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最終話 その同僚、9,000万km遠方より来たる(後篇)
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***
「初めまして、マリーです! 精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」
そのマリーという名の小柄な火星人は、まるで子どものように無邪気だった。
オリエンテーションの間も、「地球に来られて嬉しいです!」と目をくりくりさせ、歓びを隠さない。そんな彼女の空気感もあり、浦河はくだけた様子で口を開いた。
「マリーは前の実習生とは随分ノリが違うな。何歳?」
「そうですね、地球年齢に換算すると、まだ190歳くらいです!」
「――え、190歳って若いの?」
「若いですよー、ピチピチです!」
浦河とマリーの漫才のようなやり取りを見ながら、雪花はふとマリーの瞳の色が茶色いことに気付く。つまり、彼女は王族の血を引いているわけではないのだろう。
家柄ではなく優秀さを買われてここまで来たのだと思うと、目の前の彼女の積み重ねてきた日々の重さに、尊敬の気持ちが生まれるのだった。
じっと見つめていると、ふとマリーが雪花の方に顔を向ける。
そして「私、セツカさんにお逢いできるのを楽しみにしてました!」と嬉しそうに笑った。
「えっ、何故ですか?」
「実は実習に来る前に、前の実習生から話を聞いてきたんです。そしたら、セツカさんにすごくお世話になったと伺って。本当は不安でたまらなかったんですが、お蔭さまで安心して地球に来ることができました!」
マリーの口から飛び出してきた言葉に、思わず雪花は目を見開く。
――前の実習生、それはつまり……
「マークさんのことですか!?」
久々にその名を口にした瞬間、雪花の中で想いが弾けた。
一瞬じわりと視界が滲んだ気がして、雪花は慌てて口唇を噛む。
そんな彼女の様子を見て、マリーは驚いたようにその大きな目をぱちぱちと瞬かせ――そして、また笑みを浮かべた。
「はい、地球名でマークさんのことです。彼は実習の素晴らしさ、そして地球人のみなさんにどれだけお世話になったかを、とても丁寧に教えてくれました。途中で実習は終わってしまったけれど、彼の人生にとって本当にかけがえのない時間だったと」
瞼の裏に、マークの控えめな笑顔がよみがえる。
言葉を返せない雪花の代わりに、隣に座っていた浦河が口を開いた。
「そうか――あいつは、元気にしてるか?」
「はい! 火星人の重要なポジションで、バリバリ仕事をしています」
マリーが笑顔で答える。
浦河が「そりゃあ良かった。それだけで十分だ」と言って、雪花に「なぁ?」と顔を向けた。雪花は一つ息を吐き、目頭の熱を逃がす。
「はい、本当に良かった……!」
――そう、この広い宇宙の中で、あなたが元気でさえ居てくれれば。
雪花が微笑んだのを見て、マリーもまたとびきりの笑顔で「良かったです!」と繰り返した。
***
初日はマリーのPCのセッティングと簡単な業務をしている内に、定時を迎えた。
「マリーさん、おつかれさまです。それではまた明日、9時によろしくお願いします」
「はい! セツカさん、ありがとうございました。お先に失礼します!」
マリーは元気に挨拶をして帰っていく。その後ろ姿を見送り、雪花は一つ安堵の息を吐いた。今日は幹部対応で浦河が夕方から不在のため、マリーの歓迎会は明日に持ち越しとなっている。
雪花はPCに向き合い、メールの確認を始めた。日中はマリーの対応をしていたため、未読のメールが溜まっている。急ぎの内容がないかだけ確認して帰ろう、そう決めて雪花は作業を始めた。
――すると、定時後にも関わらず、会社のスマホが鳴る。
出てみると、受付からだ。雪花を訪ねて来客があったらしい。
――何だろう?
特に今日、来客の予定は入っていない。
不思議に思いながらもひとまず対応する旨を伝えると、総務課まで通すのでそのまま部屋で待つよう指示があり、了承して雪花は電話を切った。
お茶でも出した方が良いだろうか――そんなことを思案しながら、雪花は会議室が散らかっていないか念のため確認を行う。
――その時、コンコンとノックの音が室内に響いた。
「あ、はい、今行きます」
慌てて返事をして、足早に入口に向かう。
そして、扉を開けた瞬間――そこに立っている人物を見て、雪花の時が止まった。
「――お久し振りです、セツカさん」
穏やかな声が、雪花の耳を揺らす。
長い黒髪は後ろで一つに纏められており、色黒な肌に白いワイシャツが映えていた。
記憶の中の彼と違うのは、薄暗い色の眼鏡をかけているというその一点だけだ。
そう、そこに立っていたのは、雪花が何度も逢いたいと願い――そして、二度と逢うことができないはずのひとだった。
「――何で……?」
雪花の口からぽろりと言葉が零れる。
彼はドアを後ろ手に閉め、そして眼鏡を外した。
美しい金色の瞳が姿を現し――そして、彼は小さく口元を緩める。
「――申し遅れました。JAXAの鈴木・マーク・太郎です。本日はマリーがお世話になりました。今後火星人の実習を担当させて頂きますので、よろしくお願いいたします」
そう言って丁寧に頭を下げた。
雪花はぽかんとその様子を見ていたが――顔を上げたマークと目が合ったところで、「え……?」と声を洩らす。
「JAXAって……あの、古内さんは?」
「はい、リサは異動になりました」
「異動? それで何故、マークさんが?」
「各国の宇宙機関の実習担当は火星人の役割なのです。リサは異動願を出し、火星の別の役職に就いています。昨日までに引継ぎを終えましたので、今は既に火星に向かう宇宙船の中です」
その説明を聞きながら、雪花の中で、最後に古内に逢った時の記憶がよみがえった。
『――マークから預かってきました。あなた宛ての手紙です。火星語から日本語に翻訳してありますので、ご安心ください』
思い返せば、マークの言語変換装置が壊れていたのであれば、あの手紙は書けるはずのないものだ。
あの時は深く考えていなかったが、あれは火星人でありながらも地球に精通した者――つまり古内が翻訳して手渡してくれたものだったのか。
そして、その前夜に逢った際の彼女の様子も、その気付きに引き摺られるように思い出される。
雪花の呼び出しに応じて急遽現れた彼女は、最低限の化粧に眼鏡をかけていた。
そう、今マークがかけているような、薄い色付きで――まるで瞳の色を隠すような眼鏡を。
ぴたりと雪花の頭の中でピースが嵌まり――そして、そこで改めて肝心なことに気付く。
――あぁ、私の目の前に、マークさんが居る。
それを理解した瞬間、雪花の視界が水を張ったようにぼやけた。
「――セツカさん、驚かせてしまい、申し訳ありません」
穏やかな声が響く。
雪花は首を横に振り「……違います」と、懸命に言葉を紡いだ。
「違うんです。勿論驚いたは驚きましたけど……マークさんにもう一度逢えるなんて思わなかったから……!」
マークがハンカチを差し出す。
雪花がおずおずとそれを受け取った瞬間――そのまま彼の胸に優しく抱き止められた。
「――ずっと、逢いたかった。あなたを想わない日は、一日もありませんでした」
あの夜のように、雪花はぬくもりに包まれる。
しかし、今はあの時のような悲壮さと切迫感はなく――ただただそこには、かけがえのない幸せがあった。
「セツカさん――私は、あなたのことが好きだ」
その言葉と共に、マークの胸の鼓動が跳ねる。
雪花には信じられないことばかりだ。
しかし――ここに確かに、マークが居る。
自らの心拍数も上がっていくのを感じながら、雪花は静かに目を閉じた。
「――マークさん、私もあなたのことが好きです」
そっと呟いた言葉は、彼の耳に届いただろうか。
私を抱き締めるその手が、微かに震える。
思わずそっと顔を上げると、その瞳は優しい色に濡れていた。
――あぁ、私達は今、色々なものを飛び越えて、同じ気持ちで、同じ場所に居る。
それは、奇跡以外のなにものでもない。
一人で火星を探す日々は終わり――これからは、二人で夜空を見上げる日々が始まる。
――さぁ、これから私達に、何ができるだろう。
やりたいことは沢山あるけれど、まず手始めに。
涙を拭った雪花は、心からの笑みを浮かべて、口を開いた。
「それではマークさん、早速ですが、今週末に品川の水族館へ行きませんか?」
それを聞いて、マークはその金色の瞳を丸くしてから――ふっと小さく吹き出す。
「はい、是非。イルカショーを観たいです。あと、アシカとアザラシも。またペンギンを観られるのも楽しみです」
「……マークさん、詳しいですね」
「はい、セツカさんと約束した時から、ずっと楽しみにしていました。沢山調べたので、予習はばっちりです」
そして――二人は顔を見合わせて、笑った。
『その同僚、9,000万km遠方より来たる』 (完)
「初めまして、マリーです! 精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」
そのマリーという名の小柄な火星人は、まるで子どものように無邪気だった。
オリエンテーションの間も、「地球に来られて嬉しいです!」と目をくりくりさせ、歓びを隠さない。そんな彼女の空気感もあり、浦河はくだけた様子で口を開いた。
「マリーは前の実習生とは随分ノリが違うな。何歳?」
「そうですね、地球年齢に換算すると、まだ190歳くらいです!」
「――え、190歳って若いの?」
「若いですよー、ピチピチです!」
浦河とマリーの漫才のようなやり取りを見ながら、雪花はふとマリーの瞳の色が茶色いことに気付く。つまり、彼女は王族の血を引いているわけではないのだろう。
家柄ではなく優秀さを買われてここまで来たのだと思うと、目の前の彼女の積み重ねてきた日々の重さに、尊敬の気持ちが生まれるのだった。
じっと見つめていると、ふとマリーが雪花の方に顔を向ける。
そして「私、セツカさんにお逢いできるのを楽しみにしてました!」と嬉しそうに笑った。
「えっ、何故ですか?」
「実は実習に来る前に、前の実習生から話を聞いてきたんです。そしたら、セツカさんにすごくお世話になったと伺って。本当は不安でたまらなかったんですが、お蔭さまで安心して地球に来ることができました!」
マリーの口から飛び出してきた言葉に、思わず雪花は目を見開く。
――前の実習生、それはつまり……
「マークさんのことですか!?」
久々にその名を口にした瞬間、雪花の中で想いが弾けた。
一瞬じわりと視界が滲んだ気がして、雪花は慌てて口唇を噛む。
そんな彼女の様子を見て、マリーは驚いたようにその大きな目をぱちぱちと瞬かせ――そして、また笑みを浮かべた。
「はい、地球名でマークさんのことです。彼は実習の素晴らしさ、そして地球人のみなさんにどれだけお世話になったかを、とても丁寧に教えてくれました。途中で実習は終わってしまったけれど、彼の人生にとって本当にかけがえのない時間だったと」
瞼の裏に、マークの控えめな笑顔がよみがえる。
言葉を返せない雪花の代わりに、隣に座っていた浦河が口を開いた。
「そうか――あいつは、元気にしてるか?」
「はい! 火星人の重要なポジションで、バリバリ仕事をしています」
マリーが笑顔で答える。
浦河が「そりゃあ良かった。それだけで十分だ」と言って、雪花に「なぁ?」と顔を向けた。雪花は一つ息を吐き、目頭の熱を逃がす。
「はい、本当に良かった……!」
――そう、この広い宇宙の中で、あなたが元気でさえ居てくれれば。
雪花が微笑んだのを見て、マリーもまたとびきりの笑顔で「良かったです!」と繰り返した。
***
初日はマリーのPCのセッティングと簡単な業務をしている内に、定時を迎えた。
「マリーさん、おつかれさまです。それではまた明日、9時によろしくお願いします」
「はい! セツカさん、ありがとうございました。お先に失礼します!」
マリーは元気に挨拶をして帰っていく。その後ろ姿を見送り、雪花は一つ安堵の息を吐いた。今日は幹部対応で浦河が夕方から不在のため、マリーの歓迎会は明日に持ち越しとなっている。
雪花はPCに向き合い、メールの確認を始めた。日中はマリーの対応をしていたため、未読のメールが溜まっている。急ぎの内容がないかだけ確認して帰ろう、そう決めて雪花は作業を始めた。
――すると、定時後にも関わらず、会社のスマホが鳴る。
出てみると、受付からだ。雪花を訪ねて来客があったらしい。
――何だろう?
特に今日、来客の予定は入っていない。
不思議に思いながらもひとまず対応する旨を伝えると、総務課まで通すのでそのまま部屋で待つよう指示があり、了承して雪花は電話を切った。
お茶でも出した方が良いだろうか――そんなことを思案しながら、雪花は会議室が散らかっていないか念のため確認を行う。
――その時、コンコンとノックの音が室内に響いた。
「あ、はい、今行きます」
慌てて返事をして、足早に入口に向かう。
そして、扉を開けた瞬間――そこに立っている人物を見て、雪花の時が止まった。
「――お久し振りです、セツカさん」
穏やかな声が、雪花の耳を揺らす。
長い黒髪は後ろで一つに纏められており、色黒な肌に白いワイシャツが映えていた。
記憶の中の彼と違うのは、薄暗い色の眼鏡をかけているというその一点だけだ。
そう、そこに立っていたのは、雪花が何度も逢いたいと願い――そして、二度と逢うことができないはずのひとだった。
「――何で……?」
雪花の口からぽろりと言葉が零れる。
彼はドアを後ろ手に閉め、そして眼鏡を外した。
美しい金色の瞳が姿を現し――そして、彼は小さく口元を緩める。
「――申し遅れました。JAXAの鈴木・マーク・太郎です。本日はマリーがお世話になりました。今後火星人の実習を担当させて頂きますので、よろしくお願いいたします」
そう言って丁寧に頭を下げた。
雪花はぽかんとその様子を見ていたが――顔を上げたマークと目が合ったところで、「え……?」と声を洩らす。
「JAXAって……あの、古内さんは?」
「はい、リサは異動になりました」
「異動? それで何故、マークさんが?」
「各国の宇宙機関の実習担当は火星人の役割なのです。リサは異動願を出し、火星の別の役職に就いています。昨日までに引継ぎを終えましたので、今は既に火星に向かう宇宙船の中です」
その説明を聞きながら、雪花の中で、最後に古内に逢った時の記憶がよみがえった。
『――マークから預かってきました。あなた宛ての手紙です。火星語から日本語に翻訳してありますので、ご安心ください』
思い返せば、マークの言語変換装置が壊れていたのであれば、あの手紙は書けるはずのないものだ。
あの時は深く考えていなかったが、あれは火星人でありながらも地球に精通した者――つまり古内が翻訳して手渡してくれたものだったのか。
そして、その前夜に逢った際の彼女の様子も、その気付きに引き摺られるように思い出される。
雪花の呼び出しに応じて急遽現れた彼女は、最低限の化粧に眼鏡をかけていた。
そう、今マークがかけているような、薄い色付きで――まるで瞳の色を隠すような眼鏡を。
ぴたりと雪花の頭の中でピースが嵌まり――そして、そこで改めて肝心なことに気付く。
――あぁ、私の目の前に、マークさんが居る。
それを理解した瞬間、雪花の視界が水を張ったようにぼやけた。
「――セツカさん、驚かせてしまい、申し訳ありません」
穏やかな声が響く。
雪花は首を横に振り「……違います」と、懸命に言葉を紡いだ。
「違うんです。勿論驚いたは驚きましたけど……マークさんにもう一度逢えるなんて思わなかったから……!」
マークがハンカチを差し出す。
雪花がおずおずとそれを受け取った瞬間――そのまま彼の胸に優しく抱き止められた。
「――ずっと、逢いたかった。あなたを想わない日は、一日もありませんでした」
あの夜のように、雪花はぬくもりに包まれる。
しかし、今はあの時のような悲壮さと切迫感はなく――ただただそこには、かけがえのない幸せがあった。
「セツカさん――私は、あなたのことが好きだ」
その言葉と共に、マークの胸の鼓動が跳ねる。
雪花には信じられないことばかりだ。
しかし――ここに確かに、マークが居る。
自らの心拍数も上がっていくのを感じながら、雪花は静かに目を閉じた。
「――マークさん、私もあなたのことが好きです」
そっと呟いた言葉は、彼の耳に届いただろうか。
私を抱き締めるその手が、微かに震える。
思わずそっと顔を上げると、その瞳は優しい色に濡れていた。
――あぁ、私達は今、色々なものを飛び越えて、同じ気持ちで、同じ場所に居る。
それは、奇跡以外のなにものでもない。
一人で火星を探す日々は終わり――これからは、二人で夜空を見上げる日々が始まる。
――さぁ、これから私達に、何ができるだろう。
やりたいことは沢山あるけれど、まず手始めに。
涙を拭った雪花は、心からの笑みを浮かべて、口を開いた。
「それではマークさん、早速ですが、今週末に品川の水族館へ行きませんか?」
それを聞いて、マークはその金色の瞳を丸くしてから――ふっと小さく吹き出す。
「はい、是非。イルカショーを観たいです。あと、アシカとアザラシも。またペンギンを観られるのも楽しみです」
「……マークさん、詳しいですね」
「はい、セツカさんと約束した時から、ずっと楽しみにしていました。沢山調べたので、予習はばっちりです」
そして――二人は顔を見合わせて、笑った。
『その同僚、9,000万km遠方より来たる』 (完)
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田尾さん、お忙しい中お読み頂きありがとうございます。
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決して短くはない作品なのに、最後までお読み頂けてとても嬉しいです!
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すこしでも楽しんで頂けたのであれば幸いです。
あたたかいご感想をありがとうございました。
日々お疲れさまでございます。
まぁ~! 遅読の私が第一話から吸い込まれるように数話、読んでいました。
面白いです、現代の悩みでもある人手不足や環境に現実感もありつつ、火星から(地球外生命体)のお助け!! これからの未来に、本当にありそうなお話ですよね。
課長さんは特に(笑)登場人物それぞれの特徴があり、とても分かりやすくて楽しんで読めてます。
何より、未来屋さまの発想力に(*´Д`)あふあふ☆(尊敬です。笑
拝読させていただきありがとうございます。
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菜乃さん、お忙しい中お読み頂きありがとうございます。
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もはや火星人の手も借りたいとなるかも?笑。
マイペースキャラの課長ですがこのあとも出てきますので楽しんで頂けますと幸いです。
あたたかいご感想ありがとうございました。
3話ではなく2話前編でしたね。すみません。
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大木さん、ご丁寧にありがとうございます。
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私も取り消しとか編集のやり方わからないのですが笑、またコメント頂けて嬉しいですv
よろしければまた遊びにいらしてくださいね。