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アルフヘイム24
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「ふーん、女の子の恰好でユニコーンを騙そうって訳かい。確かにルカ君なら女の子に見えなくもないけど、果たしてユニコーンが騙されるかねえ…」
とジーラは不安顔である。
「そうですよね。僕も、やっぱり難しいかなとは思ったんですけど…」
ルカもまた不安げな表情を見せる。安鶴沙に押し切られ女性の服装を着てはみたものの、人ではないユニコーンが服装を変えただけで騙されるかどうかは疑わしい所だった。
そんなルカのもとに、ユニコーンのうちの一頭が近付いてきた。その一頭は、じっとルカの顔を見つめた後…その体にすり寄った。
「おおっ」
と歓声を上げる安鶴沙。
「やりましたねルカくん!ユニコーンに認められたみたいですよ!」
「うん、私もルカ君の可愛さなら絶対に認められると思っていたよ」
そんな風にルカを褒める安鶴沙とアレクシアに続いて、クラリスも頬を赤らめつつ口を開く。
「わ、私も…ルカさんの恰好、とても…似合っていると…思います。その…か、可愛くて…素敵、です」
「ほほう、この良さが分かるとは…クラリスさんもなかなかやりますなあ」
キラリ、と眼鏡を光らせる安鶴沙。一方のルカは、複雑な気持ちでユニコーンの頭を撫でるしかなかった。
とジーラは不安顔である。
「そうですよね。僕も、やっぱり難しいかなとは思ったんですけど…」
ルカもまた不安げな表情を見せる。安鶴沙に押し切られ女性の服装を着てはみたものの、人ではないユニコーンが服装を変えただけで騙されるかどうかは疑わしい所だった。
そんなルカのもとに、ユニコーンのうちの一頭が近付いてきた。その一頭は、じっとルカの顔を見つめた後…その体にすり寄った。
「おおっ」
と歓声を上げる安鶴沙。
「やりましたねルカくん!ユニコーンに認められたみたいですよ!」
「うん、私もルカ君の可愛さなら絶対に認められると思っていたよ」
そんな風にルカを褒める安鶴沙とアレクシアに続いて、クラリスも頬を赤らめつつ口を開く。
「わ、私も…ルカさんの恰好、とても…似合っていると…思います。その…か、可愛くて…素敵、です」
「ほほう、この良さが分かるとは…クラリスさんもなかなかやりますなあ」
キラリ、と眼鏡を光らせる安鶴沙。一方のルカは、複雑な気持ちでユニコーンの頭を撫でるしかなかった。
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