではないか。そんな不安がどんどん募ってくる。そんなこと、俺は受け入れられるのだろうか。ミヤコはこちら側の人間だ。 ひどいことを言って、俺はもしかしてミヤコの背中を押してしまったのではないか。
このまま目が覚めなかったら?
考えるだけで恐ろしい。
ミヤコ。頼むから戻ってきてくれ。
***
淳が祈るようにミヤコの手を握っていると、ドアをノックする音が響いた。見るとそこには青ざめた俊則が息を切らして立っていた。とっさに殺気が湧き上がる。
「てめえ…!」
今更何の用だ、と言わんばかりに淳が俊則に掴みかかり、襟元を絞り上げる。殴りつけたい気持ちを抑えながら、俊則を力任せに壁に押し付けると絞り出すように唸った。ラグビーで馴らした巨体はいとも簡単に俊則の首を締める。俊則は淳の殺気立つ勢いに押され喘いだ。
「あ、淳さん。真木村……、ミヤコは…」
「誰のせいでこうなったと思ってんだよ!!」
「どういうこと、でしょうか」
「お前だろう!あんなわけのわからん噂を流しやがって…!どれだけミヤコが傷ついたと思ってんだ!!」
そんな噂に腹を立てて、世間体を気にして追い詰めたのは俺だ。だけど、こいつがあんな噂を流さなければ。アバズレだの、ヒモを囲ってるだの、自分が相手にされなかったからといって、酒屋に来る人たちに片っ端から愚痴って因縁つけて。
「俺がそんなことするわけがないじゃないですか!」
俊則は締め上げられた淳の腕を掴みながら言い返す。
「俺は本気でミヤコが好きなんだ!なんであいつを陥れるような噂を流すと思うんですか!」
「出処はお前ん家なんだよ!こいつを好きだなんて簡単に言うな!」
「まさか…」
少し考えるようにしてから俊則は淳を見据え、ぐっと淳の腕を掴み引き離す。
「俺じゃありません!確かに俺は振られたけど、ミヤコにはちゃんと友達として付き合っていきたいと告げました。あいつをガキの頃からみてきて、あいつを理解しているつもりです。ミヤコの容体はどうなんですか」
淳はしばらく俊則を睨んでいたが、俊則も淳を真正面から見据え、目を逸らさなかった。
やりきれない気持ちを無理矢理抑え込むように、淳は手の力を緩めミヤコを振り返る。
「…見ての通りだよ。もう三日も眠り続けてる」
ミヤコは相変わらずピクリとも動かず、死んだように横たわっていた。
わずかにまだ血の気のある頬とふっくらした赤い唇が生きていることを示しているだけ。
「俊則、お前見たんだよな。……あの噂の赤毛の男」
「……はい」
「……そいつが、この世界の人間じゃないって言ったら、信じるか?」
淳は俊則を試すように、目を細めて反応を見る。俊則は訝しげに淳を見たが、少し考えてから答えた。
「信じるかと聞かれたらいいえ、としか。でもミヤコがそう言うなら、そんな事もあるかも知れない、ですね。あいつ、外人の見た目でも日本語流暢だったし、やけに慣れ親しんでて、俺…ついっ」
「……そうか」
「そういう淳さんは、どうなんですか」
「……噂は取り消せってお前の親父に言っとけよ。ミヤコをこれ以上傷つけないでくれ」
「…必ず撤回させます」
お前に突きつけた俺の現実が、お前にとってはあまりにも非現実だったのかも知れない。俺さえ信じてやれば、笑っていられたのに、俺は。
ごめんよ、ミヤコ。
==========
読んでいただきありがとうございました。
淳は病院のベッドに横たわり死んだように眠るミヤコの顔を覗き込んだ。手の甲から入る点滴が痛々しい。モニターは心拍をゆっくり記している。
ミヤコの頬はまだ暖かい。それだけでも淳はほっと胸をなでおろした。
***
ミヤコが仕事に来ていないと養護施設から連絡があって、見に行ったらミヤコは畑の真ん中で立ったまま、動かなくなっていた。
意識がない。
どこにも問題はないのに、一向に目が覚めない。医者は一種のショック症状にあるといった。いったい何があって畑の真ん中に案山子みたいに突っ立ていたんだろう。なにがミヤコに起こったというんだ。
俺のせいだ。
ひどい事を言った。ミヤコの事は子供の頃から見ていて理解していたつもりだったのに。ミヤコの存在を否定するような事を言ったのだ。ミヤコからではなく周りから入ってきた状況に腹がたった、それだけのことで。
俺が信頼されてないような気がした。ミヤコから何も聞いていなかったから。クルトって誰だ。異世界ってなんだ、と。あの扉はどこにも繋がってないと確認したじゃないか。
赤毛の外人がミヤコの家を出入りしている。その人物がいつ出入りしているのか誰も見たことがないから、きっと一緒に暮らしているのだろうと、ミヤコはあばずれだと噂が広まった。留学中に引っ掛けたヒモを囲っているのだと。
誰も見たことがなくて、どうして噂が広まるんだ。
その噂の元があの鈴木俊則だった。正確にはあいつの家の酒屋からだが。周囲からは幼なじみで、一番ミヤコを理解している人物だと信頼を得ていたから、まさか振られた腹いせにそんな噂を飛ばすなんて思ってもみなかった。昔はそんなやつじゃなかったはずだ。
だけど俺はミヤコよりもあいつの流した噂を信じて、ミヤコに嫌味を言った。現実と非現実を見極めろ、と。どっちが現実を見ていなかったんだと、笑いがこみ上げてきた。あの物事に動じない親父がミヤコを心配して「異世界人の男がミヤコに言い寄っている。ミヤコは祖母に似ているから心配だ」とお袋に愚痴っているのをちょっと前に聞いた。お袋はとにかくミヤコと話をしようと、噂を鵜呑みにしてはいけないと言っていたが、俺は何を馬鹿なことを真剣に話し合っているのかと鼻で笑った。
俺はまず世間体を気にした。
ミヤコは自分で何と言おうと嫁入り前の女だ。ふざけた噂は消すべきだと思って、わかった気になって酒を飲んで偉そうに忠告した。その足で親父とお袋にも報告をした。
その場で俺は親父に殴られて、「ミヤコはお前を兄と慕って信じていたのに、お前はあの子より噂を信じるのか」と怒鳴られて、挙句「お前の祖父はその扉の向こうの世界から来た人間だというのに!」とまで言われた。俺は祖父さんを知らない。異世界人なんて冗談じゃなかったのか。信じられるわけないだろう!
祖母は昔から不思議な力を持っていて、祖母の育てた植物は必ず豊穣をもたらした。それがどんな大きな畑であっても果樹園であっても。そしてその加護はクローゼットの向こうから来た祖父からもたらされたモノだということ。
それをミヤコが引き継いだ。
ミヤコの父親がミヤコを捨てた時には、すでにミヤコにはそれなりの力が備わっていたらしい。そのせいだったのかもしれない。ミヤコの両親が彼女を引き取りたがらなかったのは。
ミヤコが「奇妙な力を持った子供」だったから。
俺にはミヤコの力なんてわからなかったし、関係なかった。ただの可愛い従妹だったから。だがその後で聞いた真実に俺は愕然とした。ミヤコの両親がもう既にこの世にいないこと。ミヤコが5歳から8歳までの記憶をすっぽりとなくして、違う記憶にすり替えられていること。祖母がその全責任を取ると言って、ミヤコを引き取ったこと。
祖母が死んでから、親父もお袋も何とかして異世界に行こうといろいろやっていたが結局道は通じなかったらしい。祖母はあの家をミヤコに譲り、ミヤコが引き継ぐまでは管理をして絶対に売ってくれるなと遺言にまで残した。何のためにあんな古い家をと俺は思っていたが、理由はそこにあったわけだ。
そして、どうやってかミヤコは道を開いた。
お袋たちも何が向こう側にあるのかなんて知らなかったから、ドアの向こうに男が住んでるなんて考えもしなかっただろう。しかも、食堂の経営者だと。ミヤコにお誂え向きじゃないか?どんな偶然なんだ?ミヤコはずっと自分の店が欲しいと頑張ってきた。
祖母の育てた畑もハーブもそのままそっくり整備し直して、ほんの数週間のうちに収穫が出来るまでの畑を作り上げた。それが向こうで効果的だとか、役に立つとか、まるでそのために育ててきたようなものだ。
ミヤコは本当は向こうで生きるべき人間と決められていたのではないか。そんな不安がどんどん募ってくる。そんなこと、俺は受け入れられるのだろうか。ミヤコはこちら側の人間だ。 ひどいことを言って、俺はもしかしてミヤコの背中を押してしまったのではないか。
このまま目が覚めなかったら?
考えるだけで恐ろしい。
ミヤコ。頼むから戻ってきてくれ。
***
淳が祈るようにミヤコの手を握っていると、ドアをノックする音が響いた。見るとそこには青ざめた俊則が息を切らして立っていた。とっさに殺気が湧き上がる。
「てめえ…!」
今更何の用だ、と言わんばかりに淳が俊則に掴みかかり、襟元を絞り上げる。殴りつけたい気持ちを抑えながら、俊則を力任せに壁に押し付けると絞り出すように唸った。ラグビーで馴らした巨体はいとも簡単に俊則の首を締める。俊則は淳の殺気立つ勢いに押され喘いだ。
「あ、淳さん。真木村……、ミヤコは…」
「誰のせいでこうなったと思ってんだよ!!」
「どういうこと、でしょうか」
「お前だろう!あんなわけのわからん噂を流しやがって…!どれだけミヤコが傷ついたと思ってんだ!!」
そんな噂に腹を立てて、世間体を気にして追い詰めたのは俺だ。だけど、こいつがあんな噂を流さなければ。アバズレだの、ヒモを囲ってるだの、自分が相手にされなかったからといって、酒屋に来る人たちに片っ端から愚痴って因縁つけて。
「俺がそんなことするわけがないじゃないですか!」
俊則は締め上げられた淳の腕を掴みながら言い返す。
「俺は本気でミヤコが好きなんだ!なんであいつを陥れるような噂を流すと思うんですか!」
「出処はお前ん家なんだよ!こいつを好きだなんて簡単に言うな!」
「まさか…」
少し考えるようにしてから俊則は淳を見据え、ぐっと淳の腕を掴み引き離す。
「俺じゃありません!確かに俺は振られたけど、ミヤコにはちゃんと友達として付き合っていきたいと告げました。あいつをガキの頃からみてきて、あいつを理解しているつもりです。ミヤコの容体はどうなんですか」
淳はしばらく俊則を睨んでいたが、俊則も淳を真正面から見据え、目を逸らさなかった。
やりきれない気持ちを無理矢理抑え込むように、淳は手の力を緩めミヤコを振り返る。
「…見ての通りだよ。もう三日も眠り続けてる」
ミヤコは相変わらずピクリとも動かず、死んだように横たわっていた。
わずかにまだ血の気のある頬とふっくらした赤い唇が生きていることを示しているだけ。
「俊則、お前見たんだよな。……あの噂の赤毛の男」
「……はい」
「……そいつが、この世界の人間じゃないって言ったら、信じるか?」
淳は俊則を試すように、目を細めて反応を見る。俊則は訝しげに淳を見たが、少し考えてから答えた。
「信じるかと聞かれたらいいえ、としか。でもミヤコがそう言うなら、そんな事もあるかも知れない、ですね。あいつ、外人の見た目でも日本語流暢だったし、やけに慣れ親しんでて、俺…ついっ」
「……そうか」
「そういう淳さんは、どうなんですか」
「……噂は取り消せってお前の親父に言っとけよ。ミヤコをこれ以上傷つけないでくれ」
「…必ず撤回させます」
お前に突きつけた俺の現実が、お前にとってはあまりにも非現実だったのかも知れない。俺さえ信じてやれば、笑っていられたのに、俺は。
ごめんよ、ミヤコ。
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読んでいただきありがとうございました。
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